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感情を言葉にすると泣いてしまう

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有り難し有り難し 18

お世話になります。

社会人6年目になったのですが、職場で泣く頻度が多くなっており悩んでいます。

泣く場面は主に先輩と私の仕事について2人で話し合っているときです。注意されるときも、褒められるときもありますが、両方とも泣いてしまいます。

私は昔から泣き虫でした。小さい頃はゲームで負けたときや要求が通らないときによく泣いていました。思春期になってからは悩みを打ち明けるとき、お礼を言うとき、申し訳ない気持ちを伝えるとき、色んな場面で涙が出てしまいます。本を読んでも映画を観ても日記を書いても泣いてます。受験の面接でも泣き、就職の面接でも泣きました。なぜこれほど泣くのか自分でもわかりません。東日本大震災後は余計涙もろくなったような気もします。

人前では泣きたくないから、感情を表に出さない性格になっていると自覚しています。よく泣く人は感受性が豊か、と言われますが、家庭や職場内では「コミュニケーションが下手、何を考えているかわからない」と言われてしまいます。プライドが高いとも言われますが、むしろ逆だと思っています。自分に自信がありません。

正直な気持ちを口に出すと泣いてしまうからいつも言葉足らずになります。涙目を指摘されたくないから相手の目を見れず、いつも下をうつむきがちに喋っています。

こんな逃げ方でなんとかやってきましたが、最近仕事で昇進があり、上司から受ける指導のレベルが一段階上がったことで対面で話し合う時間が多くなり逃げられなくなってきました。冒頭の悩みを抱えています。

私が涙もろいこと、厳しい指導もありがたいことだと思っていることは上司にも泣きながら伝えたことがありますが、私が泣いてしまっては仕事の話が進まなくなってしまいます。私も泣くと感情が高ぶってしまうため、気にせず続けましょうというわけにはいきません。

どうにかしたいのですが、どうしたら良いのか自分でもわからないのです。似たような人は他にもいるのでしょうか。こんな自分と、どう向き合っていけばよいのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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言葉に絞ったコミュニケーションを

こんにちは、初めまして。

ご自身の涙もろさについてお悩みですね。私的な場面だけだったらさして問題もないのでしょうが、仕事場でもということになるとお悩みも深いでしょう。

実は、私も多少この傾向があって、何でだろうと思った時期がありました。
これは、分野違いの素人の見方なので、話半分に聞いてくださって結構です。

少々、調べたところでは、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)或いは、エンパスというタイプの人がいるということです。前者は、外からの刺激に対する感受性が強いタイプ、後者は自分以外の他者の内面に対しての感受性(共感性)が強いタイプの人が人口の20パーセントいるそうです。

職場でのコミュニケーションの場合、例えば指摘してくれる先輩の様子の細部や心の中まで敏感に感じたり想像したり共感したりして、一気に頭も胸も一杯になってしまった結果、涙があふれて上手く言葉が出てこなくなって「言葉足らず」になってしまうのではないでしょうか。

円滑なコミュニケーションに欠ける点では欠点ともいえますが、これは大きな長所だとも思います。そこには、場の雰囲気をつかむ洞察力、一を聞いて十を展開させる想像力、相手に接近する共感力、こういう点は他の人には真似ができないことでしょう。

とはいえ、職場でのコミュニケーションをとっていく必要はありますよね。これは、言葉にだけ集中するということが一つの方法かもしれません。相手の表情、しぐさ、背景等々に散漫になってしまうとまた処理しきれなくなります。本来は、全てを総合的に判断するというのが理想的でしょうけど、今は出来ないことをしない方が良いと思います。言われた内容に対して、理性的にyesかnoというドライさを意識することから始めてはいかがでしょう。

また、上記に上げたHSPについてなどの本を読んで、その対処法を探るということも有効かと思います。

ご参考まで。
マイペースでお仕事頑張ってください。
応援しています。

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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

回答ありがとうございます。
今週の平日5日間、いただいたアドバイスを頭の片隅に置いてなんとか泣かずに乗り切りました(家に帰った後に泣いたりはしましたが)

こんなだめな人間は自分くらいだ、と思っていました。でもHSPやエンパスという気質に分類される人が20%もいることにまず安心しています。私が完全に当てはまるかはわかりませんが、似た傾向があると強く感じました。

同じように悩む人がいる。こんな性格でも長所にもなりえる部分もある。自分に合った対処法も見つかるかもしれない……等、希望に感じています。すぐに変わることは難しいと思いますが、悲観せずに生きていこうと思います。

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