hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

死の怖さと疑問

回答数回答 1
有り難し有り難し 19

人間は死んだらどうなるか誰も知りません。僕は死後の世界があり、生前親しかった人達と共に死後を過ごすと考えています。
しかし死後の世界があるとは限りません。だからもしかしたら死んだら無で家族や友達と一生会えないだけではなく自分自身、もう地上に戻れないという不安が湧いてしまいます。
僕自身1ヶ月前のように死の怖さを考えることなく生活していきたいです。回答よろしくお願い申し上げます。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

死は怖い事では御座いません

初めまして、今日は。

私はお坊さんになる前から、大切な人の死と向き合う事が多くそして、大切なかけがえのない妻を病気により看取りました。

私たちの身体には、難千年という月日を幾度も、幾度も困難を乗り越えて来た生きた証でもあり、さらに父母の想いや願いが込められて、過去でもない訪れていない未来を想うから、それが心配になり不安となるのです。その未来でもない、二度とないこの瞬間を生かされているのです。命は引き継がれていくのです。

生きる全ては亡くなったら終わりではありません。この身体は地球の環境や暮らす地と一緒で借りているのです。霊魂は生前愛した人の身体に入って、想い出や想いと共感をして寄り添って、共に泣いて過ごします。それが命の時間です。それには期限はありません。共に寄り添ってもう大丈夫と思った時にそれそれが新たなストーリーを描き歩み出すのです。

目に見える事は信じる事が出来ますが、私たちは目に見えない出来事を信じる事が出来ませんよね。文明が発達しお金さえあれば何でも手に入る世の中ですが、目に見えない法則があるのです。不思議と・・今、こうして繋がり合っている家族とは繰り返し繋がり合っているのです。それが親だったり、子だったり・・立場が違うけれども繋がり合えるのです。道で歩いていて目が合う方も一緒です。過去からの繋がり合った命の繋がりなのです。

与えられたこの環境、家族、友人・・これから見送ることもあります。別れがあり新たな出会いがあります。黙っていても時は留まる事はありません。一つの問題に心を奪われ執着するよりも、視野を広げて思考を変えて見て下さい。目の前に見えるものが違って見えて心から感謝が出来るようになります。大切な気づきを与えて頂けたのですから、それをプラスに変えて欲しいです。人生も運命も自分自身もいくらでも変えられます。あなたには、あなただけしかない良さがあり託された思いや与えられた課題があります。生きる意味は追わなくても必ず自ずと訪れます。しかめっ面をして、周りに無理に合わせてその場、その場で顔を作っているよりも、自分らしく辛い時だからこそ笑顔で一度しかないこの素晴らしい世界を楽しんで過ごして沢山の想い出を心のアルバムに刻んで歩んで行ってください。夢も希望も捨てない限り逃げていきません。心、辛くなった時はいつでもここに来てください。
 
合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

永寛
皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

回答ありがとうございました。永寛様の回答非常に役に立ちました。また質問させて頂く事がありましたら、是非是非、回答お願い申し上げます。

「死後の世界・死んだらどうなる」問答一覧

虫の知らせ

こんにちは、お世話になっております。 今回は私が過去に経験した不思議な体験について、お坊様方から見るとどのように感じるのか知りたく、投稿させていただきます。 1年ほど前の話となります。 私の家には父方の祖父母が買ってくれた、鮮やかな森の中を夫婦が寄り添って歩いている素敵な絵が飾ってあります。 ある日の夜、その絵が気になってみたところ、何となく男性が薄く見えました。 元よりほんの少し霊感のようなものがある私は、そのことを母に伝えようか迷ったのですが、気のせい。 気にし過ぎだと思ってその日は寝てしまいました。 ところが次の日、父に大事な話があると言われ聞いてみると、昨日の夜祖父が家で倒れ救急車で運ばれたとの事でした。 病院での検査の結果、祖父はガンにかかっていました。 前日の夜、夫婦の絵に違和感を感じたのは虫の知らせのようなものだったのでしょうか。 ちなみにその後祖父は約1年の闘病の末亡くなりました。 その間に一緒に散歩したり、旅行したりと沢山思い出を作ることが出来ました。 偶然と言われてしまえば、それまでではありますがこのような虫の知らせというものは、本当にあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 3
回答数回答 1

死について考えすぎる

昔から死や、明確でない死後の世界に対する恐怖心、不安感に襲われ日常生活でも情緒不安定な生活を度々してきました。 最近昔よりも少し大人になったためもっと複雑に考えてしまい苦しくなっています。 また私は小さな命を3度産む選択が出来なかった時があり 自分自身軽率な行動を取ってしまったために命を産むことが出来なかった。 その命は幸せに過ごして欲しい。 今一緒にいる3人の子ども達も幸せに過ごして欲しい。 死についての恐怖を抱いたまま大人になってほしくない。 でも私は死んだ後も地獄にいって苦しむかもしれない。 でも苦しいのや痛いのは嫌だ。と考えてしまいます。 今とても幸せなんだと感じながら生活しながらそれよりも死に対する恐怖心、不安感の方が強く楽しく日常生活を送ることが難しいです。 来世も人間になりたいと欲がありながら そんなことじゃ生まれ変われないかもしれないと思ってしまったりして 心が苦しいです。 この先死について考えることは無くならないと思いますが 今生きているこの瞬間をどうやったら恐怖心よりも楽しく幸せに過ごせるか、前向きに生きていくためにどうしたらいいか教えていただきたいです。

有り難し有り難し 2
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ