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【将来の不安】と【家族の恨みの循環】

回答数回答 1
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はじめまして。
将来の生活について悩んでいます。

20歳で双極性障害と診断されてから現在も治療中の者です。
病状がら色々な問題が起きますが、毎日を幸せに暮らしています。

躁状態というハイテンションになった状態で社会的にミスをして、新卒の会社を辞めてから転職を三度。
最近なんとか合併症を克服して、ようやく人に迷惑をかけずひっそりと働いています。
情けない生きざまだなと、とほほと思う時もあります。

家族は病気のことを少しなら把握してくれています。
病気の細かな説明はよくわからないようです。
あまり迷惑はかけたくないです。
私は一人暮らしで何も取り柄がないのでコツコツと貯金の毎日です。

弟は軽度の発達障害でほとんど実家の自室にいます。
働くことは可能ですが、人間関係の構築が苦手でトラウマになってしまいました。

将来、弟が生活に困ったとき、私は助けてあげられるのか自信がありません。
その時私にどれくらいの財力があるのかもわかりません。
再び自分が躁状態を発症したときどうするか。

加えて私は弟に恨まれています。
私達が10代の若い頃、まだ病気とも判明していなかった時に、姉は身勝手だと彼は感じていたからです。
若い頃、姉よりも我慢していた心の傷があるのだと思います。
謝っても許されることではないと思います。
実家に帰って、弟の機嫌が悪い時には何度も罵倒されたりしましたが、もはや謝ることもできない状況で、目の前から消えて欲しいそうです。

実家は弟だけでなく、個々の人間関係がひび割れています。
父はその親、つまり私の祖母を憎み、弟は父と祖母を憎みといった具合です。
母は周りのバランスを取りながら、弟を守るように溺愛して暮らしています。
この調子では、突然家族の誰かが亡くなっても私は経済的にも人間関係的にも助けられません。

本音では、皆が心を開きあって話し合ってほしいと思います。(私も含め)
ですが家族の因縁、親と子の因縁は根が深いです。
きっと父には父の原因が、祖母には祖母の、そのまた上の代には…
この脈々とした循環を断ち切ることはできるのでしょうか。

長々と失礼しました。
何卒ご教授お願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご質問ありがとうございます。
家族といえども人のことは自分の思い通りにはならないものです。ですから、あなたは先ずは自分のために出来ることに専念するのがいいと思いますよ。あなた自身が少しでも心穏やかに生活できるように。そしてもし余力があれば貯金しておきましょう。もしもあなたやご家族にお金が必要になった時に役立てられるように。
弟さんにもあまり謝る必要はないと思います。あなたも含めみんな一生懸命生きてきたのです。悪意を持って何か悪いことをしたわけではないのですからね。
循環というのも私達の思い通りになるものではありません。
遥かな過去から遥かな未来に続く循環に私たちは身を委ねるしかないのだと思いますよ。
あなたは今まで一生懸命に生きてきました。がんばってきました。それはとても偉いことです。そのことに自信を持ってくださいね。
諸行無常、この世は全て移り変わってゆきます。あなた達の循環も同じように移り変わっていきます。その移り変わりの中でいつかは悪い循環も良い循環に移り変わる時があると思います。それが今の時代かあるいはもっと未来かは分かりませんが。
そう思ってあなたはあなた自身のことを一番に考えて人生を歩んでくださいね。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

貴重なお言葉ありがとうございます。
肩の力が抜けました。
諸行無常、受け入れるのは難しいですが理解していきたいです。
あるがままを広い視野で見つめることにします。
そして自分に立ち戻って今できることをやり続けます。
本当にありがとうございました。

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