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大般若理趣分の読誦について

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有り難し有り難し 24

在家の信者ですが、大般若理趣分は在家の信者でも読誦しても問題無いでしょうか?
一部の御坊様では、大般若理趣分は在家に過ぎた御経と本で書かれていましたが、顕教の御経である大般若理趣分でも在家の読誦は控えた方が良いのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「控える必要もないとは思いますが…」

『理趣分』にご興味があるならご存知とは思いますが…

大般若経600巻の中で、第577巻の金剛経、第578巻の理趣分は、特に有難い(?)と、されております。

…が、なかなかの長文です。
ハイペースでお勤めしても20分くらいかかります。
ですから、「転翻」(パラパラっとするヤツ)して読んだことにする場合もあります。
また、『理趣分』をお勤めする場合、その前後に礼仏したり、護身法(印を結んで真言を唱える)したり…と作法があるので、トータルでは30~40分かかります。
(師僧の指導によって、違うこともあります)
『読誦』という言葉の通りですと、上記のようになるのですが…
正直、少しハードルが高いのではないかな?…と思ったりもします。

そうではなくて、お経の意味『読解』にご興味があったのだとすると…
冒頭から「三業」「六識」「六境」「六根」「四諦」「十二因縁」「六波羅蜜」「十地」…等がゾロゾロ出てくるので、基本的な知識もないと、こちらもまたハードルが高いのではないかな?と…
オマケに最後「我今略説」って、
「略して説いてこのボリューム感なのかい!」ってツッコミたくなるようなオチまでついてます。

『読誦』にご興味をお持ちなのか『読解』にご興味をお持ちなのか…は分かりませんが、有難いお経であることは間違いありませんので、ぜひ参究なさって下さい。

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