火葬場でのお仕事
今まで介護士として福祉のお仕事に携わってきましたが、子供中心の生活リズムにしたく市の事務職の仕事に転職したばかりです。
その配属先は火葬場です。事務職という立場ですがセレモニースタッフは常駐しておらず、火葬に来られたご遺族への対応も多々あります。
職場の方は皆、親切な方ばかりで子供優先にしてねと声を掛けてくださり、とても有り難いです。
ですが、私の母が火葬場という陰の気が強い職場で働くということにすごく嫌悪感を示しています。
一昔前まで差別のようなものもあった職種だと思いますし、今でもやはり良いイメージはないかもしれません。
ですが、人の最期のときに携わる尊い仕事だと思います。
その反面、やはり人様に胸を張って言える仕事ではないのかなと隠してしまいますし、仕事をする上で辛い瞬間があります。
ご遺族の方が最期の最期のお別れをする場所という所にもなりますし、悲しみはドン底だと思います‥ そんな姿を見ると、胸が苦しくなり
何とも言えない心境になります。
度々、同情していては身が持たないと思いますが、切り替えができず気持ちが沈んでしまう日もあります。(特にお若い方が亡くなられた日)
労働条件や周りの方の環境がすごく良いので
頑張っていきたい気持ちと、
いつまで心身が持つか分からない不安と、
いますごく悩んでいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
葬送に携わる責任と喜び
はじめまして、こんにちは。
私も、お寺の傍ら、一時期介護の仕事をしていました。
お仕事の内容が大分変わられたのこと。
環境が変わると慣れないことも多いでしょう。
業務の流れや、人間関係等、気苦労も多いとお察しします。
ただ、その一方、「労働条件や周りの方の環境がすごく良い」という喜ばしい点も多いのは嬉しいですね。
「人の最期のときに携わる尊い仕事」と仰っています。
まさにその通りであると思います。
改めて考えると、人は何故葬儀をするのだろうかと考えます。
ご仏前を整え、綺麗にお花で飾り、お供え物をして、皆身なりを整えて恭しくその時を迎えます。そして、儀式中に手を合わせては礼拝し、参列の人同士で一日何度も頭を下げえてお礼なり、挨拶をします。時間をかけて、通夜、葬儀、そして出棺して斎場に向かいます。そこで職員の方にお迎え頂き、棺の前で焼香し、最期のお別れをして見送ります。
時間をかけて、しかるべき手順を踏んでこそ、大切な家族を送り出せる。そういう意識が人々の間で根付いています。そう、そこには時間としかるべき手順が必要なのです。もし、この過程の一つにでも、乱れがさし挟まったらご遺族は落ち着かないでしょう。その意味では、私も、あなたも責任は大きいと思います。
しかし、その責任の大きさもありますが、一方、先に述べたような人の死を然るべき方法で送り出して、死の悲しみに寄り添えるという職責についての誇りもあります。人の役に立てる、ということはとても大きな喜びです。
また、「同情していては身が持たない」「特にお若い方が亡くなられた日」といわれています。お分かりでしょうが、ご高齢の死も、若年の死も同じ死です。そこは、どんな方にも同様に接するお気持ちで宜しいと思います。いつも、どんな死も平等だと思って。
然るべき方法を徐々に身につけられながら、死への尊厳と、ご遺族の悲しみにこれからも誇りを持って当たられてください。私もあなたと同様の立場でこれからも職責を全うしたいと思います。
応援しています。
御身お大事に
大切なお仕事です。
我ら僧侶も
人の死で食べていると
思われがちですが
私自身がそうではないと分かっているので
世間の陰口は全く気になりません。
陰の気が強いと思われているのも
御遺体を扱うのですから
そう誤解されてしまうのも無理ない事。
でもそうではないんだと
あなたが分かれば済む話。
せっかくの好条件のお仕事ですから
ぜひともやり甲斐に気づいてほしいと思います。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
心が救われました。
責任をもって、お仕事頑張りたいと思います。