親不孝な娘
初めまして、色々と今の悩みを検索していると、このサイトに辿り着きました。
どうか、誰にも明かせない今の悩みをご相談させてください。
私は先日、窃盗で警察の厄介になりました。幸いにして不起訴処分となりましたが、実家住まいということもあり、親に身元引受け人となってもらいました。
私は30を過ぎており、親もそこそこの年齢です。そんな親に切ない思いをさせてしまったことが、申し訳なくて、できるなら死を選びたい程でした。今となっては何故あんなことを、と後悔でいっぱいですが、今更悔やんでも取り戻せないことだと承知しています。
何故死を選ばなかったかは、私が今現在借金があり、今私が死ぬとその返済義務が親に回ってしまうと考えたからです。
借金に、窃盗に、学生の頃も色々と迷惑や心労を親にかけてきて、今また更に……
借金のことは、両親は知りません。
ここまで親不孝な娘はいないだろうと思います。せめて結婚して、孫の顔を見せてあげたいですが、体に問題があり、それもなかなか叶わない状態です。
仕事はしています。きっちりと日々の生活を慎ましく送り、自立し、更生した姿を見せていくことで、少しでも親孝行になるでしょうか…?
どうぞ、よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
やり直すことはできないが、見直すことはできる!
まりこさん、おはようございます。色々と悩みを抱え、その解決のためにこのハスノハにたどり着いて下さってよかったです。借金や窃盗をしてしまったことを反省し、同時に 立ち直りたいというまりこさんの意思を伺うことができました。
まりこさんに 一つの言葉をプレゼントします。
「やり直すことはできないが、見直すことはできる」
過去の出来事をなかったことにすることはできません。しかし、あの時どのような状況であったかを振り返り、同じ過ちを繰り返さないためにこれからどんな工夫ができるか、と考えることはできるという意味です。「せめて結婚して、孫の顔を見せてあげたい」ということが親孝行の一般的なイメージのようですが、今のまりこさんの現状からは、話が大きく飛躍しているように感じてしまいます。現実との隔たりが、かえってまりこさんを苦しめることにならないか、心配をしています。
まりこさんがご自分で書いておられるように、まず「きっちりと仕事をし、(借金を返済し)日々の生活を慎ましく送ること」が、まず自分の生活や心身の安定になります。それは、子どもの健康を願うご両親にとって、何よりの喜びになります。そして、まりこさんの心身に余裕が出来たなら、日常の何気ない時にこれまでの感謝を態度に示し、ご両親と一緒に過ごす時間を大切になさってください。
親にとっては、子どもが何歳になってもやはり心配なものです。気にかけてくださる親の愛情を心の栄養にして、まりこさんが精一杯生きている姿を見せてあげてください。
ハスノハに相談を寄せて頂き、有り難うございました。
質問者からのお礼
有難いお言葉を頂戴し、感謝申し上げます。
被害者の方への謝罪の気持ちと、両親や周りの人への感謝の気持ちを日々忘れず、自分と向き合い、誠実に生きていこうと思います。
犯してしまった罪は消えませんが、信頼を取り戻すことはできると信じ、頑張ります。
本当に、本当に、ありがとうございました。
救われました。