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自分が嫌で嫌で仕方ない

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私は学生時代、部活の複雑な人間関係の中にいました。田舎で世間も狭いこともあり、色々な派閥や問題があり、私は全てのちょうど真ん中に挟まれるような立ち位置でした。

そんな立場であるからか、その所属している人間関係でとある問題が起きた時、色々な人から相談を受けました。私は相手に感情移入してしまうクセがあるので、それぞれ相談してきた人の話に共感するような対応をしました。周りから見たら八方美人というやつだと思います。

そしてしばらくして、その問題で口論が起きました。そして話の結論は1人の男の子を責めるようなものになり、「本当は違うのに」と思いながらも否定することができませんでした。

実際、その問題の原因は私でもあったし、他の人でもあったと知っていたのに、私はわかっていながら否定せず、すべての責任をその場で負わせてしまいました。
否定できなかったのは、その場にいる人の兼ね合いもありましたが、正直保身もあったと思います。
(その後、その問題は実際私や他の人も悪いとみんなわかっている状況になりました)

私は昔から周囲にしっかりしてると言われ続けてきました。でも本当はしっかりなんてしてなくてダメダメなんです。しかし何故か過大評価されるようで、私はその期待を裏切るのが怖くて無理をしてしっかりしようとしてしまいます。
この件も、私がどうにかしなきゃと頑張ろうとした結果、いつのまにかキャパオーバーになっていたんだと思います。失言もたくさんしました。どうすればいいかわからなくなった時、先輩などに相談すれば良かったのに、私は人を頼ることができませんでした。問題をより大きくしたと思います。なのに自分が悪いとその場の兼ね合いが〜という理由で言わなかった。
思い出すと自分の未熟さに嫌気がさします。迷惑極まりないし、強がりで、卑怯です。10年近く経った今でも涙が出ます。

人にこの件を懺悔すると「みんなやらかしたことくらいいっぱいあるよ、忘れて良い」と言われます。みんなそういう失敗を抱えて生きているんでしょうか?忘れて良いようなものでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今まで一人で頑張ってこられた、まず自分を褒めて欲しいです。

あなたは本当に真面目で優しい。その優しさが良さであり、だからこそ過去の事で悩んでしまっているのかもしれません。

失敗したり、人を傷つけたりした事がない人はいません。いたとしても、そういう人が素晴らしく、失敗した人はダメということを仏様は言いません。親鸞という僧侶は「人は条件さえ整えば、どんな恐ろしいこともしてしまう存在。だからそういう存在だと思って注意して生きることが大事なんだ。また良いことが出来ても、それを自分一人の力と思うな」と言っておられます。

あなたは過去の事を恥じ、後悔しておられる。お釈迦様の言葉を紹介します。「無慙愧は名づけて人とせず。慙愧ある者を人と名づく」罪に対して痛みを感じ、罪を犯したことを恥じる心が慙愧です。慙愧がなければ、人と呼ぶことはできないと言われているのです。誰かを傷つける事は確かに問題です。また、傷つけまいと思っていても、傷つけてしまう事もあります。それが人間の真実です。しかし、そのことをどう受け止めているのか、これはもっと大きな問題です。あなたは、今罪を恥じ後悔していると思います、立派な人だと思うのです。次に歩み出していいのです。

最後に。あなたにとって、その時のことがトラウマになっていると思います。大事なのは、過去の出来事と今のあなたをきちんと切り離すことです。物事は移り変わっています。あなたは、成長し、その頃のあなたと違う。思い出したとしても、それは終わったことなんだと切り離すことが大事です。今あなたは安全な場所にいるのです。昔ではなく、今の環境で信頼できる人達を大事にして欲しいです。

しかし、それは簡単ではないですよね。だからできれば信頼できる他者(カウンセラーやセラピストなど)の元で語るという事が出来るといいと思います。(他者を頼りましょう)その時何があったのか、悲しみ、相手への怒り、自分への怒り、恥ずかしさ、そうしたものを安全な場所で語るのです。語ることが出来なくてもノートに書きましょう。出して語るというプロセスが大切だと感じます。非常に原始的で気力がいる作業ですが、意外とこれが大事です。こうしたプロセスの中で、これからの生き方についてじっくり考えていきましょう。大丈夫、いつでも蓮の葉に連絡下さい。
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有り難し
おきもち

浄土真宗本願寺派の僧侶です。 産業カウンセラーの資格を持っています。...
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質問者からのお礼

コロナの影響で引きこもりがちで気が滅入って相談しました。これまでで1番心が楽になりました。救われた気持ちです。本当にありがとうございます!

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