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神主さんの言動にモヤモヤしています

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有り難し有り難し 20

新築建て売りを購入し神棚を設置した際に神主さんを呼んで神様を入れていただく為の儀式と地鎮祭同様にお祓い、ご祈祷をしてもらいました。

その際にきた神主さんがとてもお喋りな方でした。最初はすごく気さくな人だなと思って悪い気はしませんでしたが、まるで家電屋の店員のように世間話というかどうでも良い事まで話していました。

電話で各部屋を回るか話した際には別な方がでて神棚がある部屋で拝んで終わりと聞いていたのに実際は全部屋を回りました。

電話をしたのが主人だった為に私は主人が知っていたもんだと思いその場で神主さんに「全部回るなんて聞いてませんよ」なんて言う事もなく心の中で主人に「全部屋みるなら言ってくれれば良かったのに」と思ったりしていました。

主人は神主さんに電話の事を問いただしもせず慌てて寝室などの片付けに行ってしまい私と幼い娘が神主さんを案内しながら各部屋を回りました。

その際に神主さんが部屋をみるたびに感想を言ってこられ、風呂をみてオモチャがいっぱい、トイレをみてタンク式なので水が…うちのキッチンと同じかな…等と言う具合に一言つけるので何を思ってるんだろう。口に出さなくても…と、

神聖な気持ちにもならず、この人きちんとお祓いしてくれているのかな?と不審感しかありませんでした。

最後には一升瓶のお酒を黙って持って帰り、神主さんが酒を持って帰るとは思っていなかったのでビックリし、主人に至っては持ち帰られた事にも気付いていませんでした。そういうしきたりなのかな…と思い、

でも持ち帰るなら何か一言あっても…とお喋りな方だっただけにモヤモヤしました。
それとも私共が神主さんにどうぞと捧げなくてはいけなかったのに黙っていたので持って帰られたんでしょうか?

もしや準備した野菜や果物も鯛も神主さんに差し上げなければいけなかったんでしょうか?

神主にきいてくださいと言われてしまいそうですが、聞ける訳もなく、ネットで調べても詳しい事があまりでてきません。

なんだか気持ち的に不完全燃焼な感じになりました。
神主さんというと神聖なイメージだったのでガッカリしてしまったのもあります。

職業柄雰囲気とかはあまり気にしないのでしょうか?性格だから仕方ないんでしょうか?ケチだと思われそうですがお酒に至っても疑問です。私の心が狭いのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

御神酒は神様の好物です。

神聖な気持ちで、
余分なことは言わずに、
厳粛な雰囲気で、
祝詞を奏上して、
いただきたかったんですよね。
お気持ちはわかります!
愚僧もおしゃべりなので、
余分なことを
言ってしまい、
軽率の謗りを受けるのではないか。
と心配になることがございます。
長く神仏習合の道を
歩んできたものとして、
言わせていただきますと、
いたく親切で人のよい、
神職さまだと思います。
お神の御前で祝詞奏上して、
ご挨拶をして帰る。
部屋を全部回るというのは、
プライバシーもあり、
嫌われますよ。
そこを全部回り、
お祓いをされたと思います。
有り難いことではないでしょうか。
敢えて、まあお祓いします!
というのも仰々しいので、
見学のフリをして、
お祓いしたと思います。
愚僧が神職なら、
必ず同じようにします。

御神酒のことですが、
神社によく御神酒が、
奉納されていませんか?
神様へのお供えは、
お水、塩、お米、お榊、
やはりメインは御神酒ですね。
収穫は、石高というくらいで、
お米の出来高で決まりました。
お稲荷さまのサインは、
稲穂ですよね?
稲が荷るから、稲荷さまですよ。
稲は富、豊かさの象徴です。
これを醸造したのが、
御酒ですよ。
これを五穀豊穣の報謝として、
奉納するんです。
ですから、
神職は御神酒を当たり前のように、
いただいて帰り、
お神にあなたさまからの
奉納として献上されたと、
思いますよ。
神代の時代から、
お神は御酒が大好きですから。
献上させていただき、
ありがとうございます!
という話だと思いますよ。

神職とはいえ人間です。
いろいろな性格の方が、
いらっしゃいますよ。
これは坊さんも同じですよ。

別な視点で眺めてみると、
また違う世界がございます。

新築おめでとうございます!

御家族ご一統さまの、
ご多幸、弥栄を、
祈念していますよ。

本当なおめでとうございました。

ますますお幸せに

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おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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これに懲りずに。

私の宗門には、家祈祷(やぎとう)と言って、家屋や店舗、工場等をご祈祷します。
それは、土地や屋敷の神様、いわゆる、土地神、水神、荒神(火)、トイレの神様(うずさま明王)などに対して感謝を込めてお清めのお祈りをするというものです。
もちろん、新築の時は、正式な地鎮祭も行います。
又、家祈祷は完成した時や、節分を境に毎年行い、各家に伺い、玄関や、台所、トイレなど水回り、又、必要であれば各箇所をご祈祷します。
神道の神主さんが行うようなことをことをします。

ランプさんにとっては初めてのことで、よく分からなかったので戸惑われたかもしれません。でも、勝手に部屋に入ることはありませんが。
又、供物のお酒や塩、洗米などは、家の周りに撒いて頂き清めるので、持って帰ることはありませんが、それぞれの方法があるので、これは何とも言えませんね。

ともあれ、感謝することは良きことです。これからは自分の信じる宗教や、宗教者(お坊さんなり神主さんなり)を選んで行っていくことが理想なのかもしれません。信じているなら文句はでませんし、それに直接、疑問を投げかけることもできますから。

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有り難し
おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
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質問者からのお礼

ありがとうございました。
納得です。きいていただきお言葉いただいただけでも気が晴れました。

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