hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

どんどん自分が嫌いになる

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

初めて相談させていただきます。

最近になり、過去、自分がしてしまった行いが次々と思い出され、胸が苦しく、眠れない日々を、過ごしています。

一つは、もうかなり前ですが、車を擦ってしまい、慌ててお相手の方に謝りに行くと、たまたま知り合いの方でした。
当時謝罪はしましたが、丁寧なお詫びをせず、今思うと、大変失礼で、非常識であったと、自分の行動を恥じています。
できれば、お会いして、(本当に今更ですが)きちんとお詫びをしたいと思っています。

もう一つは、賃貸アパートに住んでいた頃、お隣の騒音に悩まされていました。
その頃、私は不妊治療をしており、お隣で子供達が出す音に、いちいちイライラしていたんだと思います。
何度か不動産屋さんにも対応していただきましたが、たまたまお隣さんと顔を合わせた時に、苦情を直接言ってしまいました。
今自分も親になり、ああ、あの頃もっと広い心でいたらよかったな。
申し訳なかったなと、毎日思っています。

結局、そのお隣さんは、子供の同級生ママさんの知り合いだったようで、回り回って、私が一部のママさん達から嫌われてしまいました。

いかに自分の世界が狭かったか…未熟だったか…あの時こうしていれば…因果応報ってあるんだな…と日々後悔しています。

こんな母親でごめん。こんな嫁でごめん。こんな娘でごめん。と、自分を責め、最悪なことばかり考えてしまいます。

前をみて、胸を張れる人生を送りたいです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今すぐ胸を張りましょう

はじめまして、こんにちは。

過去のご自分の至らなさに胸を痛めておられますね。とても真面目で誠実なお人なのですね。そうでなければ、悩んだり悔やんだりしません。人に迷惑かけてもどこ吹く風、という人はこんな感情を抱きません。

もっとこうした方が良かった、という見直しが出来るのであれば、これから再び同じ轍を踏まないようにする、それで良いではありませんか。事故で謝らなかったのではないし、隣家に苦情を言ったあなた様にも一定の理はあったのです。(家内からの情報で推測しますが)ママ関係はどうしても、グループ同士で固まって敵味方を作りがちです。当方の意図が通じなかったとしても、気にする必要もありません。「所詮、他人事としてしか私の当時の悩みを見てなかったのだ」と、バッサリ気持ちを切り替えましょう。仲のいいママ友が一人でもいたらそれで上々だと思いますよ。グループで群れるのが好きな人もいるし、少人数で動く人もいます。学校、友達等との情報交換も、少しでもママ友がいれば孤独にはならないと思います。

重々お分かりでしょうが、あなた様の幸福の基準はご自分のご家族ではないでしょうか。近所のママ友ではないし、世間の他人でもありません。ご主人、3人の子供さんそして、ご両親はあなた様を大切にして下さっているのでしょう。文面からは、何かご家族との軋轢があるようには感じられません。「こんな母親でごめん。こんな嫁でごめん。こんな娘でごめん」とお書きです。そんことはない。優しいお母さん、一生懸命なお嫁さん、真面目な娘さんでしょう。

深呼吸をして冷静になりましょう。今、あなたには素晴らしい味方がいます。どんなあなたでも好きと言ってくれる家族が。極端に自分で自分を責めるのはやめて、人に言われて始めて直すぐらいの多少のふてぶてしさも必要です。

今すぐ胸を張りましょう。お母さんがうつむいていると、子供さんにも伝わりますよ!「明るく生きたい、心から笑いたい」と仰るスタートはたった今、既に始まっています。お顔を上げて、胸を張って、真っ白な今日一日をどうぞ始めてください!

応援しています!

{{count}}
有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

あたたかい回答をいただきありがとうございます。

「私の幸福の基準は自分の家族」というお言葉、心にしみました。周りを気にしすぎて、一人閉塞感に苛まれていたように思います。

今まで、誰にも相談できずにいたので、お話を聞いていただき、回答いただいて、少し心が軽くなりました。

過去の過ちを繰り返さないよう、日々丁寧に生きたいと思います。
すぐには無理ですが、子供の為にも少しずつ前を向きます。

ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ