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家での遺骨の扱いについて

回答数回答 2
有り難し有り難し 18

初めて質問させていただきます。

昨年末、母が他界しました。
私にとって身内の死は初めてで、また両親は共に親戚もほとんどいなかったので、親父の実家が真宗大谷派であったという記憶をもとにお寺を依頼し、小さなものですがお内仏もネットで必要最低限なものを一から揃え、直葬と先日には49日の法要をあげていただきました。と言ってもお墓もまだないので、お金を貯めてお墓ができたら納骨しようと思っており、それまではお内仏のそばに置いておこうと思っております。
そこで教えていただきたいのですが、家には母が生前に可愛がっていて先に旅立った犬の骨壺もあり、気持ちの整理が出来たらペット霊園に納骨しようと思っているのですが、それまでの間は母の骨壺と犬の骨壺を同じところに置いておいて大丈夫なものでしょうか?それとも別々の離れた場所や別の台などに置いておいたほうがいいでしょうか?
今はお内仏の下の台に母の遺骨を置いており、お内仏の手前に母の写真を置いていて手を合わせております。一般的には動物と人間のお墓は別だとはわかっていますが、一緒にそこに犬の骨壺も入れておき、写真も母の隣に置くと母も喜ぶのかなとも思い、お坊さんの見解をお聞きしたく、質問させていただきました。
よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大丈夫ですよ。

どうぞ御内仏のそばに
一緒に安置なさってください。
いのちあるものすべて成仏いたします。
同じ仏さまに成られたのですから
区別する必要もありません。

また
墓地によっては
人もペットも同じお墓に納められるところもあります。
そのような墓地を探されるのもアリかと思います。

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有り難し
おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談など地道なグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。

問題ないと思います。

初めまして、お早う御座います。

大切なご家族とご一緒に過ごしたペットも、同じ生きとしいきる仲間です。現代では同じお墓の敷地内にペットのお墓もご一緒に・・と言う霊園も御座います。

お仏壇が例えなくても、大切な事・・それは純粋に心からお祈りをする事なのです。立派なお仏壇やお墓があっても、そこに心がなければ・・ただの箱にしか過ぎません。無理なく、継続してご供養をする事をお考えになってください。

突然の出来事や、それぞれのご家庭のご都合も御座います。お骨も粗末に扱わぬように墓地が見つかるまでの間、ご自宅にてご安置をされる方も御座います。ペットのお骨も同様です。ご縁を頂き人生を共に歩んだ大切なご家族の一員です。

旅立つ者、この世に残る者それぞれが、”命の時間”をしっかりと向き合い、共に過ごし共感をして・・もう大丈夫となった時、大切な方は彼岸(あの世)に、残された私たちは此岸(この世)でそれぞれ新たな人生の道を歩みます。

お墓やお仏壇はこの世とあの世の電話ボックスだと私は思っております。純粋に祈れば、隣に大切な方がスッと現れ、祈る姿を微笑んで応えてくれるのです。

無理なく、大切なご先祖様やお母さまのご供養をなされて下さい。必ず祈りと心は届きます。

亡きお母さま、ペットさまに心から・・

南無大師遍照金剛

合掌

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有り難し
おきもち

皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、悩みを相談し気軽に参拝出来る”心のよりどころ”であって欲しい・・・その願いを叶えさせて頂きました。仏縁を頂き真言宗の小さな手作りのお寺を開山させて頂き4ヶ月が過ぎました。妻を脳腫瘍で看取り、東日本大震災で彼女を失い、父を心筋梗塞で看取り、障がいのある長男と健常児の次男を育てる父子家庭の父、押し寄せるこれでもか!と来る障害。・・どうにかなるさ!と思考を変え、今日に至っております。一切衆生をお救いする事、それは経験させて頂いた出来事があるからこそ、その痛みがわかるからできるのことです。迷わず、負けずぶれず道一筋に、あなたの希望ある光輝く人生を楽しめますように。濃霧も時がたてば天晴の如く見通しが良くなるように人生の羅針盤となり皆様に寄り添い、慈悲の回向の光を届けさせて頂きます。 開かれたお寺と志を忘れないよう挑み続けます。合掌 礼拝

質問者からのお礼

永寛さま
和田隆恩さま
はじめまして。
返答、ありがとうございます。
実際に直接聞いたわけじゃないですが、家に骨壺を置いておくのはよくないとか人づてに人とペットの遺骨を一緒に置いておくのはよくないとか聞いたことがあり、一抹の不安を抱いておりましたが、これからも供養する気持ちを大切にし、手を合わせていきたいと思います。
丁寧でわかりやすい回答、ありがとうございました。

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