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集中する方法が知りたいです

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特に何か作業をしているとき(寝る前も)、別の考えが次々と浮かんできて、集中が途切れて効率が悪くなることがよくあって困っています。

例えば、英語の勉強をしているときに、さっき話していたことのアイデア浮かんだり、忘れていたするべき事や買い物を思い出したり、今質問させていただいているような疑問が出てきたり……すぐに脳がパンクしてしまいます。
考えをまとめて書き出す時間を作る等色々試したのですが思うような結果が得られませんでした。

どうすれば良いアイデアを整理して保持しつつ、無心で一つの作業に集中できるのでしょうか??


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

脳はあれこれ思うもの、心はコロコロ動くもの。

えりー様 相談ありがとうございます。

集中が途切れて、違う事を考えてしまう。それも次から次へと違うことが浮かぶ。

これは、脳の習性です。脳は、あれこれ考えるのが仕事ですから、色々とアイデアが浮かぶのは当たり前の事なのです。むしろ、色々と思い浮かぶということは、あなたは機転が利く、頭の回転の速い人ということになります。
なので、回転の速さを利用しましょう。脳がパンクしそうと思うぐらい回転したら、一周したと思って、また目の前のことに取り組めばいいのです。次の周回は、早く小さく回って、目の前のことにまた戻ってきましょう。それには少し訓練が必要かもしれません。訓練しなくても早く戻れるならいいのですよ。
訓練は難しくありません、「今日は調子がいい!」と三回つぶやくことです。
ついでにもう一言加えて
「今日は調子がいい」「だから目の前のことがすぐできる」
「今日は調子がいい」「だから目の前のことに集中できる」
「今日は調子がいい」「だから目の前のことがとっても好きに見える」
これぐらいつぶやいて、脳を刺激すれば、充実してやりたいことができると思います。決して無理に、集中しなければと思うと意識が「~しなければ」に行ってしまって、プレッシャーになり、集中できなくなります。なので「調子がいい」といつも思う癖をつけてください。

そして、もう一つ。呼吸法です。あれこれ考えが散って、脳も心も散漫な時は、呼吸に意識を向けましょう。出る息と入る息に意識を向けて、細く長くゆっくりと腹式で行うのが良いでしょう。まずは、椅子に腰かけたままでいいですから、ゆっくり息を出すことに意識を向けて、身体全体から悪い空気が抜け出るように意識をして、出し切ったら自然と吸う息が始まりますから、ゆっくりと新鮮な空気を吸っていることに意識を集中させて、新鮮な空気が脳をリフレッシュしている気持ちで吸う息に意識を向けて、いっぱい吸ったらまた出る息に意識を向けてください。息に集中して落ち着いてきたら、目の前のことに取り組んでください。
参考までに。一礼

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質問者からのお礼

ありがとうございました。完璧主義な所があるので一周では飽きたらず目が回ってしまっていたのだなぁ〜と思いました。一周、小回りという考え方は良いですね!すぐ訓練してみます。

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