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追い詰められないと努力ができません。

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僕は今高校生1年生です。

僕は、努力してこうなりたい!(行きたい大学に行きたい)とは思うのに、目先に楽なことがあるとすぐそちらに流れてしまったりして、勉強に集中できません。

例えばテスト前日とかは集中できるのに、普段例えば自分でやろうと思ってきて買った問題集は続けられません。
追い詰められないとすぐ遊んでしまうんです。

今の自分のままでは行きたい大学に行けないと思います。
だから、こんな自分を変えたいと思うけど、僕はどうすればいいでしょうか。自分の変え方が分かりません。

親や先生にそう言うとお前は甘えているだけだ、と言われます。自分でもそう思うけど、でもどうすればいいのかわからないんです。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

習慣づくり。

こんにちは。
ご質問読ませて頂きました。
Joe様は「僕は、努力してこうなりたい!」という力強い信念をお持ちでいらっしゃる、それは大変素晴らしい事だと思います。
お悩みは、勉強していても目先に楽なことや、興味の対象があるとついつい横道にそれてしまい勉強に集中できないとの事。
案外、Joe様の様なお方結構いらっしゃるのではないですかね?そう言う私自身も学生の頃(今でも若干そうですが)、勉強や何かやらなければならない事があってもテレビや漫画、雑誌、ゲームなどの誘惑。後、私の場合何故か集中しなければならない時に限って部屋の乱れが気になりだし掃除をやりはじめてしまう始末でなかなか集中することが出来ませんでした。そこで、私の対処法だったのが先ずは自分自身がその誘惑に負けてしまいそうなものは視界に入らない場所に片付ける。そして、勉強する為の部屋づくり、集中できる環境を整える事が大切なのかなぁと感じました。 Joe様も一度、勉強部屋の環境を見直してみてはどうでしょうか?
又、買ってきた問題集が長続きしない様ですが、私も三日坊主で後は問題集に手をつけなかった経験が多々ありますし、テストならテストのギリギリまで引っ張って漸く勉強を始めると言う人間でした。このようなタイプの人間は無理矢理勉強しても集中できないですし、やっても意味がないです。それ以前に頭に入りません。(経験済みだと思いますが)
なので、取り敢えず集中する日を二日でも三日でも一週間でも良いから作ってみる。問題集も一頁でも二頁でも十頁でも良いからやってみる。そうやって「何日までやる!」といった自分自身の中で勉強に集中する「期間」や「目標」を設けるようにする。やってみると案外「やってやろう!」って気持ちも芽生えてくるはずですし、慣れてきたら日にち、頁数を増やしていくなりしてみてはどうでしょうか。
この繰り返しを習慣にすれば少しずつJoe様に長期にわたる集中力が備わっていくのでは…。
ご自分の持つ力強い信念、目標を大切にして頑張って下さい!
隆介 合掌

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おきもち

少しでも皆様のお気持ちに心を寄せて行けたらと思っています、どうぞ宜しくお願...
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個人攻撃は止めよう

 何とも良い質問だと感じます。私の答えは、「性格ではなく仕組みで解決しよう」です。そもそも人間にとっての優先順位は、「生き延びること」が最初の方に来て、「社会的安定を得ること」とかはずっと後の方の問題なのです。優先順位が低いことを後回しにするのは、言わば本能的な生きる知恵です。だから、何とかそこを誤魔化さなくてはならない。
 しかも、勉強というのは「今日しなかったから身長が1㎝縮む」といった、明確に即反応が出ることではないのが特徴。すぐ結果が出ないことには、モチベーションが湧きにくいのです。現代は何でも「すぐに反応がある」ことが良しとされていますので、「即時結果が出ない」ものへ力を注ぐことは、僕たちの学生時代よりも難しくなっていると感じています。
 ただ勿論、こういった問題への対応を考えている方はいて、いくつも対応策が作られています。そもそも、「中間・期末テスト」もそうです。高校3年生の3月に一発試験で「はい卒業」でも理論的には良い(卒業証書は、「高校の全課程を終了したこと」の証明書です)筈ですが、期間を区切ることでモチベーションを維持しようとしているのです。しかし現代では、もっと細かく区切った方がいい。小テストとか週間ごとの試験はそういった意図によります。更には宿題とか問題集の「やった日 ○月○日」というのも、そんな工夫です。高校生向けのビジネス手帳でしたか、手帳で進行管理するアイデアもあります(調べればすぐ出てきます)。
 あとは「一緒にやる仲間」作りです。浄土宗では「別時会」というのを開きますが、これ「○月○日に○○へ集まって、お念仏しましょう。1人だとなかなかやらないから」という、些かみっともない成り立ちの会です。でもこれ、「しっかりやれよ!自覚が足りーん!」という個人攻撃ではなく、仕組みで解決しようという例です。現代で言えば、塾へ行くのに近いかも知れません。
 なので「甘え」「考え方」で解決を図るのではなく、「やり方」「仕組み」で考える。無駄な自己批判より、他人のやり方を真似る。さぁ検索検索。

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おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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常に目に前に目標を、そしてそれを宣言しましょう

相談者さまはもしかしてO型ですか?僕はO型なんですが、危機感がなければやる気が出ないですよね....(違ったら申し訳ありません)

本当に努力できない人は、もう手遅れの状態になってやっと気づくんです。甘えと言われればそれでおしまいですが、いざとなった時の集中力で大概なんとかなってしまうので心のどこかで「まだいいか....」と思ってしまいます。
しかし、年を重ねるにつれ、やはり一夜漬けじゃ限界がきてしまいます。知識が浅いことが露呈するんですね。このやり方ではいつか必ず挫折してしまいます。
相談者さまは受験までまだあと2年くらい時間があるのに、「努力が継続しない」という危機感を持っていますよね?それは重要です。
危機感というのは一種のモチベーションです。
レベルで言えばマックスのモチベーションかもしれません。
なので、レベル50のモチベーション、レベル30のモチベーションなど、日々のモチベーションを作り出しましょう。
例えば、レベル50は「次の試験で学年何位以内に入らなければゲーム機を親に預ける」とか
レベル30は「苦手科目で何十点以上とれたら新しいゲーム買う」とか、ロック・リーばりの自分ルールを作りましょう。そしてそれを周りに宣言しましょう。

本田圭佑選手や新庄選手などは「有言実行」タイプです。事前に大きな口を叩くから、やらなければならない。周りに宣言することによって自分を追い込むんです。
「やらなきゃいけない、と思わないと集中できない」なら「常にやらなきゃいけない状況をつくる」んです。常に、目の前に目標を設定し、高らかに宣言しましょう。
それが、モチベーションとなるんです。

受験、応援してます。

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おきもち

質問者からのお礼

僕のつまらない質問に沢山有難いお言葉を頂き
、とても感謝しています。頂いたお言葉の中にあったことを全て少しずつ実践していきたいと思います。
次成績が上がらなければスマホは親に預けることにして、週一度は必ず友達と一緒に、集中できる自習室という環境で一緒にコツコツやることにします!
沢山の回答本当にありがとうございました!

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ