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違うお墓に入っても故人にまた会えますか

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有り難し有り難し 28

4回目の相談です。
以前の相談から、今回の相談に繋がることなのですが。。

今週で姉が亡くなって丸3年になります。
同時に彼との同棲生活も丸3年です。
結婚を前向きに考えていたのに突然、姉が亡くなってしまい、彼とのことより家族のことを優先して、丸3年が経ってしまいました。
今年は姪の高校受験で、姉の代わりに私もとにかく大変な思いをしました。

お盆、お彼岸、誕生日、命日、姉に会いたい時、お墓参りへ行っています。
彼も言えば行ってくれますが、やはり家族を亡くていない人なので、お彼岸や命日を何とも思っておらず、ましてや結婚しているわけじゃないので、自分の趣味を優先するときもあります。
それが本当は、悲しいのですが、でも、うちの事情なので、行くのが当たり前と思ってほしいとも言えません。

姉は、父の先祖代々のお墓に入ってます。
私の両親も入ります。
姉が亡くなるまで、自分がどのお墓に入るかなんて考えたことはありませんでしたが、家族と同じお墓に入りたい気持ちしか今はありません。
結婚して名字も変わりたくありません。

なので、彼との結婚も遠退いています。

あの世で、また故人と会えると言いますが、同じお墓に入らなくてもあえますか?
姉にまた会いたいです。

子供じみた質問ですみません。
ご返答お願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

会えると思います

 曹洞宗の吉田俊英と申します。前の質問も拝読いたしました。お姉さまを亡くされ、残された姪御さんの今後のことを含め御両親とさくらさんで頑張って来られたことと存じます。きっとお姉さまも感謝されておられると思います。

 お墓についてのご質問ですが、私は会えると思っております。お墓は故人の御遺骨を葬る場所です。お墓に御遺骨はとどまり続けますが、故人がお墓にとどまり続けるわけでは有りません。仏様の世界に旅立っていきます。宗派によって来世の表現は多少異なりますが、基本的には仏様の世界です。(専門用語では、仏国土と言います。)ですから、お墓が違っても、来世では同じ仏様の世界で会えると思います。

 さくらさんがお姉さまのために一生懸命お参りする気持ちは、お姉さまに届いていると思います。同時に、お姉さまもさくらさんの幸せを願っていると思います。仲の良い御兄弟でも、お姉さまはお姉さまであり、さくらさんはさくらさんです。お姉さまの御供養は大事なことです。これからも心込めてお勤めしてあげてください。但し、さくらさんの人生はお姉さまの御供養だけではないと思います。彼との結婚がどうなるかについては私には判断がつきませんが、さくらさんにはさくらさんのこれからの人生があります。結婚のことを含め、御自身のこれからの幸せを考えましょう。お姉さまもそのことを願っていると思います。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努めております。決して容易いことでは有りませんが、一期一会の気持ちで相談に、葬儀法事に励みたいと思います。    最初法学部部にで学び、4年間ほど公務員をしていました。(税務署勤務)その当時の学びと経験を終活相談に活かしたいと思います。                                              昭和63年5月に住職となってから、30年が過ぎてしまいました。仏教学・禅学もそこそこ真面目に学んだつもりですが、宗教学・宗教民俗学に力を入れて学びました。そういう分野については丁寧な回答が出来るかも。
一人一人の気持ちに寄り添い、傾聴に徹して、心をほぐしてあげられるよう、努めたいと思います。 それと同時に、完璧に出来るとは限りませんが、其の人が歩むべき方向を一緒に考えてあげたり、次の一歩を踏み出せるよう背中をおしてあげられるよう、努めたいと思っております。

俱会一処

阿弥陀経には
「俱会一処」という言葉があります。
同じお浄土で再会するということです。
墓石にその言葉を彫っている地域もあります。

お姉さまは仏さまに成りましたが
お浄土に居っぱなしでなく
有縁の方々の側にいてくださいます。
その存在を感じることはありませんか?
もう再会しているのかも知れません。

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有り難し
おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

質問者からのお礼

吉田さま

以前の相談も読んで頂き、今回の回答、ありがとうございます。

姉の供養だけが私の人生じゃない

というお言葉に、ハッと気づかされた気がしました。

きっと会える

そう信じます。
自分の人生、これから両親がいなくなり、姪が頼るのは私ししかいなくなることがまた不安ではありますが、前向きに頑張っていきます。
この度はありがとうございました。

和田様

お返事ありがとうございました。

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