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母の死について

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母は6年前私が22歳の時になくなりました。私は3人兄弟の末っ子で、次男2歳違い長男13歳違いなのですが長男は母の子供ではなく父の連れ子です。そのことを直接はしらされてなかったのですが私が16歳の時、母に癌が見つかり食事など作れなくなり近くの母の実家に夕食を食べるという生活をしていました。ある時母の祖母が母の結婚式の時に読んだ手紙を見せてくれたのですが、母が結婚した年齢と長男が産まれた年齢が違うことがわかり母の子供ではないということに気づきました。
それから数ヶ月後母の癌が再発し余命3カ月ということを父から知らされました。
その3週間後に母救急車で運ばれて病院にいるという連絡を受け、私はすぐ病院に行くと母は危篤状態という感じで私が来たことはあんまり認識していませんでした。
それから長男夫婦が来たのですが
母は認識したようで名前を呼んでいました。それから危篤状態が1日ほど続いたのですが結局私のことは認識することなく亡くなってしまいました。母が亡くなったショックと認識してもらえなかったショックで私は母にとってなんだったのかなとい思いがあり私が母の子供で良かったのかという疑問が湧いてきました。もちろん母からの愛情を受けて育ったという自覚もありますし本当に優しい人でした。でも最期が最期だけに今でも不安が押し寄せてくる時があります。これをどう捉えていったら良いのかアドバイスをいただけると有り難いです。よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

感謝のメッセージが届くでしょう。

h. 様 相談ありがとうございます。

そうですか、お母様がお亡くなりになって、6年ですか。今年は7回忌ですか。
その供養をすることになるのかな。仏教の信仰をお持ちがどうかわかりませんが、成等正覚をご祈念申し上げます。

もしかしたらどこかでもう聞いたかもしれませんが、人が亡くなる時
聴覚は残る(あるいは、臭覚が残るという説もある)と言われています。
お母様は、癌の痛みを緩和する麻酔薬で、意識がもうろうとしていたのでしょう。
意識は朦朧としても、感じるものなのです。
ですから、認識はしてもらえないとこちらが思っても、感じているものなのです。

あなたが傍に居ることは充分に感じて、安心して逝かれたのではないですか。「母からの愛情を受けて育ったという自覚もありますし本当に優しい人でした。」というお母様からの貴重で代えがたい価値の充分ある愛情をあなたは受け取ったのです。今一度そのことを心の底から感じてみましょう。

お母様は、h.様が「私の子供で良かった」「とっても嬉しい」「愛情を伝えられて良かった」ときっと今でも思っている様に私は思います。
あなたが受け取った、愛情・優しさ・思いやりをどうか沢山育てて、あなたからあふれるようにしてください。
きっとさらに、お母様から「ちゃんとわかってるよ、ありがとう」と感謝のメッセージが届くでしょう。
私はそう思います。

追伸:お礼メッセージとおきもち、ありがとうございました。
お母様のあたたかさ、優しさは今でも覚えているでしょう。不安な時にはそれを思い出して、笑顔も出せるようでしたら笑顔でいきましょうね。無理のないように、気をつけて。
ご縁に感謝申し上げます。再礼

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有り難し
おきもち

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お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリング、コーチングなどで活動しています。 メールでの相談も受け付けています。hasunohaの回答後のフォローアップはメールで致しておりますので、メールでお問い合わせください。また面接でのカウンセリングセラピーをご希望の方もメールで連絡をお願いします。 honsyoji.sk@ddknet.ne.jp へどうぞ。
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質問者からのお礼

回答ありがとうございます。
3月に七回忌は終わりました。     
母の戒名は釋です。
本当に母からの言葉のような気がして少し安心しました。暖かい言葉ありがとうございます

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