どのように人を許せばいいのでしょうか。
多くの方が悩んでいる中、私のようなちっぽけな悩みに耳を傾けてくださりありがとうございます。
友人と喧嘩した時に、相手を追い詰め、言い過ぎてしまうことに悩んでおります。
普段はちょっとのことで怒ったりはしないのですが、不満が溜まると自分の気持ちが全部言葉になり、相手に言ってしまいます。
そして理論立てて相手を責めてしまいます。自分も悪いところがあると認識はしているのですが、認めたくなくなってしまいます。
しかし後々時間が経った時に言い過ぎだと気づき、酷く後悔します。また相手が謝ってくれても、中々許せず、絶縁となることもあります。そのせいで広く浅くの友人関係になってしまいます。
私のようなわがままな人間は、どのようにして人間関係を築けばいいのでしょうか。またどのようなことに気をつけて相手に要望を伝え、人を許せばいいのでしょうか。
経験豊富なお坊様、無知で未熟な私に知恵をお貸しください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
相手も自分も、所詮は同じ凡夫。
自分も悪いところがあると認識しているのですから
それを認めてしまいましょうよ。
そして先ず自分を許してしまいましょう。
そうしたら相手を責める気持ちも薄れていくと思います。
まずは自分を。
いちばん許していないのは、実は自分自身なのです。
自分のあらゆる欠点を、相手に見立てて、そのことをぶつけているだけです。
ゆえに、どんどんとエスカレートしてしまうのです。
まずは、素直に自分を許すことですが、許すとは認めることです。自分の良きところも欠点も全部、受け止めるのです。少し時間がかかるかもしれませんが、じっくりと向き合うことで変化し始めます。そして、無理にな時は、まっいいか!とさらりと流すことも必要です。
あくまで、自分自身のことですから、他人と比較しないでください。
そこから人間関係は改善されていくでしょう。
質問者からのお礼
和田隆恩 様
コメントが遅くなり申し訳ありません。
「まず自分を許す」コメントを頂いたときはどのようにすれば良いのか想像がつきませんでしたが、1ヶ月ほど意識して生活してみると少しずつですが、考え方を改善することができました。
自分の弱さを認めると相手への苛立ちも落ち着くようになりました。
これからも日々精進して参ります。ありがとうございました。
鈴木海祥 様
コメントが遅くなり申し訳ありません。
自分の欠点を相手に見立てているという考え方は新鮮であり、その通りだと感じました。自分自身他人と比べて悲観してしまうところがありますので、鈴木海祥様の考えを実践するのは至難でしたが、少しずつ感覚が掴めるようになりました。頑固になりすぎず、己を持った生き方を学んでいきたいと思います。ありがとうございました。