社会はそんなに厳しいのですか?
よく周りの人やインターネットなどで、社会はとても厳しいという意見を聞きます。私は不登校の経験があり、高校は全日制高校に通っていましたが、結局通信制高校を卒業し、現在音大の在校生ですが、適応障害という精神の病気になり、休学しています。症状が鬱に近付いてきて、休学期間が延期しました。
こんな状態の私が社会でやっていける気がしません。社会はそんなに厳しいのですか?とても怖いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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無理のない「社会」選びを
こんにちは、初めまして。
ご体調がすぐれないとのこと、ご心配ですね。お辛いでしょう。
紆余曲折を経ながらも音大にまで進まれたのですね。もの凄い努力家なのでしょう。素晴らしいです。結論から言います。あなたにはその頑張りをするだけの力があるのですから、社会でもきっとやっていけますよ。ただ、どんな「社会」を選ぶのかが問題です。
あなたが生きやすいような生き方を選ばれればいいと思います。現在のあなたの「適応障害」そのままの状況で、もし残業続き休みのない激務の仕事をすればそれは「厳しい」でしょう。ノルマが問われるような、効率を問われる職も「厳しい」と思います。あなたに相応しくないケースをあえて選ぶ必要はありません。
あなたは、こんな職だったら出来るかなというものはありますか。音大を何とか少しづつ単位を取っていって卒業し、音楽教室の講師をするという手もあるかもしれませんね。作曲、作詞などに携わることだって可能かもしれません。専門性があれば一人で委託を受けてする職業は、音楽に限らずあるでしょう。まず、今の自分だったらこんなことも出来そうだという具体性が必要だと思います。漠然とした社会を問うことにあまり意味はないでしょう。
ちょっと逸れますが、既婚者が「結婚は怖い(墓場とも)」という事があります。それは実際結婚がバラ色だけではないという体験をもって言わしめている事実が含まれています。しかし、半分結婚生活を面白おかしく揶揄しながら、幸せであることを照れつつ隠しているというニュアンスが表裏してあると私は思います。
「社会は厳しい」ということも、同様だと思います。言ってる本人は現につらいことを体験しているから、後輩に言い驚かしつつ自分の功績を誇っているのでしょう。しかし、その一方でいい加減にして通用する場面、積極的にならなくても何となく業務が進んでいる場面を知っているでしょう。この両面が表裏していると私は思います。
社会は多岐にわたっています。
あなたの道選びはこれからです。
どうぞ無理のない進路選びを。
ご参考になれば。
質問者からのお礼
お礼のコメントを書くのが遅くなりました。大変申し訳ございません。
貴重なご意見を答えくださって、本当にありがとうございます。
無理のないように、頑張りすぎないように、でも、頑張れるところは頑張りながら生きていこうと思います。
重なりますが、ご回答ありがとうございました。