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妻との離婚、これからの長い人生

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妻と離婚します。4月には独身となります。
昨今、珍しくも特別でもないことではありますが、我が身の事とは努努思ってはおりませんでした。

妻の事は好きです。離婚したくありません。しかし、離婚は決定しています。
離婚の理由は妻が沖縄県の実家に帰り、新しい人生を始めたいとのことです。私との性格の不一致や徳島県での暮らしが耐えられなかったそうです。
不貞や、倫理に反することは全くありません。少しセックスレスではありましたが。月に数回の性交渉はありました。
性格の不一致としては、よく喧嘩をしました。同じ日本語を使うのに議論は平行線で、それに疲れたようです。

今は、ウルフルズの暴れだすという歌にある歌詞のように気持ちが落ち込んでいます。人のために出来ることはあっても、人のために生きることはできない。といった具合です。

死にたいとか、あの時の災害現場や火災現場で死んでおけば良かったと考える事が多くなりました。
楽になりたい故の思考でしょうか。

妻と沖縄で暮らすことも計画していましたが、後の祭というか、今では意味のない事です。諸行無常というか。

メンタルクリニックにも掛かろうとは考えています。恐らく鬱の症状もありますので。

お坊様、なにか私に救いになる話はして下さいますか?
これからの人生、最愛(今では自分の気持ちが愛であったのか依存であったのか分かりませんが)の人を失って、生きていくこと、働くこと、貯金したり買い物したり。全てが空虚に感じます。
言葉で助けていただけたら幸いです。そういう灰色の日々に終止符をうちたいのです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

諸行無常とは変われるということ

あなたの言う通りこの世は諸行無常です。
一度誓い合った愛も変わってしまうこともあります。
とても悲しいことです。

しかし、諸行無常とは悲しいことだけではありません。
全てのことは常では無いのです。
奥さんを幸せにしてあげられなかった貴方は変われるのです。
悲しみと空虚に満たされた貴方の心も常ではありません。
変われるのです。

今は悲しいでしょうが、時間が経てば、きっと貴方自身も貴方の将来も、良い方向に変われます。
変えていきましょう。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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別れたことを後悔させるほどに・・・。

*長道さま、このハスノハへ勇気を持ってお声かけを頂き、有り難うございました。
 お連れ合いのことを好きなのに、離婚しなければならないとのこと、お辛い心中をお察ししながら、お便りを書いています。
 役割上、グリーフケアについて学びを重ねています。そこで、ストレス係数ということを知りました。人生に出会う様々な出来事を数値化することで、自分自身を客観的に確認できてたり支援につなげやすくなるというものです。ちなみに離婚は73という数値になっています。さらに、係数の合計スコアが150以上だとイライラ感が募り、200以上が続くと数年で病気になる可能性が高くなり、また300以上では専門医の診断を受ける事が勧められています。(個人差あり)
 長道さまは、ご自身の性格をきまじめだと見ておられます。これは、嘘や偽りが多くはびこる現代にあって、とても大切なことで、素晴らしいことだと思います。きっと人生のいくつかの出来事から、高い使命感を持ってただ今の職業を志願されたのではないかと想像をしております。
  「あの時の災害現場や火災現場で死んでおけば良かった」という思いがわいてくるほど、過酷な場面に数多く遭遇されてこられたのだろうと思います。しかし、その現場に立ち会うことが、すでに大きなストレスにさらされているということでもあります。仕事だからといかばかりの慣れもあり、頭は切り替えながら職務にはあたるけれど、時折フラッシュバックをすることさえあると聞きます。特に大きな災害救援に関わった方々のメンタルサポートも重要であることが、ようやく認知されてきました。「死にたい」という思いについても書いておられますが、夫婦関係だけでなく、これまでの様々な疲労・ストレスが積み重なっている証なのかもしれません。
  連れ合いの方との離婚がどうにも解消されないのであれば、今は、長道さまご自身の心身の安定を一番に考えられてはと思います。-規則正しい生活・適度な食事・十分な睡眠・心安らぐ方とのたわいない会話・太陽の木漏れ日をあびる・風のそよぎを感じる・小鳥のさえずりに耳を傾ける・身体いっぱいに深呼吸- 
 長道のまじめな生き様を必要とし、頼りとしている方は必ずいらっしゃるのです。どうか自信を持っていてください。別れたことを後悔させるほどに、輝く長道さまに・・・。長道さまのこれからを応援しています。ご縁に感謝!!合掌

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有り難し
おきもち

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん...
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質問者からのお礼

ここに書けばお坊様にも伝わるのでしょうか。沢山の質問が乱立するなかで答えていただいた二方には大変感謝いたします。
離婚しました、これから新たに道程を進めて行くようになります。苦しい気持ち、空虚な感覚、スッキリしたような部分もあります。

こういう感情の機微を一人一人が備えて、今までの時代様々な人がそういった艱難を乗り越えてきたのかと思うと人の強さ、弱さを感じます。
今は心乱れていますが、そうでなくなったとき、一皮剥けるのでしょう。
わかっていてもどうしようもない時間を過ごすなかで、自分なりに強くなれれば良いなと夢想しています。時間が経つのを待ち、成長していきたいです。
ありがとうございました。

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