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働いてもいいのか

回答数回答 3
有り難し有り難し 22

僕の過去にはある過ちがあり、詳細は私の煩悩に記載されています。
この自粛期間中このhasunohaで相談させていただき自分が何をすべきかわかり、
僕が間接的に傷をつけてしまった人達のような被害に遭われた方を支援する団体様に微力ながら寄付という形で支援させていただいています。
そんな僕は今塾講師として働かせていただいています。
しかしながら、こんな自分が社会で働いていいのかどうか最近悩んでおり、だからといって今の職場にはとてもいい先輩や上司がいて学生たちに勉強を教えることにとてもやりがいを感じています。
僕は今のまま仕事を続けてもよいのでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

勤労は社会人の義務

働くことが可能であるなら、働いて納税してください。
国民の義務、社会人としての責任なので、ややこしく考える必要はありません。
大便をすればお尻を拭かなければならないのと同じくらい、「面倒でもやらなきゃ仕方ない」とあきらめましょう。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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大丈夫です!

文章読ませて頂きました
ほかの方たちも仰っておりましたが、人間は過去に戻って行いを止めることは出来ません
自分の過去の行いが、たとえ法律上罪にはなっていなくとも、それが楔となっているならそれを受け入れるべきです
ただ、過去はもう過ぎ去ってしまったものであり、それに引きずられてふさぎ込むよりも、この先を生きるための戒めにするべきです
貴方は講師として、働いていると仰いました
講師は教えて、伝えるのが役割ですね?それは知識だけではないはずです
例えば同じようにストレスを抱えた子供
悩みを持った同僚
どれだけ明るく聡明な人だと思っても、後悔や反省を持たずに生きている人はこの世にいません
『過去に誰かを傷つけてしまった』なら『今いる誰かを助けよう』
自らの行いを正面から悔いている貴方なら、それが出来るはずですよ!

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有り難し
おきもち

曹洞宗正教師です フレンチの料理人でもあります 精進料理の講師もし...
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恐縮ながら 回答させて頂きます

 ご丁重なる御礼有り難うございました…かえって恐縮しております。
 『しかしながら、こんな自分が社会で働いていいのかどうか最近悩んでおり、だからといって今の職場には とてもいい先輩や上司がいて 学生たちに勉強を教えることにとてもやりがいを感じています』…なら問題無いように思います。
 でも、本当の気持ちとしては順序が逆なのではないでしょうか。「…やりがいを感じながらも、…最近悩んでいる」のではないですか。
 今、あなたにとっての問題は実は過去の過ちではなく、今現在 存在しているのではないでしょうか。詳細は書かれていないから私にはわかりません。
 過去の過ちを悔い続けている…今までずっとそうだったのでしょうか。最近になって罪の重さに苛まされていることはありませんか。
 皆 多かれ少なかれ人に言えない経験を積んでいるものです。過去は変えられませんから、皆がそんな思いを引き摺って生きています。
 その思いを綺麗さっぱり無くしたい…それは無理ですし、許されることでもありません。
 たった一度の罪に苛まされ続ける人間を、そうなることはおおよそわかっていても罪を作り続ける人間を放っておけないのが仏様です。
 仏様は罪を許すことは出来ない。それは加害の罪を許したならば、今度は被害者の側にすくいを告げることが出来なくなるからです。
 何ともならない「人間」を、どうあっても何とかしたい…それには一生添い続けるしかないと決断された御仏が、あなたに御一緒下さいます…。
 そのことを頂くのが、「許されないまま、すくわれていく」お念仏の道です。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

大貴様へ
ご回答ありがとうございます。「過ぎ去ってしまったものであり、それに引きずられてふさぎ込むよりも、この先を生きるための戒めにするべき」というお言葉は僕にとってすごく響きました。これからもしっかりと過去に犯した過ちを戒めとして前を向いて生きていきます!

願誉浄史様へ
ご回答ありがとうございます。しっかりと社会人としての務めをしていこうと思います!

小林 覚城様へ
何度もご回答ありがとうございます。
僕に対してお礼だなんてとんでもないです。むしろこちらが感謝してもしきれないです!
まさしくおっしゃった通りで、順序が逆でやりがいを感じながらも、最近悩んでいました。前回、小林 覚城様にお叱りの言葉をいただいてからは自分が何をすべきか少なからずわかり前を向けた気がします。そしてようやく仏さまが僕の罪を許さないという意味が分かった気がします。
僕が犯した罪は一生消えません。ですが、その罪を背負いきちんと罪と向き合って償うことが僕のすべきことだと思いました。
そのうえでこれからもしっかりと勤労に努めていきたいと思います。
改めて小林 覚城様には本当に感謝してます。
ありがとうございました!

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