hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

中絶するか一人で育てるか

回答数回答 1
有り難し有り難し 10

現在私は実家暮らしで付き合って半年の彼がいます。結婚はしていません。

先日妊娠検査薬、そして病院での診断で妊娠していることがわかりました。
現在4週後半です。

妊娠のことを彼氏話したところ、
『無責任なことを言ってるけど俺は今子供は欲しくないし、産むのであれば別れる。』と言われました。
彼は過去に別の女性との間に二回子供を下ろした経験があります。
その時のことについて聞いたところ、
その当時は事の重大さが分からず、"子供ができて育てられる環境ではないからただ下す。"という安易な考えだったそうです。

彼自身、今になって事の重大さ、そして自分が犯してしまった罪の重さを強く感じているみたいです。

話し合いを重ねて、
・一人で育てるという強い決断ができない
・別れで育てるとなっても大嫌いな彼になってしまうし子供に罪はないとわかっていても大嫌いで自分勝手な彼の子供に愛情を捧げる自信がない
・仕事の関係、経済的な面、時間の関係で育てる事が困難である
という事で私自身、中絶する決断をしようとしています。

彼とは毎日会い、いまだに話し合いを続けています。

妊娠がわかって数日間は、
中絶して、その罪を一生背負っていくのは辛いし嫌だと思ってしまっていました。
でも自分の中の考えを紙に書き写し整理したところ、
"一生背負っていくのは嫌だ"との発言はどんなに無責任で浅はかだったのか自覚しました。

次の婦人科の診察日までの数日間、
引き続き彼と二人で話し合いを続けようと思っています。
ただ、自分達のした事だから母には話さず、自分達で背負っていくべきなのか話し合いを重ねてもそこは解決ができません。

毎日子宮が痛くなり吐き気もあり旦那に小さくてもお腹の子が今生きている事実を痛感します。
今必死に大きくなろうとしている子に、
自分達の無責任な行動から日の目を見せてあげられない事、
自分の手でその命を摘んでしまう事、
とても辛いです。

その子のためにも自分たちが幸せに生きなければいけない、
でも先の人生に幸せがあるのかわかりません。
今は毎日光がない世界で答えを探そうと必死に生きています。

母に言うべきなのか、今後支えるとは言ってくれているが今までの行動が無責任な彼とは別れるべきなのか
自分はどうしていいのかわかりません。

なにかお言葉いただけたらと思います。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

どの命も大事です

ユナさん、いろいろと悩んでおられると思うのですが、私からは命を奪えとは決して言えません。そして産みなさいとも今の状況では申すことはできません。

しかし、今のままではユナさんは子供を産もうが産まなかろうが、さらに大変な状況になるのではと思います。

まず、今まで何度も女性に子供を堕胎させている彼は、命を奪うという罪を重ねて来られています。
堕胎は女性も男性も罪は同じですよ。
そして、さらに貴女に子供を堕胎しろというのですから、その方はご自分の身の幸せしか考えてはいないのではありませんか?貴女のことも本当に大事に思っているのでしょうか?

因果応報という言葉があります。
自分の行いは、どんな形であれ必ず自分に返って来ます。

よくよくお考えください。

そして、一番相談しなければならないのは貴女のお母さまだと思います。

お母さまも、若くして貴女をお産みになっておられますよね。
お母さまに是非ご相談するのが良いと思います。

そして、じっくりと話し合ってご判断ください。

命に大きいも、小さいもありません。お腹におられるお子様は貴女や彼と同じ命です。

そして、貴女の命も大事です。

とにかく、すぐにお母さまとご相談ください。

幸せは、苦労の中にこそあるものだと思いますよ。

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さんだと思っております。 法昌という法名で、和歌山県の高野山の西禅院が所属寺院ですが、 普段は東京都町田市のマンションで手作りの密壇でひたすら修行を続けている  はぐれ行者です。 伝法灌頂も中院流の一流伝授も授了させていただいております。 娘を持つ母であり、一家の主婦でもあり、親の介護もあったりします。 エッセイや文章、そして漫画家として漫画も描いております。 イーハトーブクリニック萩原医師の指導をいただきヒプノセラピスト(催眠療法士)でもあります。 基本的に隣のおばちゃん的な、でも変わった尼僧です。
ご相談可能な時間はその日ごとに違うので、いくつかご都合を書いてくださいね。 人生で悩んだ時に、最善の答えを与えてくださるご神仏と、あなたは心の奥で必ず繋がっています。ご自身の心の中からご神仏のお答えが受けられるようにアドバイスをさせて頂きます。 ◆著書:「神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと」「迷いをすっきり消す方法」「幸せを呼ぶ仏像巡り」

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ