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育休明けて、ギャップが辛いです

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こんにちは。
先日、育児休暇を終えて時短勤務として復帰しました。

育休明けのギャップといいますか…焦りを感じてしまっているので、それに打ち勝つためにアドバイスをいただきたいとおもい投稿いたしました。

産休に入る直前に私の後継として、私より年上で尚且つ職歴も長い方が入り、産休に入る前まで引き継ぎを行いました。年上ですが後輩になります。

休みに入るまでは、私の仕事を教えればよかったのですが、問題はその後です。
その方は私が復帰したらさようなら、という訳ではないのです。

休んでいた1年間、会社は大きく変わり、社内の様子も私より彼女の方が詳しくなっています。
そしてやはり前職で長く勤めていたからか、仕事の進め方が上手で、上司にも「あの人がいなかったら、大変だった」と言われるまでです。

お恥ずかしいのですが、正直自分は要領が良くありません。
上述の上司が彼女を褒めていた時も、私はそう言われたことあっただろうか、なんて過ってしまいました。

産休明けは仕事を全くしなかったのだからできないものだ、学び直すつもりで、焦らないで与えられたことを確実にやって信頼を得るしかないと覚悟を決めたつもりですが…復帰して、休みに入る前の過去のことをふと思い出して、どうして私がそれを教わったのに時間がかかったのに彼女にはすぐ教えるんだろう…と正直焦ってきます。
それにこんなこと言ったら怒られたのに彼女にはお咎め無しなのもモヤモヤしています。

上司からも「早くできる様にならないと俺が怒られるんだから早くやれよ。あの人にそんなこと言ったことないんだから」と、冗談のつもりでも余裕がない今は正直堪えます。

仕事をしてきた彼女の方が頼られるのは当然です。それに嫉妬して地団駄踏むより、コツコツと進めた方がよっぽど生産性があるということは理解はしているのです
ですが、心が辛くなっています。
自分の嫉妬心に嫌になります。

どの様に構えていけば良いのか、ご教示ください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あるがままに現実を受け入れることでは

だいぶ前、子どもが小学生だった頃、運動会を見に行きました。お昼ごはんのとき、子どもの同級生のあるご家族がまるでお通夜の夜の食事のような様子でした。楽しい日であるはずですから、少々のことでしたら無理にでも明るく召し上がっているはずです。

どうも、原因はお母さんにあるようなので、家内を説得してそのお宅に尋ねに行ってもらったことがありました。すると、まさにあなたと同じ悩みをそのお母さんが抱えておいででした。

産休を終わって職場に復帰したら、雰囲気がガラッと変わっていて馴染めないで困っていたのだそうです。でも、そんなふうに心配してくれる人がいてくれることが分かってとても嬉しかった、とそのお母さんは家内に言ってくれたそうです。あれからもうだいぶ経ちますがいまもそのご家族は私に感謝くれています。

お悩みは上記のように、よくあることかと存じます。そのよくお出来にある女性はあなたより年長ですし、経験もあなたより長いのですから現実は現実として受け入れ、教えを乞うこともそれほどは辛くないでしょう。これがあなたより若くて生意気な人だったら、バカにされたり鼻であしらわれたりしかねません。そんな人じゃないように感じますから、幸いなのだといえます。

産休は大切なものです。少子化が深刻な日本にあってよくぞお子さんを産んで下さいました。それで仕事にブランクができても明日の日本を考えれば、空白期間を補って余りあります。あなたは社会に貢献してくださったのです。何も落ち込むことはありません。

少しずつ仕事の感覚を取り戻し、仕事上で変更があったところは教えを乞うて慣れていってください。

あなたには、かならずあなたを気遣ってくれている人がいます。少なくとも私は遠いところからあなたを気にかけています。大丈夫です。

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有り難し
おきもち

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
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質問者からのお礼

お返事が遅くなり、ありがとうございます。
あれから色々ありまして転職いたしました。
幸い職場では穏やかに過ごせています。

主人に支えてもらい、なんとか過ごせていました。お言葉があったからこそ強く思えたように感じます

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