"畜生なんか救ってもしかたないという話なんでしょうか?"
ンなぁことはない。仏教には【一切衆生悉有仏性】【山川草木悉皆往生】などという言葉もあり、すべてのいのちに尊厳を見出しています。

"余計体調が悪くなるので行かないほうがいい"
人間の場合でも、【延命治療】or【尊厳死】という究極の選択の議論には決着がついていません。もしかすると住職さんには、猫ちゃんには治る見込みがないように見えたのではないでしょうか。万が一、猫でも人でも、延命治療を続けたばかりに、いたずらに苦しむ時間を長引かせただけだったとなると、結果的にはいよいよ残酷なことをしてしまった、と後悔することになるかもしれません。

きっと、単純に畜生ごときにそう入れ込むななどと愚にもつかないことを言いたかったわけではなく、猫ちゃんと飼い主さんを案ずるが故の住職さんなりの勇気ある提言だったのではないかと私は思います。だから、あまり悪意に捉えず、何卒お怒りを鎮めてくださいませ。

なにはともあれ、猫ちゃんが元気になってよかったですね。

＜追記＞
"残念ながらその愚にも付かないこと言われましたわ"
あちゃー（笑）
もうお寺変えてもいいですよ、きっと。

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お気持ち痛いほどわかりますよ。
ご回復何よりでした。
六道輪廻と言いまして、
地獄、餓鬼、畜生、
修羅、人間、天
のこの６つの境界に
霊は生まれ変わり、
死に変わりしていくと、
言われています。
この上に、輪廻転生を離れ、
解脱した仏界があるとされます。
たた、天界が最上だとか、
地獄界が最下位とか、
そういうことではなく、
気持ちのあり様で、
同じような心持ちの方が、
集まると、愚僧は捉えています。
そして、
不思議な、不思議な御縁を
いただいて、
あなたとネコちゃんは、
この娑婆世界で、
同じ場所で家族として、
共に生活をされているわけです。
六道などという境界を
遥かに超えて、
家族としてのご縁を
いただいているのです。
家族が病気になれば、
回復を祈る、真剣に祈る、
お金がかかってもできる限りの、
治療を行う。
口のきけない子ですから、
なおのこと不憫ですよね。
お気持ち痛いほどわかりますよ。

残念ながら、
動物が苦手、怖い方もいますし、
気持ちを傾けることの
できない方がいらっしゃるのも、
事実です。

ご家族の御病気に対する心配は、
近親者にしかわからない
ところもございます。

しかし、
僧侶としては、どうでしょうか。
愚僧もお粗末極まりない坊主
ではありますが、
御縁をいただいた皆様に、
そしてその心情を察して、
寄り添っていけたらと、
考えております。

自戒を含めて、
配慮、気配りの大切さを
身につまされました。

あなたとあなたのご家族、
ネコちゃんのお幸せを、
祈っております。

ネコちゃんやワンコは、
人間より短い寿命を
いただいて娑婆世界に、
誕生いたします。
ですから、どうか、
この御縁を大切にさないませ。

お幸せに！

三浦康昭

浄光寺

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...

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畜生だから救わなくてよいということはありません。
むしろ、すべての生きとし生けるものを平等に見るのが仏教ではないでしょうか。
だからこそ、たくさんの生きものがいる中で、犬や猫などペットだけを可愛いがる気持ちは、飼い主以外の他人にはわからないのだと思います。
長年飼っているペットについては、飼い主にとっては家族の一員ですが、他人から見たら無数の動物(哺乳類以外も含む)の中の１匹にすぎないのですから。
怒りは悩み苦しみストレスの原因になりますので、あなた自身の健康にも良くありません。
私は、そのお坊さんを弁護するつもりではありませんが、
あなたには、「所詮他人にはわからない」と思って怒りを手放していただけたら幸いです。

願誉浄史

がんよじょうし。浄土宗教師。｢○誉｣は浄土宗の戒名に特有の｢誉号｣です。四...

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