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人として最低な生き方をしてきた

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有り難し有り難し 14

私はこの30年弱を、自分の利益になるようにだけ考えて生きてきました。
心が狭くて自己中心的な生き方をしてきました。
周りの人たちのことを考えずに、自分勝手な考え方を貫き通してきました。

そしてここ数年で、自分が犯してしまった過ちの大きさに気づきました。
しかし、気づいたときはもう手遅れで私の周りにはほとんど友達と呼べる人がいません。
すごく仲がよかった友達にも、2人から絶交されました。

「自分のことを理解してくれる人から好かれればいい」という考え方で、友達が少ない人はたくさんいますが、私の場合自分勝手に生きてきたツケが回ってきて友達がいないのです。

もう私は普通の人のように明るい人生を歩めないだろうし、人様に迷惑を掛けてきたのだからしあわせになりたいと願う資格すら無いと思っています。

毎日が絶望的です。私はどのように生きていけば良いのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

元気を出して

こんにちは、初めまして。

とても落ち込んでおいでのようです。
私は、あなたに元気を出して、もう一度歩き出して欲しいと思います。

「すごく仲がよかった友達」と何があったかは存じません。
「自分勝手に生きてきたツケ」と自省する何かがあったのでしょう。
それはそれとして次回にしないよう、慎重を期せば宜しいではないですか。

「心が狭くて自己中心的な生き方」、「自分の利益になるようにだけ考えて生きて」きたとお気づきになられたのこと。

自分のことを「自己中心的」と気付ける人は無自覚の人より少し前進しています。

煩悩、とは身を煩わし、心を悩ますもの全般をいいます。
その中心を成すものが「自己中心的」な心であり、言動です。

人は多かれ少なかれ自分を中心に地球が回っていると思っているのです。
その事実の隠し方が、上手いかどうかに個人差があるに過ぎません。

今まであなたはその隠し方が上手くなかったのかもしれません。
でも、失敗を経験したならば、今度はもう少し上手く出来るでしょう。
失敗は成功の母ですから。

全く、「絶望」ではありません。
人間はそうやって成長していくのですから。

応援しています

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有り難し
おきもち

浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布教研究専従職員 元龍谷大学講師 元篤志面接委員(法務省管轄) 真宗学修士、心理学学士 Fmみっきい(地元ラジオ局)出演中 趣味:サックス 2019年末頃から回答しています
応談できる時間帯は、その日によって違いますのでお確かめ下さい。 月曜日〜金曜日(祝日除く)13時〜21時 土曜、日曜、祝日 18時〜21時 お盆(8月1日〜15日)、お彼岸は対応できません。

質問者からのお礼

コメントいただきありがとうございます。
失敗を経験にして成長していけるようやってみようと思います。
少しずつ、少しずつ。
本当にありがとうございました。

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