hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

産休のタイミング

回答数回答 2
有り難し有り難し 12

お盆の頃から産休に入る予定です。ですが後任のかたへの引き継ぎと合わせて6月末から新しい仕事を私も引き継いでいます。もっと早いタイミングに後任のかたがきてくれればよかったのですがどんどん後ろ倒しになり私も後任のかたもお互いに不安を抱えています。もう一人後任が入る予定なのですが8月には入りそうもなく…そんななかで新しい慣れない仕事を後任の方お一人にお任せして産休に入るのが心苦しく産休に入るのを予定より遅らせようと考えていました。
ですがこのご時世、お盆で都会から帰省する人も増えるし政府のgotoキャンペーンも始まるしで少しでもコロナの感染リスクを減らすためにお腹の子供を守るために予定通り産休に入るのがベストなのかとも思い始めてきました。
お腹の子供も心配だし後任のかたも心配。いつから産休に入るのが正解なのかわからなくなってきました。夫や実母も仕事の引き継ぎができないのは後任を遅くいれた会社の責任だからあなたが気にすることではなく、母子の健康が第一と言ってくれています。母親になる身として予定通り産休に入るのが健康の為コロナの感染リスクを減らすのがベストです。ですが罪悪感が残りますます。何か心がスッキリするような考え方があればアドバイスいただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご家族の仰る通りですよ。

「仕事の引き継ぎができないのは
 後任を遅くいれた会社の責任だから
 あなたが気にすることではなく
 母子の健康が第一!」

お産は待った無しですから
予定通り産休に入りましょう。
それこそ何かがあったら大変です。
お産は命懸けなのですから
堂々と休んで
立派なお子を産んでください。

{{count}}
有り難し
おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
このお坊さんを応援する

お子さんを第一にお考えになったら

仕事に引継ぎが大事である、というのはその通りだです。

いま私は45軒のお寺の事務責任者(という表現は適切じゃないかもしれませんけど)みたいなことをしています。前任者は正直いってあまり教えてくれない人でしたので、困っています。事務的な事だけなら我慢もできますが、問題を抱えておられるお寺の事情なども全く聞かせてもらってなくて、せめてそれだけは申し送りをしてほしかったと思っています。

でも、何が何だか分からなくてもやっていくうちに見えてくるところもあり、マイッたなぁ、とも思いますが、これもよい勉強なのかなぁ、となかば自分に言い聞かせています。どんなことでも自分が成長するタネになると考えると、これも悪くないのかな、とも思います。

こう考えると、後任の方も最初はたいへんかもしれないけど、仕事をしていく能力を高めるよい機会になるかもしれません。教えられていては分からなかった新たな発見もあるかもしれません。だからその人にとっても悪いことばかりじゃありません。

それから、あなたは「ママ予備軍」なのです。めでたくも妊娠なさりこれからお母さんになっていかれるわけです。いまはママ予備軍に徹するべきです。お仕事のことは産休があけてから考えてもよいのではないですか。

最後に、私がずいぶんたくさんの方々からお聞かせいただいた言葉をご紹介します。「あの人が定年になったら(つまり職場におられなくなったら)、えらいことになるぞ」といわれていても、いざとなると、残った人たちだけで何とかなった。そんなもんや」

職場の核になる人がいなくなると、誰かが新たな中心じんぶつになったり、みなで少しずつ埋め合わせをしたりして、職場は動いていくものだ、ということです。ああなたの産休が、後任の方の力を引き出すことになれば、それは素晴らしいことじゃないですか。

{{count}}
有り難し
おきもち

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

素敵な回答を御二人からいただきありがとうございます。仕事はどうにかなると思い、母子の事だけ考えようと思います!!ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ