本音が言えません
ご覧頂きありがとうございます。
拙い文面にて失礼いたします。
私は幼少期から本音が言えず、自分自身を含め人間を信じることが出来ません。
どうしても疑心暗鬼になってしまいます。
家族にも友人にも表面上でしか付き合うことが出来ずに、ここまで生きてきました。
「素直に本音を話してほしい」と言われた時に「本音とはなんだろう?素直な気持ちってなんだろう?」とずっと自問を続けていますが今でも分かりません。
第一子として生まれ(下に2人きょうだいがいます)、幼少期父からの性的虐待・DV、母の過干渉過保護、イジメ、本家との絶縁など様々なことがありました。
そんな過去があったからか「弱音は吐いてはいけない、迷惑をかけてはいけない。私が我慢すればどうにかなる」と本音を話すことを我慢し続けてしまったことが原因のように思います。
保身のためのくだらない嘘も沢山重ねました。バチ当たりでごめんなさい。
先日、本音を言えなかったことが原因で仕事と恋人を失いました。
実家に戻り、数ヶ月寝たきりのような状態です。
(以前までは恋人と暮らしておりました)
後悔ばかりが残り、毎日涙が止まりません。
どうにか自分の中で様々な気持ちに折り合いをつけて、心の奥底に閉まって生きてきましたが、最近になって幼少期のフラッシュバックが酷くなり、居候させてくれる両親に感謝しつつも顔を合わせる度に吐き気と怒りが湧いてきます。
今は一刻も早くお金を貯め、引っ越して自立したいです。
しかし人と働くのが怖い。他人の目が怖い。私なんかと働いたら周りに迷惑がかかる等、考え過ぎてしまい、正直八方塞がりです。
取り返しがつかない状態になってからじゃないとSOSを出せない自分自身が情けなく、この歳で両親を頼らないと生きていけない自分自身が腹立たしく、死ぬことばかり考えています。
素直になること、本音・本心を話すとはどういうことなのでしょうか。
私の周りにいてくれる大切な人と自分自身を大切にしたいです。
どうかアドバイスいただけますと幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分を責めない
おだんご 様 相談ありがとうございます。
あなたが、本音が言えない、働くのが怖い、他人の目が怖い、自分自身が情けなく、腹立たしく、思ったり感じたりしてしまうのは、あなたに責任はありません。誰でも、「父からの性的虐待・DV、母の過干渉過保護、イジメ、」などを受けていきてきたら、そのような状態になります。そして、フラッシュバックや吐き気が出てくるのも、致し方ないことです。
まず、自分を責めないことです。貴女が受けてきた酷い経験はあなたが選んだのではないのです。貴女に責任はありません。ですので、自分が情けないとか、腹立たしいと思わなくていいのです。それよりも、その中であなたは、頑張って、耐えて生きてきたのです。だから自分に優しくしてください。自分に思いやりを向けてください。体や心を労わってください。いま家で寝たきりのような状態は、いたわる期間です。
もし、親友や愛する人が傍に居たら、あなたにどんな優しい言葉をかけてくれるでしょうか「よく耐えたね、ゆっくり休もうね」「温かく包み込んであげるよ」でしょうか。その様な言葉を自分に向けて、ハグされたような感覚で、優しく胸を撫でたり、腕をさすってください。こうして自分を癒してください。
そして、両親には、無理して顔を合わせなくてもいいですから、こう思ってください「両親も何か生活に追い詰められていたのかもしれない、そういう育て方しか学んでこなかったかもしれない」と許すでもなく、怒るでもなく、淡々と思ってください。
さらに、フラッシュバックは辛いことを脳内で再体験をしていますので、これは脳内の一側面、子供時代の記憶だと思って、自分の中の子供を包み込んであげてください。想像でいいので、心の中に居るあなた自身の子供に、「もう恐がらなくてもいいよ、大人の私が優しくしてあげるから、抱きしめてあげるよ」と声をかけてみてください。泣きながらでもいいです。優しくしてあげてください。心の中の暖かさを伝えてあげてください。もういいよ、「自由に言葉を出していいんだよ!素直に気持ちを表現していいんだよ」って。貴女の中の子供が癒された時、あなたも癒されて、自分を表現できるでしょう。一礼