灌仏会について
今日灌仏会なので、甘茶をかけに行きたかったのですが、久々の学校で疲れてしまったのと、もう夕方なのでお茶をかけにいくのは難しいです、ですが、せっかくの灌仏会なので何か他の方法で灌仏会をお祝いしたいです、何か方法はありますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
きっとくる来年のそのときまで。
ひとつの意見として
どうかお聞きください。
今日はお釈迦さまの誕生日。
なぜ甘茶をかけるかご存知ですか?
それはお釈迦さまがお生まれになったとき
龍神が大喜びで甘露の雨を降らせたという伝説に
ならっています。
灌仏は甘茶をもって“甘露の雨”にかえているのですね。
龍(竜)というのは西洋では退治すべき魔物とされることが多いですが
東洋では専ら、『水』を司り、法や教えを護り、人々の暮らしの安寧を護る
神様として崇められています。
そんな気位の高い神様が
お釈迦さまの誕生をとても喜んだのです。
「お誕生日おめでとう」と。
そうすると
お誕生日を祝う方法は
なんでもいいんですね。
祝いたいと思う気持ちが
すなわち“甘露の雨”なんです。
義務でもなんでもない
気兼ねも何もいらない
純粋に祝いたいという気持ちがあるなら
それをお釈迦さまに向けて贈りましょう。
お釈迦さまは
“仏法”という名の贈り物をくださった。
じつは至ってシンプルな贈り物。
「喜ぶ気持ち」(龍神さんでいえば甘露の雨)そのものなんです。
どうかそれを大事にして
日々をお過ごしいただきたいです。
それがすなわちお釈迦さまへのお祝いになります。
来年また灌仏会が来ると思います。
きっとくる来年のそのとき
またあらためて
ぜひ“甘露の雨”を降らせてください。
灌浴如来浄法身 合掌
こっちの事をきちんとする
「灌仏会」なんて難しい言葉をよくご存じですね。
うっかり忘れちゃっている人や、そもそも知らない人がいる中で、あなたはしっかりと覚えていて気にしてくださっていた事に、私はうれしいなぁと思いました。
知らない人のために少し説明しますと、「灌仏会(かんぶつえ)」とは4月8日のお釈迦さまの誕生日をおいわいする儀式の事です。お釈迦さま御誕生の像(誕生仏)に甘茶を灌(そそ)ぐことから「灌仏会」といいます。「花まつり」ともいいます。
ヒマラヤの山の南のふもと、カピラ国のスッドーダナ王の后、マーヤー夫人が、4月8日の朝、ルンビニーの花園で、王子をお産みになりました。この王子を「シッダールタ」とおよびすることになりました。この王子がお釈迦さまであります。
お釈迦さまはお生まれになると、七歩あるかれ右手で天を、左手で地を指さして、「天上天下(てんじょうてんげ)、唯我独尊(ゆいがどくそん)」と叫んだといわれます。「この世の中で我が一番尊い」という意味です。この「我」とは、いのちあるものすべてをさします。一人ひとりの命の存在がいかに尊いかを表現しているのです。各お寺では、お釈迦さまのお誕生日をお祝いするため、花御堂をかざり、お誕生のお姿を安置して甘茶をかけお祝いする灌仏会(花まつり)を行っています。甘茶をかけることは、お釈迦さまが、ご誕生のとき、雨の神の竜王が、甘露の雨を降らしてお釈迦さまのおからだを浄めたといういい伝えによるものであります。
さて、あなたはご事情があって、今日はこの灌仏会に参加できなかったとの事ですが、大切な事は、そっちではなく、あなた自身の事だと思います。お釈迦さまのお誕生日をひとつの機会として、お釈迦さまの教えをしっかり学び、守ろうと心を新たにする日だと考えると良いと思います。
仏弟子になることが、お釈迦様が喜ぶこと。
お釈迦様をお祝いし感謝申したいなら
その日だけにこだわる必要はありません。
常にお釈迦様のことを想い
仏教徒としての立ち居振る舞いを心掛けてください。
御縁のあるお寺様で受式して
法名(戒名・法号)を頂くのもアリかと思います。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます
お釈迦様の教えを学び、信じることを大切にしたいと思いました。ありがとうございます
回答ありがとうございます
喜ぶ気持ちを大切にしたいと思いました。ありがとうございます。
回答ありがとうございます、仏教徒としての立ち振舞いをしっかりしたいなと思いました、また是非法名欲しいなと思いました。