父の死について
2月23日に父が突然亡くなりました。
以前から息苦しいとはいっており3軒の病院で検査しても特に異常がありませんでした。
4年前に兄が東京で亡くなり、両親がいる鹿児島へ遺骨を持って帰りました。
その際に父の肺癌が見つかり、治療後の約2年前に私の家近くにマンションを借りて生活を始めました。
肺癌は放射線治療で完治していました。
1年目は、大好きな父に出社前に作ったお昼のお弁当、夕飯のおかずを持って行くのが日課でしたので、家事をしながら話すのが、とても楽しかった。
私が出かける時は、必ず玄関まで見送りしてくれました。
行きたがっていた北海道にも一緒に行きました。
旅行もたくさん行きました。
病院への通院も月に一度行きました。帰り道に外食するのも楽しかった。
しかし昨年の8月から、言っている事がおかしかったり、物忘れがひどくなっていきました。
11月には昼夜逆転となり、夜中も電話をしてきたり、母に対して暴言を吐くようになりました。
あんなに穏やかで優しい父だったのに…。
その頃から着替えも1人じゃしない。お風呂も入らない。
ご飯も食べない。体重は37キロまでに痩せてしまいました。
MRIで検査したところ認知症でした。
週3回デイサービスに行かせる事にしましました。
痩せないように大好物のヤクルトやお煎餅、果物を持って行くと1日で全て食べてしまいます。
しかし最後は35キロ。
私も父のイメージが崩れていくにつれ足は遠のき、あまり会話する事もなく家事をこなし
「早く」「早く」と言い、着替えさせて出社する生活になりました。父も私の態度が悪いからか無口になっていきました。
そして老人ホームへ行きたい…と言い出し、審査が通り4月から新築の老人ホームに入る事が決まっていました。
紙に「老人ホームへ4月から入る事が決定」と書きテーブルに貼って喜んでいました。
それなのに自宅で倒れ、そのまま逝ってしまいました。死目にも会えませんでした。86歳でした。
何で私は最後まで優しく出来なかったのか後悔でいっぱいです。
あんなに大好きな父だったはずなのに…。認知症が出てからは避けるようにして。最低です。
父の死目にも会えなかったのは罰です。
夢枕にも立ってくれません。
荼毘にふされた今も会いたいです。会いたくてたまりません。
この気持ちをどのように持っていったら良いでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
想いは必ず届きます。
初めまして、今日は。
私も、大切な人を亡くした経験があります。妻を脳腫瘍で看取り、ご縁がありお付き合いを始めたばかりの彼女を東日本大震災で亡くし、祖母が亡くなり、追うように父を看取りました。
彼女には、何故もっと、もっと・・優しい言葉を掛けて上げられなっかのか、曖昧な返事ではなくしっかりとした返事をして上げられなかったのか・・
アルツハイマーで徐々に寝たきりになった祖母を実家で亡くし、父が入院をし、母が夜勤に出た晩、一人空に舞って行った事・・後悔は沢山ありました。
亡くなったら終わりではない・・そう、思っています。命の時間を共に過ごし、魂は愛した人の心に入って、一緒に時を過ごします。思い切り泣いて、想いに共感をして・・
そして、お互いがもう大丈夫・・そう、思った時にそれぞれが、新たな人生と言う冒険旅行を再び描き歩み出す事が、四十九日ではないのかな・・と私なりに思っております。
純粋に祈れば、必ずご先祖さまにもお父様にも届きます。お父様は、あなたを恨んだりなど一切していません。大切に思ってくれてどうも有り難う・・きっと、そう言っておられます。
今は、耐えずに思い切り泣いてください。そして・・少しずつ、笑顔になって下さい。彼岸(あの世)に行かれた方は、此岸(この世)にいる私たちが、下を向き悲しんで過ごす事は望んでいません。笑顔で日々を過ごす事を望んでいます。そしてそれこそが、ご供養にも繋がります。お仏壇や、お墓は・・彼岸と此岸を繋ぐ電話だと思っています。例え、お仏壇がなくても、手を合わせれば隣にスッと現れて・・その姿に微笑んで応えてくれるのです。
私たちも、いつかは彼岸の元に行きます。想い出を心に刻んで・・その時に、お父様にこんな事があったんだよ!と、手を握り抱き締めて想い出のアルバムを開いて上げてください。私は、そうしたいと願い想い出を心に刻んで、過去でもない、未来を想って不安や心配にならず、この二度とない今と言う瞬間を生きています。
亡きお父様に心から・・
南無大師遍照金剛
合掌 礼拝
質問者からのお礼
この度はお忙しい中、ご丁寧にありがとうございました。
手を合わせれば隣に笑顔で立っている…何か嬉しくて。
手を合わせる回数が増えます。
心が少し軽くなりました。
これから少しでも前を向いて生きて、何十年か後に父に会えた日に胸を張れるようにしたいです。
この度はありがとうございました。