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みんな死んだ人は天国に言って欲しいんです

回答数回答 3
有り難し有り難し 26

最近死んだらどうなるのか、地獄ってあるのかと悩むことが多くなりました。
そして、地獄なんてなければいいのにって思うんです。みんな天国で家族みーんなで暮らせればいいのにって。そんなこと出来ないんですか、?
どんなに血の繋がりもない人も私の知らないどこかで家族と幸せに暮らして欲しいです。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大丈夫ですよ。

お釈迦さまが説かれたお経に
「阿弥陀経」というお経があります。
そこには「俱会一処」という言葉があり
「皆ともに一つのところで会う」と説かれています。
誰もがお浄土で仏さまに成るということなんです。

この世で悪業をしても
善行を積めなくても
阿弥陀如来が一切合切引き受けてくださって
誰をもお浄土に導いてくださいます。

それをフィクションだと信じられないかもしれませんが
そういう世界を念じてみるのも良いもんですよ。

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おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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とても大切な問いです

こんにちは、初めまして。

よくご質問してくれましたね。
また、思ったことを素直に言ってくれることはとても大切です。
あなたのお気持ちも考えながら、ヒントになればいいなと思って書きます。

「死んだらどうなるのか」、気になることでしょう。
あなたは「地獄」ではなく、「天国」であってほしいと思っておられますね。「家族みーんなで暮らせればいいのに」、そのお気持ちも分かります。死という悲しい出来事があっても、その先でまた一緒になりたい。とても自然な感情です。あなたは、今とても幸せなご家族に囲まれれているのですね。だから、そう思うのでしょう。

では、その「天国」を、ちょっと考えてみましょう。

あなたが思う「天国」はどんなところですか。
勝手に想像して書きますが、杖を持った神々しい神様がいて、美しい雲の上のような世界で・・・と想像しているかもしれません。違っていたら、その想像でも全く宜しいですよ。

では、お父さん、お母さんに試しに訊ねてみて下さい。
お父さん、命終わったらどこに行くの、それはどんな所?と。
お母さんにも同様に。

それは、同じところでしょうか。
同じ風景でしょうか。
同じ神様が主の世界ですか。

そして、皆で考えてみて下さい。
そこにどうやって行くのか、と。

私はお坊さんだから、仏教のことを少しだけ書きます。

極楽という世界は、一つだけです。
人によって見方の違う世界ではありません。

阿弥陀如来様という仏様が主の世界です。
そこに沢山の命終わられた人がいらっしゃいます。

そして、先立った人同士(家族も含めて)が再会できる世界です。
そこには、阿弥陀様のお心を聞いて、聞き深めて手を合わせることで往くことができるとお経に説かれています。

同じところで、同じ風景で、同じ主のおられる世界で、かならず往くことが出来る世界で、必ず再び出会えるのです。

あなたは、ご家族は、どちらにゆかれますか。

ご縁がありましたら、法話を聞いていって下さい。

浄土真宗のいろは
https://www.youtube.com/watch?v=14QKXhgPgkM&list=PLc6UK2ZHyUaHIMHzH7jNRqcgO9zJPbxC1

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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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身近でも経験できる世界です

死んだら地獄へ行く!
ならば死にたくないです。

死んだら地獄ではなく天国へ行こう。と思うならば、まず天国を味わっておかないと分かりませんよね。

せっかく、こうして人間として生まれたのですから、楽しく生きることもできます。
家族で仲良く暮らすこと、お互い信頼し愛し合い、それぞれのすべきこと(仕事、勉強など)をしている、その瞬間は天国を体験しているのです。
その連続が、死んからも天国となりませんか。
又、お互いを思いやる人の集合体が天国と言えるのです。
それは生きている間にも経験できるので、そういう意味では、そのように志す人はみな、天国と言えます。

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おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
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「死後の世界・死んだらどうなる」問答一覧

虫の知らせ

こんにちは、お世話になっております。 今回は私が過去に経験した不思議な体験について、お坊様方から見るとどのように感じるのか知りたく、投稿させていただきます。 1年ほど前の話となります。 私の家には父方の祖父母が買ってくれた、鮮やかな森の中を夫婦が寄り添って歩いている素敵な絵が飾ってあります。 ある日の夜、その絵が気になってみたところ、何となく男性が薄く見えました。 元よりほんの少し霊感のようなものがある私は、そのことを母に伝えようか迷ったのですが、気のせい。 気にし過ぎだと思ってその日は寝てしまいました。 ところが次の日、父に大事な話があると言われ聞いてみると、昨日の夜祖父が家で倒れ救急車で運ばれたとの事でした。 病院での検査の結果、祖父はガンにかかっていました。 前日の夜、夫婦の絵に違和感を感じたのは虫の知らせのようなものだったのでしょうか。 ちなみにその後祖父は約1年の闘病の末亡くなりました。 その間に一緒に散歩したり、旅行したりと沢山思い出を作ることが出来ました。 偶然と言われてしまえば、それまでではありますがこのような虫の知らせというものは、本当にあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

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死について考えすぎる

昔から死や、明確でない死後の世界に対する恐怖心、不安感に襲われ日常生活でも情緒不安定な生活を度々してきました。 最近昔よりも少し大人になったためもっと複雑に考えてしまい苦しくなっています。 また私は小さな命を3度産む選択が出来なかった時があり 自分自身軽率な行動を取ってしまったために命を産むことが出来なかった。 その命は幸せに過ごして欲しい。 今一緒にいる3人の子ども達も幸せに過ごして欲しい。 死についての恐怖を抱いたまま大人になってほしくない。 でも私は死んだ後も地獄にいって苦しむかもしれない。 でも苦しいのや痛いのは嫌だ。と考えてしまいます。 今とても幸せなんだと感じながら生活しながらそれよりも死に対する恐怖心、不安感の方が強く楽しく日常生活を送ることが難しいです。 来世も人間になりたいと欲がありながら そんなことじゃ生まれ変われないかもしれないと思ってしまったりして 心が苦しいです。 この先死について考えることは無くならないと思いますが 今生きているこの瞬間をどうやったら恐怖心よりも楽しく幸せに過ごせるか、前向きに生きていくためにどうしたらいいか教えていただきたいです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ