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出家すべきでしょうか

回答数回答 2
有り難し有り難し 28

3年前、30歳を前に元々の精神障害が悪化、思考が停止して、従事していたクリエイターとしての仕事ができなくなりました。
その後、改善しようと様々な努力を重ね、治療にもかなりの額を使いました。しかし逆効果で副腎疲労というものが発症し、心身ともにさらに酷い状態に陥りました。

他にも、治療をしている3年の間に、なぜか以下のようなことに見舞われています。

◯飛蚊症が出る
◯外斜位になる
◯耳鳴りが止まず、酷くなる一方
◯顔が歪み、違和感あるほどの面長になってしまう
◯若くして薄毛が酷くなる
◯性器ヘルペスを移される
◯ストレートネックが発覚

今まで犯罪を犯したことはなく、人として真っ当に生きてきたつもりです。間違った生き方をした覚えはありませんし、誰かに酷い迷惑をかけたこともないと思っています。

それにも関わらず色々な病気や症状に見舞われ続けていることに現実がよくわからなくなっています。自殺するつもりはありませんが、自殺しても妥当だと思うくらいの条件だと思いますし、実際に地獄を味わっています。

もう何をしても上手く行く気はしませんし、生きてる意味がわかりません。
出家などして煩悩を捨て去るしか道はないのでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

勘違いをしてはいけない

多くの症状に見舞われていること、非常にお辛いかと心中お察しいたします

まずは出家というものは「逃げ道ではない」ということだけご確認ください。
お悩みのうち下から3つは対策すればどうにかなるものであったり、不注意が原因のように思われます、お気を付けください

・髪が薄くなってくれば植毛かいっそ剃ってしまってはいかがでしょうか
・性器ヘルペスは不注意です、ゴム無しかオーラルセックスでの感染でしょうか、治療を頑張ってください
・ストレートネックは日頃の姿勢に注意をしながら治療を継続してください

生き方というものに間違い正解は基本的にはありません。
人に迷惑をかけたかどうかに関しましてはこのような言葉があります。

「覚えはないが事実はある」

迷惑をかけた本人というものは、自分が人に迷惑をかけたことに気づきません。
それが悪いかどうかということではなく、酷い迷惑をかけていない人間なんてものは存在しないのです、是非それを知ってください。
我々の身体や心なんてものは汚れきっています、死ぬまで汚れ続けます、それを自覚することが出来ればまた違った視界が広がるかと思います。

おそらく自分が他人と比べて不運だ、劣っているんだ、という思考に囚われてしまっているのかもしれませんが貴方は貴方です、他人と比較を出来ない唯一の存在です、自分というのは誰かと比較をして価値を決めるものではありません。

あと別に出家したって煩悩消えませんよ、なので出家をする動機自体が無くなったのではないでしょうか

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有り難し
おきもち

慢性疲労症候群の疑い・・

セルピコ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

副腎疲労と診断されたのは最近でも、元々、副腎疲労を持っておられたのかもしれませんね・・

精神と身体は密接に互いに関係し合うもので、どちらかの不調は、一方への不調にもなるというものであります。

あまり使いたくはない言葉ですが、精神障害や、また鬱病などの心の病というものも、元々の根本的な原因は、身体の不調によることの方が多いのではないだろうかと、拙私見として、思うところもございます。(実際に社会福祉法人の運営に携わらせて頂きまして、精神障害者の授産施設にて、多くの精神障害の方と接させて頂きました経験もございます)

もしか致しますとセルピコ様の場合、それだけ様々な症状が次から次に出てくるというのにも、何らかの根本問題(免疫の不全やTCAサイクルやメチレーション機能の問題など)が、もしかすると少なからず関係している可能性もあるのではないかと存じます。

実は、元々から慢性疲労症候群であったのかもしれず、それならば、対処療法ではなかなか治療が進まないというのも、ある意味でよくわかる気が致します。

是非、慢性疲労症候群を扱っている専門病院にて、もう少し一から詳しい検査をなされて、治療へと向けた良い方法を模索されても良いのではないだろうかと思われます。

例え、おっしゃられるように出家されて修行なされても、根本的な身体の不調の問題が解決していないと、煩悩を捨て去れるどころか、同じように苦しみ続けてしまうことになりかねません。

ここはもう一度、その身体の不調の原因からアプローチされて善処を目指されると良いのではないだろうかと存じます。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

ご回答、ありがとうございます。

翔玄様
出家は逃げ道ではないということは肝に銘じました。他人と比較をしないということは、3年間ずっと取り組んできたことですが効果は出ていません。難しいものですね。

川口様
現場経験のある方からのアドバイス、大変有り難く頂戴いたします。慢性疲労の疑いもあると思っています。今は副腎疲労に対する治療を進めてもうすぐ半年ではありますが、金銭的な問題や上記の問題が大きなストレス源となっているので、良くなる気配はありません。
身体がよくなれば、ほかのことも良くなっていくと僅かな望みに期待して生きていきます。

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