hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

彼に過去の失敗を責め続けられます。

回答数回答 1
有り難し有り難し 5

現在付き合っている彼氏がいますが
過去に散々喧嘩を繰り返したこともあり、今現在とても険悪な雰囲気です。
原因は私が彼との交際に不満を抱き、感情的になってそれを言ったことです。
今思えば思い通りにならないことを全て彼のせいにして、感情的になっていたと反省しています。
また、彼に対していつも否定的で彼を認めてあげることもほとんどできていなかったことも反省しています。

ここ1ヶ月ほど、自分の今までの考え方や態度を振り返り、反省して全て改めると決意しました。
しかし、彼からの信頼をすっかり失っており、彼から私の過去の失敗を責められるだけです。
何度も謝りましたが、同じ話題を繰り返し話されて「なんであの時あんな事を言ったのか、なんであんなことをしたのか」と言われ続けます。
反省してもしきれないほど私は彼に酷いことをしてきたので当然だと思いますが
なぜ?と責められると過去にしてしまったことなので、なんと答えたらいいかわかりません。

私はこれから先、二度と同じ過ちを繰り返さないで生きる、ということでしか彼に報いる方法はないと思っています。
しかし、彼に過去を責め続けられると
謝ることしかできず、もう信頼を取り戻すことは不可能なのかと悩んでいます。

失った信頼を取り戻すために
私は彼に対してどう行動したらよいかわかりません。
何か良いアドバイスがあれば宜しくお願いします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

異体同心なれば何事もうまくいきます

ご質問有難うございます。
拝読させていただきました。

さて、男性と女性ではもって生まれた性質に違いがあるもので、お互いの育ってきた環境や価値観も手伝い何かとうまくいかないものです。

過去の失敗というのは、悔やんでも悔やみきれませんね。
これから同じ失敗はしたくない・・
ほのこ さんはきっとそうお考えだと思います。

しかし、考え直してほしいのです。
「なぜ、ほのこさんは彼氏さんと一緒にいるのでしょうか?」

それはこれからも、よりよく生きるためではないでしょうか。
将来的なこともお考えになることもあろうかと思います。

ずっと失敗しないで、ずっと自分を押し殺して生きていく。
それで、ほのこさんはよりよく生きられるでしょうか?

過去のことを責め続けられると過ぎ去ったことなので、どうすることもできず、お辛いです。

どういう風に責め続けられるかは量れませんが、過去にこういうことを彼氏さんから言われた言葉、もしくはふるまいに対して反発してしまった。

ここのところを、もう少しお話されたらよいかと思います。

これは彼を批判するのではなく、お互いがお互いを「認め合う」ことが大切です。

トゲを抜くような辛いものになりますが、なんとかやってみてください。

仏さまは、この世界は苦しみの世界だといわれています。
どんなに仲のよい2人であっても、対立することや、こんなことなら1人でいた方が気楽かもしれないと思うときさえあるのですす。

日蓮聖人は、「異体同心なれば何事もうまくいきますよ」といわれています。
お互いがお互いを、認め合い、少しずつでも信頼してください。

案外、自分も自分のことを知らないし、信頼できてないものです。

これから亀の歩みのような足取りでも、しっかりとお2人が歩み寄れるようにお祈りしております。
+++
彼も一緒にいてくれるのは、ほのこさんがかけがえのない存在だからこそだと思います。
これから、よりお互いを認め合える存在になれると良いですね^^

{{count}}
有り難し
おきもち

合掌 私は日蓮宗の坊さんです。 2人の男の子を持つ父親でもあります...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

回答ありがとうございました。

何度も読み返し、私自身では気付けていなかったことに気づくことができました。

「ずっと失敗しないで、ずっと自分を押し殺して生きていく。
それで、ほのこさんはよりよく生きられるでしょうか?」

この部分、胸に突き刺さりました。
同じ失敗をしないように、そればかりに考えがいってしまって
何のために失敗しないように、努力しようとしていたのかが抜けていました。

なぜ不満に思ったのか、酷い行動をとってしまったのか、もう一度考えてみましたが
二人で同じ目標に向かっていない、
同じ将来を夢見ていない気がして私はいつも辛くて、不満に思っていました。

素直に話して、彼の気持ちや考えを聞いてみたいと思います。
批判することなく、彼を受け止められるように、理解できるよう努めながら
少しづつ二人の壁を取り除いていけたらと思います。

ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ