両親との関わり方について
先月、弟が自殺しました。私もその1年前、死のうと思いました。
私は、親の育て方、接し方が問題だと思うのです。
虐待されたわけでもなく、金銭的にも苦労したわけでもなく、世間的には仕事でも割と成功している、素晴らしい親だと思います。でも、私達にとっては…
頑張れなくても認めて欲しかった。辛かったら逃げていいと言って欲しかった。自分達の考えだけを押し付けないで欲しかった。
こんな風に思っているのに、頭のなかではまだ頼りにしてる自分もいて、縁を切ったらラクになれるんじゃないかと思う自分もいて。
ですが、義両親と比べるとはるかに立派な親なので、頼るとなると自分の親になったりして…
33歳で子どもを持ち、親に甘えるってこういう事なんだと知り、親との関係性を見つめたところでやっと自分の性格や考え方が少し分かって来たように思います。そこで、上記のようなこうして欲しかったということを何となく思うようになりました。
それを兄弟で分かち合うことができれば、弟は死なずに済んだのではないかとさえ思うのです。
今後、親との関わり方をどうすれば良いでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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どんなに憎くても・・親なのです
初めまして、お早う御座います。
私も、一人っ子で厳しい両親に育てられました。逃げ道がなくかつ、住宅ローンで必死に働き小さい頃の想い出は怒られている事ばかりです。親を憎んだ事もありましたが、結婚をして子供が生まれ妻を看取って父子家庭の父となり親の意味や有難みをとても理解が出来ました。そして、親の有難みも・・
どんなに悪どい事をする人も・・育った環境によりそうなったのだと思います。どんな方にも隔てなく良さや仏心を必ず持ってこの世に生を受けるのです。
家族がいて、一人寂しく亡くなられた方が居ました。子どもさんは成人をしていてご結婚をされていました。生活保護を受けられていてご葬儀もされず荼毘にふされました。
どんなに親が憎くても、恨んでも・・せめて、亡くなった時位は・・と心が苦しかったです。
私たちのこの身体は、様々な繋がりがあります。何百年と続くご先祖や父母の願いや想いが込められているのです。そして、誰かがあなたを必要として、あなたも誰かを必要として、この瞬間を生きているのです。
弟さんから大切な気づきを与えて頂けましたね。その気づきをプラスに変えて、弟さんの分も仕合せに人生を歩んで欲しいと思います。
人生は苦しい事や辛い事が沢山あります。その中でひょっこりと善き事が訪れるから有難い=ありがとうなのだと思います。弟さんは、しららみや辛さ、苦しさから解放されています。あなたにきっと・・悲しまずに過去に心を奪われずに、今を生きて!と言っているはずです。弟さんとの命の時間を過ごし、我慢せずに泣いて想い出に寄り添って・・お互いがもう大丈夫と思った時に、それぞれのストーリーを歩み出すのです。それが四十九日だとも思います。
人生とは冒険旅行と思います。人生も運命も自分自身もいくらでも変えられリスタートが出来ます。あなたを産んでくれて育ててくれたから・・この二度とない瞬間を生きているのです。比べたり比較せず、今は親に対する思いが憎しみでも・・いつかは尖った心も丸くなる時が訪れます。ご供養とは、笑顔で日々を過ごす事でもあります。しかめっ面をせずに、あなたらしく笑顔で、想い出を沢山刻んでいつかは彼岸(あの世)に私たちも行きます。その時に心のアルバムを開いて想い出話を語って上げてください。
亡き弟さまに心から。南無大師遍照金剛
合掌 礼拝
質問者からのお礼
永寛様
ありがとうございます。
まずは、弟がしがらみや辛さから解放されたのだと伝えていただきホッとしました。いつもいつも笑顔の弟でした。遺影を見ても、どの写真を見てもいつも笑顔です。また、最後の姿も苦しみは感じられず、本当に眠っているような顔でした。本当に今はもう何も辛くないのだと思うと、良かったね…と思えるようになりました。ありがとうございます。
両親との関わり方は…まだどうしたらよいのか分かりませんが…憎くても親。親を憎んでしまってもいいんですね…これから、自分が辛くならない距離をはかっていきたいと思います。
ありがとうございました。