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夫を幸せにする自信が無くなりました

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有り難し有り難し 12

10代の頃お互い初めての恋人で、10年の交際を経て結婚に至りました。私は過保護に育てられ、夫は口を出さない家で、ご両親は働き、祖父母に自由に育てられました。
しかし結婚の際に私の両親に猛反対を受け、夫は赴任先から新幹線で何度も実家に足を運び、土下座でお願いし『家にではなく、君に娘を預ける』と結婚を認めてもらいました。今まで親の監視下におかれ、自分の意見も言えなかった自分には、結婚生活は全て新鮮でした。
義理の実家にはお正月とお盆にお邪魔しています。大型犬がリビングでずっと吠えていて、ご飯の用意は無く、買い物には私達が支払い、私の家族の悪口を言いながらご飯を食べます。義父の思い付きで急に他県までドライブに行ったりします。毎度インフルエンザや、急性胃腸炎、突発性湿疹がでたり、ご迷惑をおかけしてしまいましたが、慣れないと!と頑張りました。
夫も大晦日に私の実家に着てくれ、両親は大喜びでご馳走を用意し食べさせ、夫の好きなものをお土産にたっぷりと持たせます。夫は拷問!と言いながらも頑張ってくれます。
今年の元旦は夫の実家で暖房もつけてもらえずダウンを着て過ごしました。義父の思い付きで出掛け、コンビニ弁当を車内で急かされながら食べている時、ふと消えたくなりました。
私の知っている愛情の表現とあまりにも全く違い、とても疲れていたことに気付きました。結婚して5年経った今も私の家族の悪口を言う義父母姉のことも、おかしいと思っていいと理解し、夫に伝えました。夫はいつもの温厚な夫から豹変し怒り、貧乏で引け目を感じさせられたと泣き、私をHSPという病気だと責めました。家族と私の間に入ることも拒否しました。なにも伝わりませんでした。
私は夫との生活が大好きで、毎日笑っています。しかし、義理の家族のことを考えると憂鬱です。それは夫にとって不幸なことです。 
また今は完治しましたが、私が重い病気になり、働き方を変え収入が減り、低家賃の家に引っ越しました。私達は生活費を一円単位で割り勘しているので、理想の家に引っ越したく、キャリアアップを目指しています。しかしそう思っていたのは私だけで、夫は上をみたらきりがないとスラム街の映像を見せ、生活の縮小を促します。夫の理想に寄り添えない可能性を感じてきました。
再婚も見込めると思うので、本当に幸せにしてもらえる相手と夫は結ばれるべきなのではと悩んでいます。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

柔軟なものの見方を

こんにちは、初めまして。

ご夫婦のことは、第三者には分かりづらい点が有ることを前提に、私の感想を書きます。

「私は夫との生活が大好きで、毎日笑っています」という一文に、現在の関係が心地よいものであることが伝わってきます。しかし、その後に義理の家族のことを考えると憂鬱です。それは夫にとって不幸なこと」だと言われています。

あなたは、義理の両親さんとのお正月とお盆という非常に短い期間の中で、自分との家族の違いを多々感じられたようです。その事実を「私の知っている愛情の表現とあまりにも全く違い、とても疲れていた」。そして、「おかしいと思って」ご主人に告げられると、ご主人は「豹変し怒」って泣いたとのことです。

その文言や内容は第三者にはわかりませんが、あなたの「家族の悪口を言う義父母姉」が宜しくないのはその通りでしょう。しかし、あなたもご主人のご両親について「悪口」とご主人に取られても仕方のないことを言っているのではないですか。

「大型犬がリビングでずっと吠えていて」、あなたには馴染みがないかもしれませんがそういうお家も有るでしょう。あなたは心地よくなかったから、このことを書いたのですよね。

「ご飯の用意は無く」、義理の両親の元に帰って食事の世話をするのは、先方だけの仕事で、あなたはお客さんでしょうか。嫁であるあなたがなにか作りましょう、というのを義両親は待っていたのかもしれませんよ。

「義父の思い付きで急に他県までドライブに行ったり」、とあなたは義父の「思いつき」を二回文章で出されています。あなたにとって、どちらかというと不本意だったのでしょう。見方を変えれば、突然だけど素敵な提案とも言えると思いますが。

あなたは、義理の両親に柔軟でないものの見方をしている可能性はありませんか。
あなたが自分の両親を非難されると残念なように、あなたも義両親を同様に非難してご主人をがっかりさせているのではないでしょうか。

あなたが「重い病気になり」「収入が減」っている時でも、あなたを支えてくれる。そして現在の「生活が大好きで、毎日笑って」いる日常を分け合っているご主人に、まずは出来るところで応えようとするのがあなたの今、為すべきことではないでしょうか。

柔軟に自分のものの見方を見直してみる。
「再婚」云々の話は、やるべきことをやってからで十分だと思います。

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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

ご回答いただき、本当にありがとうございます。
お礼をすぐにさせていただいたつもりが送信できておらず、大変失礼いたしました。

自分だけの堂々巡りのなかで、全てをマイナスに捉えてしまっていたことに気付かせていただきました。

無意識に義理の家族と同じように、悪口にも捉えられることを夫にも言ってしまっていたのは、自分が情けないです。

夫が一日中遊んで帰ってきても、お風呂とごはんを用意し、全身マッサージするなど全くなんとも思わず進んでできますが、義理の両親にLINE一通返すのも億劫に感じてしまう自分がまだまだいるのも事実です。

広い目線で整理をしたいと思います。
本当にありがとうございました。

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