一寸の虫にも五分の魂
昨日(19時20分)には居たはずの「コガネグモ」が、今朝(4時50分)にはいなくなっていました。
巣を放棄したのではなく、きちんと「畳んで」います。50日ほど居着いてくれたのですが…。
普段は、少々の風雨にも動じることなく、巣の中央でじっと堪えていました。少しのことで動揺する私は、コガネグモのような忍耐力が欲しいと、ずっと感じていました。
梅雨明けを前に、引っ越したのでしょうか? あるいは、コガネグモの寿命から考えて、ひょっとすると天寿を全うしたのかもしれません。
お寺の境内には、いろいろな虫がいそうなイメージがあるのですが、どうなのでしょうか?
また、回答僧の皆様は、お寺の境内にいる生き物を見て、何か思うことはあるのでしょうか?
このhasunohaを、小学館集英社プロダクション発行の本で、知りました。(登録は2019年) かつては、列車で、各地(北海道を除く)を巡りました。 よろしくお願いいたします。
「安楽死所望」の一方で、心のどこかに「死」に対する恐怖心がある。 加齢とともに、親の二の舞を演じる場面が増え、無力感が募る。 受容できない自分を受容できない。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ヘビが鳴く!?
10年ほど前の夏休み、子どもたちが「ヘビが鳴いている!!」と騒ぐので、そんなはずなかろうと笑っていたら、たしかに聴いた事のない「ギョエッ!!」という妙な鳴き声が聞こえてきた。驚いて境内の池を見に行くと、なんとトノサマガエルの両足に別々のヤマカガシが喰いついて奪い合っているではありませんか!!これで股を引き裂かれそうになったカエルが、痛そうに悲鳴を上げていたのでした。助けてやりたい気もしましたが、ヘビも精一杯生きているんだということで、そのまま放っておく事にしました。
それから3時間後、、、
なんと、同じポジションで、まだ奪い合いの格闘は続いていました。
私は子どもたちを呼び、一匹のカエルを何時間も奪い合う2匹のヘビと、そいつらのすぐそばにいる他のカエルたちが、ヘビたちなんかまるでお構いなくウロウロしてゲロゲロ鳴いている光景を見せて、執着心で周囲が見えなくなることの滑稽さと、人間には「奪い合えば足りない。分け合えば余る。」(あいだみつを)という智慧を働かせることができるんだ、という事を伝えることができました。
おしまい
境内には植物が多いからか、
いろいろな生きものが居ます。
拙寺は街中に位置しますが
毎年ハトが巣作りしますし
決まった時期に決まった花が咲きます。
池にはメダカが住んでいますが
今年はカエルが6匹いて
どこから来たのか不思議です。
今朝は菩提樹の周囲の地面に穴が開いていたので
上を見たら葉や枝に幾つものセミの抜け殻がついていました。
どれも人間よりは寿命は短くて諸行無常を感じますが
改めて我が事だと強く感じざるを得ません。
質問者からのお礼
回答をありがとうございました。
和田隆恩様
街中でも、たくましく生きている生き物も多いのですね。
転落院様
「ヤマカガシ」ですか。私は、30年くらい見ていません。
生き物から学ぶことも、多いですね。
こちらでは、セミたちの鳴き声が、勢いを増してきました。
ご縁があれば、また…。