亡くなった母を探してしまいます
回答 2
有り難し 28たびたび申し訳ございません。
五月に母を亡くしたばかりで、家族はまだ悲嘆に暮れています。
入院が急で、それまでは家事もしていたしとても元気な人でした。入院後はコロナのために面会できず、母に会えたのは亡くなる1週間前でした。治療はまったく効果なく、どんどん具合が悪くなり、最後は母の希望で自宅に連れて帰りました。そして、数日でしたが家族で看護し、看取ることができました。
亡くなったことはわかっていますが、元気だった母の姿を探し求め、どんなに探してもいないことに気づいて叫びたくなります。ただ会いたいのに叶わない、そう思うと苦しくて苦しくてパニックになりそうです。遺骨を見て、「ああ、ここにいる、もう話もできない、触れることもできない」と悲しみが押し寄せます。
母は仏様の近くで苦しいこともつらいことからも解放された、わたしたちを見守ってくれている、と教えたいただきました。でも、家族はどうすればいいのでしょう？家族の中心にいた母がいなくなり、ぽっかりと穴が開いてしまいました。家族を失うことが、こんなに悲しくて苦しくてつらいことだなんて、初めて知りました。これからも、何度もこんな思いをすると思うだけで、つらくて恐怖でいっぱいです。夫が亡くなったら、と思うだけでいてもたってもいられません。
家族との別れは、誰しも通る道かもしれませんが、生きる気力が湧きません。
毎日が長く、この気持ちとどうやって付き合っていけば良いのでしょう。
毎日毎日涙がとめどなく溢れてきます。
そして、どうして会えないのか、願いが叶わないことにたまらない気持ちになります。生前作り置きしておいてくれたハンバーグのタネも、焼くことができず冷凍庫に残ったままです。母なら、早く食べなさい、と言うのはわかっているのですが、母の手料理がもう食べられないと思うと、手をつけられずにいます。
子どもみたいでバカだなぁ、とわかっているのですが、気持ちの整理がつきません。
お坊さんからの回答 2件
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ハンバーグをいただいたてください。
ご質問拝読しました。
ご質問を読んでいて、
冷凍してあっても早く食べなさい。
という声が聞こえてきたような、
気がしました。
お母様からしたら、
折角作ったのに、
早く食べなさいよ！
ってこどものころ、
言われませんでしたか？
明るく元気で、
気丈なお母様ですよね。
いつまでもめそめそ、
泣いてるな、
しっかりしなさいよ。
叱られるような感じがします。
御供養とは、
相手が望むことをすることです。
お母様が望むのは、
あなかが明るく元気に
笑顔で過ごすことでは、
ないですか。
お母様は極楽浄土から、
この娑婆世界を
心配そうに眺めていますよ。
どうか、
元気に、
明るく、
楽しく、
お過ごしくださいませ。
お母様を安心させて
くださいな。
よろしくお願いします。
お幸せを、どうかお幸せに、
お母様と一緒に、
祈っています。
御母様は既に仏様と成られました…
御母様に先立たれたお悲しみをお察し申し上げます。いえ、現実にはあなたのお悲しみを察することなど出来ないのだと思います。私にはこんな挨拶文でしか、ご回答を始めることが出来ませんでした。
悲しみは大切です。悲しみはあなたのものです。だれにも遠慮は要らないし、大声出して泣いてよいのです。
作り置きして下さっていたハンバーグのタネは取って置いて下さい。食べるなんてとても出来ませんよね…いくらお腹が空いて、他に食べる物が無くっても…大切になさって下さい。
そして、悲しみ、ハンバーグのタネ以上に大切なのは…あなた御自身です。
生きる気力も湧かない、悲しみ抱えてどう生きていけば良いのか と途方に暮れるあなたです。御母様がいてくれたら…そう思いますよね…。
そんなあなたの気持ちを見抜いたからこそ、御母様は仏様と成り、あなたのところへ還って来て下さっているのです。もう少し正確に申せば、阿弥陀という仏があなたをそして御母様をなんとかしてやりたい、苦悩から解放してやりたいと願われ、その願いを成就するために、あなたや御母様に代わって御自身が厳しい修行を成し遂げて下さったのです。
だから、御母様は既に仏様と生まれ、あなたのもとへ念仏となって還って来て下さっており、「私（母）がここにいるよ。だからあなたは安心して、あなたのいのち・人生を生き抜いておくれ。何の心配も要らないよ。いのちの問題はあなたが悩んだり、解決しようとしなくて良いんだよ。全部私に任せておくれ」そしてそのことであなたはもう「すくいにであっている」のです。
結局、このことを頂くのが念仏者・念仏に出遇った者の生き方ということです。
信じられない、御母様は仏になんかなって欲しくない…そんなお気持ちをお持ちかも知れません。そうであっても決して不思議ではありません。
でも、信じない、仏にならなくてもいいと思うならば、御母様のいのちのこと・今現在（の状態）は？等 すべて自分で解決しなくてはなりません。そうでないと不安ですよね…でも死んだ後はわかりません。誰にも…
それを知っておられるのが覚者即ち仏様です。
どうか、悲しみを抱えたあなたをそのまま抱き取って下さっている御母様の存在に出遇って下さい。具体的にはお念仏申して下さいませ…大粒の涙流しながら。
これからも仏様となられた御母様があなたに御一緒下さっています。
質問者からのお礼
小林覚城様
お返事ありがとうございました。
悲しみが大切だと言われて、こうして母を想う時間は大切なんだと思いました。母は死ぬ間際、苦しそうでした。もう苦しみもない世界にいること、そしてわたしたちを守ってくれているのだと、母の写真と遺骨を見ながら、言い聞かせています。
母は近くにいる、母は一緒なんだと思って生きようと思います。
ありがとうございました。
花山雲吉様
お返事ありがとうございました。
母の声が聞こえたような気がしました。
母は、わたしと違ってメソメソしてないはずです。亡くなる前、人生に何の後悔もない、悲しくもない、あなたは泣き虫だね、と笑っていました。そして、もうこんな苦しいのは嫌だ、とも言っていました。
母の子どもでわたしは幸せです。
だから、母に会える日まで自分らしく生きなくては、ですね。
もう少し、気が済むまで泣いて、気持ちが前を向けるまで頑張ります。
ありがとうございました。
