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仕事が続かなくてこまっています。

回答数回答 2
有り難し有り難し 62

はじめまして。自分は20代後半の者です。
自分は昨年結婚し、式も行いそこだけを見れば順調な状態でした。
しかし実際は大変な状態です。

大学まで進学しましたが勉強を進めるうちに自分に合わない、難しいと感じ悩んだ末に退学をし、そこから1.2年ほど遊んでいました。
しかし当たり前な話お金がないと生きていけない何もしないのは良くないと築き自分の興味のある分野でバイトではありますが仕事をはじめました。
しかし働いていくと賃金の低さや上司が変わりやり方が変わりそれに着いて行けなくなった自分は1年ほどで辞め、工場勤務をはじめました。
しかしそこも人間関係で上手くいかず仕事でも放置されたり、なんで自分だけがと思うようになり悩み辞めました。

その後に今の奥さんと出会い、仕事も奥さんの実家の近くで探し、アパートを借りて同棲をはじめました。
仕事はすぐ就けれる派遣をやっていましたがこの先のことを考えるなら派遣では厳しいなと思い派遣もやめ、就職活動をはじめました。

しかし面接をしても聞いてた話と違ったり、思ったものと違ったりして面接後に断念したり、入社しても1日2日で辞めたりとなかなかうまくいきませんでした。
そんな無駄ばかりな生活を1年ほど送り奥さんも早く仕事に就いてと言われるようになりましたがなかなか上手くいかない現状に苦悩しました。

そこで住んでいるところの近くで契約社員募集とあり、応募し面接も合格し勤めました。
周りの人にも恵まれたのか仕事は上手く行き軌道にのりました。
しかし逆に将来のことを考えなくてはならないということで正社員への転職を考えるようになりました。
こちらの会社でも正社員というのはあるみたいでしたが、そうなった場合、転勤と仕事内容が全く変わってしまうということでした。
それに加えある程度仕事ができるようになったから別な部署も手伝ってくれと言われやっていましたが、周りの人があまり良くなくて軽い陰口を言われたり、わからないことが普通なのにわかって当たり前みたいな態度を出され余計辞めたくなりました。
そして半年前に退職

それから半年間、仕事を探し、ようやく受かり最近働き始めましたが覚えることが多すぎてなかなか頭に入って来ず苦悩しています。
もう既に自分に合わないと思い辞めたいです。
しかし家族のことや将来があるのでそれを考えたら思いますがこの先が不安です。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

家族のため、を言い訳にしていませんか。まずは継続していくこと

なるほどね。。。

家族のことを考えるってことを、言い訳にしていませんか?
もっと良いところにと、見えない理想に手を伸ばし過ぎだと思うのです。

今は、経済も厳しい時代。
だから、家族の〜とならずに、まずは継続することですよ。

どんな仕事も、慣れれば別の責任もついてきます。
人がいる職場なら、嫉妬もあるし、不一致もそりゃ出てくる。
社会情勢が変われば、仕事内容の変更も出てくる。

そこを、臨機応変に対応していく力は、継続性の中で培われます。

まずは、目標を決めて、今のところで踏ん張る。
家族のためにと思うなら、半年、1年、3年、まずは腰を据えてやっていく、継続です。
コロコロ変わっていたら、貯蓄も出来ませんからね。

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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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水のようなこころで。

大変な時期、こうして声をあげていただけたこと、本当にありがとうございます。
あなたと同じような思いに苦しんでいる人は、沢山おられることと存じます。

その大きな原因は「合わない」という、こちらのご質問にも幾度も登場している
言葉です。

すでに固まってしまった「自分」がまるで氷のように、
コップを選びとってしまっているからです。
そしてまた「合わない」ために次々と探すわけですが、
当然の如く「合わない」として苦しむというループに入ります。

ではどうすればいいのか。
答えは「合わせない」です。
ただし、「氷」の状態のあなたが「合わせない」のではありません。
「水」になった状態のあなたが「合わせない」ということです。
水であれば合わせなくても、あなたはコップにあわせて形をかえられる。
水のような心になれば、自由自在になれる。

いや、その水のこころがわからない、ということを仰られるかと思います。

氷のこころとは「自分が~する」のこころです。
水のこころとは「会社に~する」「仕事に~する」「奥さんに~する」
「同僚に~する」
と、「自分が」を入れずにあなたのチカラを尽くすことです。
この水のこころ、それぞれに「自分が」が入ると、また「氷」になります。
自分を入れず、まず目の前の物事にチカラを尽くすことです。

自分にはできそうにない、そんな風に思われると思います。
実際そのような方を幾人も見てきています。
でも、このハスノハに来たということは、「なんとかわたしを変えたい!!」と
おもわれたからです。
その「初心」こそ、氷を解かす熱です。

仏教に「初発心即菩提」という言葉があります。
なんとかしたい!と思って手探りをはじめた、そのときからもうあなたの
固い固いこころは解け始めて「安らぎに向かうこころ」になっているのです。

一遍には難しい。
すこしずつ少しずつ、歩く気持ちで、まずはいま目の前の仕事に
「自分が」を入れずに向かい合ってみてはいかがかと存じます。

あなたにさちあれ。幸あれ。

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