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引きこもり、ニート状態から抜け出せません

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有り難し有り難し 20

私は15年ほど、引きこもり、ニート状態にあります。
大学在学中、急に人の中にいるとひどく緊張し、動悸や、ひどい汗をかくようになってしまい、その姿がまた、人の目に変に映っているのではと思うと、ますます緊張し、電車やバスにも乗れなくなってしまいました。
就職活動もできず、そのまま実家に戻り、引きこもり、ニート状態となってしまいました。
色々な方に相談をしたり、本を読んだりして、著者の方に相談をして、いただいたアドバイスを様々、実行してきましたが、現在も抜け出すことができていません。
今、自分ができることをしようと言われ、ずっと掃除や道のゴミ拾いをしたり、感謝が大事と言われれば、感謝できることをたくさん探しました。
ひどく落ち込むときも、できることを探して、なんとか生きてきました。
でも、もう未来が拓く気がしません。
すべてどうでもよく、投げ出したくなります。
自分は自分なりに、頑張って生きてきたつもりですが、希望がもう持てません。
もうすぐ40歳になってしまい、その間、学生時代のアルバイト経験しかありません。周りの同年代からも、完全に遅れ、絶望ばかりです。
やりたいことも、好きなことも何一つ見つかりません。
どうか、こんな私に少しアドバイスをいただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心のもろさを感じることが生きていることだから

なつ 様 相談ありがとうございます。

我々は心のもろさに溢れる世界に生きています。心のもろさ苦しさを感じた時、人は感覚を麻痺させます。苦しい感情を避けたいと。
しかし人は選択して麻痺させることができません。
つまり、苦しくて辛い恥と思う感情と共に、喜びや愛情の感情も麻痺させるのです。何もする気が起きず、それで、ニート・引きこもりが起きるのです。

他には苦しい感情を避けようとして、アルコール依存等がありますが、そのような依存をする人も辛い感情を麻痺させると同時に心からの喜びを麻痺させるので、依存が続くのです。
ですので、自分の心に思いやりをむけて、自分に優しく「大丈夫だよ」と語りかけて、自分に愛情を向けて、自分の心のもろさを、恥を、さらけ出すのです。
「完全に遅れ、絶望ばかりです」そう思うのも致し方ないです。誰でも引きこもりが長ければそう思います。その「心のもろさを感じることが生きていることだから」そして「この自分でいいんだ」と信じることです。

今の辛さ・苦しさ・その心のもろさを抱えているこの自分を「あるがままに愛して」みてください。「それでいいんだよ・優しく・温かいよ」と自分に向けてみてください。続けてください、麻痺が少しずつ溶けていくでしょう。

そうして、今いる場所から、この「自分でいいんだと働きかけること」を続けることで、一歩ずつ踏み出て、優しく穏やかに人とも接せすることができるでしょう。
さらに自分自身にも優しく思いやりを持てて、穏やかになると思います。

あなたがそうなると信じています。

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質問者からのお礼

回答をいただき、本当にありがとうございます。私はどうしても、今の自分を否定して、責める気持ちばかりになってしまいます。「今の自分でいいんだ」と思うことを続けてみます。たぶんずっと引きこもりの自分を否定してきたので、すぐにはこれでいいとは思えないと思いますが、毎日この自分でいいんだと思い続けてみます。温かなお返事を本当にありがとうございました。人にも自分にも温かく優しい人になりたいと思いました。

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