嘘つきの癖について
虚言癖について。
小さな頃からありました。内容は自分を大きく見せるもので、「こんな人(何らかの権威のある人、子供の頃だと有名人や学校のにんきもの)に気に入られてる」といったことでした。
高校の途中でばれて、仲間はずれに。
大学の時は友達がおらず、ネットの掲示板でやはり同様の嘘をつきました。
10代の終わりに彼氏ができ、その人は嘘すらも「どちらでもいい、人を傷つけるものではないし面白いよ。」と言いました。その人にも最初、すごい人と知り合いだなどと伝えたけれど、追求もせず「すごいね」といってくれました。ある時嘘の人間関係の話をしているとき、「わたしは頭がおかしいから、嘘だったらごめんね。」と言ったら「どっちでもいいんだよ。やさしくてたのしい話なら。」といいました。
それから何年もその人はそうで、年々嘘が減りました。今でもたまに、ありもしない優しい出来事を話してしまいますが、かなり嘘が減りました。
ご相談は、わたしが今日までついてしまった嘘についてです。嘘つきはなおるのでしょうか、また彼に嘘をついてごめんなさいというべきでしょうか。嘘つきでもこれから、幸せになってよいのでしょうか。
今では努力もせず、自分をよくみせようとしてきたことを恥ずかしく思います。もう若くはありませんが、これからどんな償いができるでしょうか。嘘つきがひどかったので、わたしがこの先なにをしても、砂の上に家をたてるような、うまくいかないような不安があります。
感想でもよいので、お知恵をお授けください。
自分をよくみせたいと思ってしまう 自己肯定感が低く、私なんかと思ってしまう
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過去と今日の添削を
こんにちは、初めまして。
ご自身のこれまでの行いを悔いておられます。
あなたは素晴らしい人(彼氏さん)と出会えて良かったですね。
ここまで懐の深い人に受け止められて、やっとあなたは嘘に嘘を重ねる悪循環から脱しつつあるのでしょう。
「嘘つきはなおるのでしょうか」とのことですが、十分可能性はあります。
それは、何のために嘘をつくのか(目的)、どのように嘘をつくのか(方法)をきちんと意識することにあると思います。
嘘をつく目的は、自己を大きく見せるため、相手の興味を引くため、過失を塗り固めるため、コンプレックスを隠すためなどです。あなたは、嘘をついた場面でこれらのどんなことを意図していたでしょうか。思い出して添削してみてください。
また、どんな方法を用いましたか。針小棒大ですか、無いことを有る様に創作しましたか、人のせいにしましたか。これもそれぞれの場面に応じて添削してみてください。
試験の結果はどうであれ、何をどのように間違ったかを見直すことが大切だと学生時代に言われましたが、この場合まさにその通りだと思います。
今の彼をどうぞ大切にしてください。
今後の不安を思う時間があったら、過去を添削した方が有意義です。
そして、今日一日、嘘をつく心に、口に、行動に注意を払ってください。
その毎日の中に、砂の上ではなく、どっしりとした大地の上に彼との家が建てられますよ。どうぞ、彼と二人で乗り切っていってください。
応援しています。