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慈愛の心を深めるにはどうすべきでしょうか?

回答数回答 2
有り難し有り難し 28

この度は大変お世話になります。

外科医をしております。
人間いつかは誰しも亡くなる訳ですが、患者さんがせめて娑婆にいる間は、病苦が軽減するようにと自分なりに頑張っております。
「願わくばこの手術を以て病一切に及ぼし、患者と家族と、皆共に安寧を成ぜん」ことを願っております。

しかし…
しかしです。
それなりに多忙な時間のなかで患者さんと接していると、どうしても患者さんやご家族の小さな言動に”イラッ”としてしまうことがあるのです。
それが患者さん達の精一杯の表現であることも少なくないのですが、その訴えにゆっくりと耳を傾けてあげることが出来ないことが多々あります。

お坊様方は、我々が多少失礼なことを申し上げても、笑顔をたたえて優しく教え諭してくださる印象がございます。
これは釈迦の御教えをより深くご理解なさっているからではないかと思います。

自分の心が乱れた時、上手に制御出来る方法、考え方など、是非とも御教示頂きますれば幸甚です。
また、仏教の考え方など、分かり易く書かれた本があれば、お教え下さいませ(これまでは瀬戸内寂聴さんの著書や法話集などは何度か拝読致しました)。

御多忙とは存じますが、ご回答をお受け頂きますれば幸甚です。
宜しくお願い申し上げます。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心の乱れを自覚する

質問拝見しました
我々僧侶もイラっとする事も多々あります。
私はそんな時は、イラっとした自分をハッキリ自覚する様にしています。
後でイラっとしていたではなくその時に自覚すれば、対処のしようもあります。
自覚が無ければその場の感情で言葉を発したり、態度に出てしまいます。
自分がイラっとしている事を知れば、相手が安心できる様な態度や言葉に気をつける事ができると思います。
しかし、時と場合によってはキツく物申す事も必要ですが、どこで区別するか自分の心の状態を知っていなければ、正しい判断は出来ません。
バランス感覚がとても大事です。心の中を知り、車で例えるならニュートラルな状態に保てる様に心がけてください。
そうすれば、自分の意思で心をロウに入れたり、バックに切り替えたりとその場に応じて瞬時に出来ます。
要は自分の心の状態を知る事が肝要です。
私もいつも出来るわけでは無いですが、出来る様に心がけています。

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私は日蓮宗 今治 寺町法華寺の住職をしております讃岐英昌(サヌキ エイショ...

慈悲の心で

日々の激務お疲れ様です。
毎日たくさんの人を救っている素晴らしい仕事です。

イラっとした時、私は南無阿弥陀仏と唱えます。南無阿弥陀仏と唱えると命尽きたら極楽浄土に行けるからです。
ですが、お医者さんが患者さんの前で南無阿弥陀仏と唱えたら、患者さんビックリしますね。
仕事中はこの手は使えませんね。

そもそも、あなたに厳しい言葉を発するのは、患者さんやご家族が苦しいからでしょう。
苦しいけど、その苦しい気持ちをぶつける相手が病気や怪我なので、ぶつけられない。
だから、あなたにぶつけるしかないのです。
あなたからすれば、何も悪い事をして無いのに、そのように苦しみをぶつけられて、イラっとくるのでしょう。
サンドバッグになるのも仕事のうちと割り切りも必要かもしれません。

間違えてはならないのは、患者さんは決してあなたが憎くて言うのではない、という事です。
時には病気が患者さんに暴言を吐かせる事もあります。
でもそれは、患者さんの本心ではなく、病気が言わせているのです。

慈愛と書かれていますが、慈悲の心を持ってください。
慈とは、相手の幸せを願う事。
悲とは、相手の苦しみに共感し、共に悲しみ、その苦しみを取り除く事。

患者さんの苦しみに共感し、共に悲しみ、取り除くように努める事が必要ではないでしょうか。
おそらく、優しく真面目なあなたは既に出来ているのでは、と思います。

仏教の本は、本屋さんに行けば山ほどありますが、NHKが出してるブッダ関連の本が分かりやすいかなと思います。

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私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...

質問者からのお礼

讃岐英昌様
ご回答を賜りどうもありがとうございました。人と接しながら自分自身の感情にも目を向ける…これまで思い至りませんでしたが、以後、心がけてみたいと思います。決して容易なことではない気がしますが、まずは己を知り心の乱れを自覚することから始めて見たいと思います。どうもありがとうございました。

聖章様
ご回答を賜りどうもありがとうございました。患者さんに対して時にはサンドバッグになる-おっしゃる通りですが、忘れていた気がします。大事なことに気付かせて頂きました。また、慈愛ではなく、慈悲の心。大変勉強になりました。患者さんの最も大きな苦しみが何であるか?常に意識しながら診療にあたるよう心掛けたいと、改めて認識致しました。どうもありがとうございました。

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