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父の納骨について

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初めて相談させていただきます。
昨年11月父が他界しました。
生前、父曰く「俺が死んだら海に撒いてほしい」とか「おじいちゃんのお墓に入れてほしい」との事。
おじいちゃんとは私から見て母方の父であり、父にとっては舅なのですが、両親と私は祖父母が生前の時から同居していたのですが、祖父と父の関係は折り合いが悪く、地元に祖父が建てた(墓石にはM家之墓と書かれている)墓が建っているのですが、祖父の方はと言うと「お前たちS家は俺の建てた墓に入るな」と。

私は当時小さかったので何故なのか聞いても理由は教えてくれず、ただ入って欲しくない、の一点張りでした。
祖父は既に17年前にこの世を去っており、父とは相入れない関係のままでした。
父同様、祖父も特に遺言書などはありません。

母の意見は自分の行く末を案じながらも地元で家から近いお墓に入れた方が金銭的にも負担がかからなくていい、と言います。

別の姓故か、一緒のお墓に入れてほしく無い祖父と
同じ墓に入りたいと言っていた父
二人の意見を尊重したいですが、父の遺骨は祖父の建てたM家之墓に入れても影響ないでしょうか、それとも別の手段で納骨場所を探すべきでしょうか?
何とぞご教示お願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

本来ですとお葬式をあげたお寺さまのお墓に入る

こんばんは。お悔やみを申し上げます。

 あなたのご家族は、あなたの母方のお宅に住んでいた。お父様は「サザエさん」で言うマスオさんのような感じですね。
 サザエさんでいう所のナミヘイさんが、マスオさんはお墓に入れたくないと言っていたという事ですね。

①もし、お父様がご実家(S家)のお墓や仏壇を守る立場(祭祀承継者)でしたら、ご実家(S家)のお墓に入ることになるでしょう。
②そうでなくて、今後、お母様のご実家(M家)のお墓や仏壇を守る方(祭祀承継者)があなたのお母様であるならば、あなたのお父様もそこのお墓(M家)に入ることになるでしょう。
 M家の他の親戚の方も、あなたのお父様をM家の墓に入れることを反対しているようでしたら、新規にお墓を建立する事になると思います(このお墓にあなたのお母様・将来的にはあなたも入ることになります)。
③もし、M家に、他にお墓を守る方(例えばお母様にお兄様がいるなど)がいらっしゃったら、その方にお墓は任せ、あなたのご両親、そして将来的にはあなたが入るお墓を新規に建立する事になると思います。サザエさんでいうと、サザエさんマスオさんタラちゃんは、ナミヘイさんのお墓に入らず、ナミヘイさんのお墓はカツオが守ることになります。

 ちなみにお葬式はどこであげたのでしょうか?本来ですとお葬式をあげたお寺さまのお墓に入ることになります。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

おはようございます。
早速の御回答ありがとうございます。
父は無宗派でお寺様にお願いせず葬儀を執り行いました。父の実家が九州の為S家の墓は近くには無い状態です。
話せば長くなってしまいますが、以前両親の問題や高校生の時の私の諸事情でM家の親族からは断絶された状態ですので、母と私が祖父の墓参りをしていました。
新たにS家の墓建立について母と相談してみようと思います。

「納骨」問答一覧

祖母を火葬しました

先日、祖母が亡くなりました。 火葬場で働く私は、自ら希望して祖母を火葬し、きれいなお骨となって収めることができました。 孫である私に火葬されることについて、親戚や知り合いからは「とても良いことだね、ばあちゃんも喜んでいるよ」、「そこまでしなくても」等、様々な意見がありましたが、お坊さんは身内が身内に火葬されることについて、どうお考えになるかお伺いしたく思います。 祖母については、私が生まれた時からずっと一緒に、一つ屋根の下で暮らしていました。いつも優しく元気で、自分より他人を優先する祖母でした。怒られたことは1度もありません。亡くなる数か月前から入院をしており、私がお見舞いに行った1週間後に亡くなりました。 大変お世話になった祖母を自ら火葬したことについて、後悔はしていませんが、ふとした時に「ばあちゃんは孫に火葬されてどう思ったかな」と考えることがあります。理由は、祖母は認知症が進んでいたこともあり、火葬場で働いていることを私が伝えていなかったからです。認知症は進んでいても、話の受け答えは問題ない時期もありましたので、火葬場で働いていることについて、祖母はどう思ったのか聞いておけばよかったと、今になって少し気になっています。 お手数をおかけしますが、ご回答をいただけると幸いです。

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父の納骨について

昨年、父が80歳で他界しました。 残された母の住む実家から、車で2時間半のところに父の故郷があります。父は長男で2人の姉も嫁いでおり、田舎の家は人手に渡り親族は住んでいません。その田舎に先祖代々のお墓があります。すぐ近くの小さな墓地で町内の方が管理されているようです。 すでに遠方に嫁いでいる私の負担を考えてか、父は生前田舎の墓じまいを考えていましたが、自分のお墓はどうするのか決めかねていたようで、本人の意思は聞けないままでした。結局、母の意向で母方の親族が供養されている都心の大きなお寺の納骨堂へ納骨しました。 月命日に母とそのお寺にお参りに行っていますが、今になって田舎のお墓にも分骨してあげればよかったと後悔しています。物忘れが激しくなり急に頼りなくなってしまった母も、「前にも言ったと思うけど…」と定期的に父のお墓のことで後悔を口にします。 今、私の家には手元供養にと片手の掌に乗るほどの小さな骨壺の中に少しだけ父の遺骨があります。その遺骨を父の田舎のお墓に納めて、墓石に名前を彫ることができないかと今頃になって真剣に悩むようになりました。すでに納骨堂へ納めていること、お骨が少量であることから、納骨式は行わずに石材店に依頼して納骨と彫刻だけお願いできればと考えています。その地域の石材店に電話で問い合わせたところ、最近はお寺さんにお経をお願いしない方もいますよとのことでした。 そのお墓は近くに住む父のいとこが墓守りをして下さっており、私達も毎年お盆にはお参りしています。 自己満足のための非常識な行為にも思えますし、親戚に相談したらどう思われるだろうか…と考える一方で、ほんの少しのお骨でも祖父母の元に帰してあげたら、父も祖父母も喜んでくれるのではないか、と勝手な想像をしてしまいます。 もう納骨を済ませたのだから、このような行為は控えるべきでしょうか? 長々と申し訳ありません。よろしくお願いします。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ