地元と親元を離れるべきかどうか
お世話になります。
仕事の都合で地元と親元を離れなければならない可能性が出てきました。
私は関西(奈良県)出身で、地元と親への執着が強く悩んでいます。
私は生まれてから大学卒業までずっと関西で過ごし、ずっと親元で実家暮らしを続けていました。大学卒業後にはIT企業に就職し、東京に移住しましたが、大きな望郷心と親に会えない寂しさから精神的に弱って2年で会社を辞め、別のIT企業に転職して関西に帰ってきました。
しかし、コロナ不況の影響で、また関西から離れなければならない可能性が出てきました。(関西に就業可能な案件が少なくなったため)
その後、偶然本屋さんで発見した本の影響で仏教の勉強を始め、執着は良くないことだと知りました。
よって、私の地元と親への執着は仕事を優先する上では良くないことだと気づき、苦しみの根源はここにあるので、論理的に考えれば執着を捨てる(抑える)べきだとは考えるようになりました。しかし、この執着を捨てられる自信がありません。
また、一人っ子で親に甘やかされて育てられたので、諸々の欲望(怠けたい、自分を守りたいなど)を抑えるのも心の負担が大きいです。瞑想を実践して、自分の感情を少しずつ冷静に見つめられるようになってきましたが、まだ感情にとらわれて情緒不安定になることが多いです。
このような状況で地元と親を離れて仕事をするべきかどうかは迷っています。会社としては一応地元を優先しても良いという姿勢ではあるようですが、それでは自分の今までの職種、希望の職種に全く合わない部署に配属される可能があり怖いです。
自分の経歴を生かせる希望の職種を優先するならば、全国転勤を受け入れなければならないです。しかし、また望郷心と親に会えない寂しさから精神的に弱ってしまわないかが不安です。
煩悩まみれの私で大変申し上げないですが、回答の程よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
どちらかを選ぶ、希望を手にする、 二択だけじゃないと思うよ。
執着=悪.マイナス ではありません。
誰にでも、持ち合わせている想い(欲)のことです。
執着があるから、ここまでこられたのよ。
勉強も、進学も、就職も、家族や支えも、何もかも大切なものよね。
人間は、執着とは切り離せない。
私だって、お坊さん みんなにあるものですよ。
大事なのは、バランスです。
執着は、自然に沸き起こる欲ですが、これがあまりにも強過ぎると、何がなんでも手にしようと、周りが見えなくなる。ときには、人を傷つけ、命をも奪うかもしれない。
ワガママで自己中で、自分が恐ろしい鬼になるかもしれない。
それを、教えて気づかせてくださるのが、仏法です。
執着をよくない、無くす、と考えるのではなく、
バランスよく上手く付き合う、ときには手放す、本当にそこまでして拘るものなのかなって。
そのように、見方を変えていけたら、もっと生きやすくなると思うよ。
地元や親への執着は、当然だと思うわ。
あなたが、育った環境であり、安心の居場所なのだから。
執着はよくない、切ってしまわなきゃ、どちらかを選ばなきゃと思わずに、何かあればいつでも帰れる場所だと思えばいいのだし、離れた場所でも、そこで安心な居心地をまた作っていけばいいのです。友達やパートナーや、みんなそうしながら、自立していくのだからね◎
精神的に不安定になる、身体にも支障が出るような状態になるのなら、希望の職種への執着を緩めてみたり、別の配属にもやりがいを見出せばいい。
どちらかを選ぶ、希望を手にする、
二択だけじゃないと思うよ。
与えられた環境を、楽しんでいける余裕をね。
そこにまだ知らない可能性を、秘めているかもしれないのだからね◎
いいと思いますよ
拝読させて頂きました。
あなたが地元愛やご両親様と離れることが辛いならば地元でのお仕事にお勤めなさるのでもいいかと思います。
地元やご両親様ご家族との生活を優先する選択肢もありだと思いますよ。
地元でお勤めなさる中であなたのお仕事での経験も積んでいくことはできるでしょうし、地元での人間関係もより深めていくことができます、ましてあなたを育ててくれたご両親様や周りの皆さんや地元自体に社会人として貢献していくことができますからね。
いつでも完璧なものなどないのです。いくつかの選択肢の中で何を優先していくか、その中でどう前向きに向き合って勤めていけるかですからね。
またあまりこうでなきゃいけない、こうしなければならないと固定観念にとらわれすぎすに柔軟に考えてみて下さいね。
あなたがこれからも地元でご両親様やご家族の皆さんや親しい方々とのつながりを大切になさりながら、仲良く幸せに生きていくよう心から祈っております。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
自分のあらゆる執着の扱いについて、一度見直してみることにします。
また、固定観念にとらわれず、未来に対して広い視野を持って判断できるよう柔軟に対応していきたいと思います。
大変参考になりました。心より感謝申し上げます。