お坊さんの彼との子どもに自由はあるのか。
お盆のお忙しい時に失礼します。
お坊さんの彼と、子どもについての考えが違いすぎて、今後のお付き合いを考えています。
私は将来自分の子どもに、「自分のやりたいことをやりなさい」と言いたいです。子どもが寺を継ぎたくないと言った時、私はその気持ちを尊重したいですが、彼氏さんやその家族はきっとお怒りになると思います。僧侶となる子どもを育てるつもりがないなら、私は彼氏さんと付き合い続けるべきではないのではと最近考えています。
檀家さんからお預かりしたお寺を守る。それはとても大切なことだとは理解しています。でも、守る方法は世襲以外にもあるのではないでしょうか。
お檀家さんも、小さい頃から知っている子どもなら信頼できると、住職の子に次代を望まれるのかなと思います。でも、優れた住職の子が優れているとは限りません。お檀家さんの「墓を守ってほしい」という思いに対して、世襲は最善策ではないのではないでしょうか。
子どもが自分から僧侶になりたいと言うなら問題は何もありません。子どもが寺を継がないと決めた時のために、お寺から出ても生活できるお金を今から貯めておくべきだと私は考えました。でも、彼氏さんは自分の代で寺を他人に譲るなど、そのためにお金を貯めるなど考えたくないと言います。
私の考えは一方的なのでしょうか。もうお別れするしかないのでしょうか。
まとまりのない質問になってしまい申し訳ありません。何かお考えをお聞かせくださるとありがたいです。お願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたの考え方を支持します。
私はお寺の生まれ育ちではなく在家出身ですから
お寺を守るのは世襲以外もあります!
私の後継は
檀家さん方は私の子どもを期待されているでしょうが
そのようには育てていません。
宗門の学校に行かないで
一般の学校に通ってほしいとも思っています。
私は30歳で脱サラして得度しましたが
それまでの社会人経験は
私の僧侶活動の土台になっています。
私がそうでしたから確信していますが
30歳からでも遅くないし
私が楽しそうにお勤めしている姿が伝われば
子どもも自然と志すようになるのではと期待しています。
お寺に嫁ぐとは、それなりの考え方が必要なのかもしれません。
色々と悩んでおられるようですが、まず、タイトルからのご質問に対しては、自由はあります。でも、親は子供に対して養育する義務はありますし、どのように育てるかは親の責任です。
お寺へ嫁ぎたいとのことですが、両家の調整ができれば、おめでたいことです。
あくまで結婚は、当人同士はもちろんのことですが、やはり両家であり、さらにお寺となると檀家さんも含めて(結婚したことくらいは伝えるという意味ですが)の総意が大切かと思います。
さて、子供の将来のことですが、なりたいものになる。それでいいと思うのですが、せっかくお寺の子として生まれ、育てられるのです。どのように育てるかは両親や環境ではないでしょうか。
親の姿をみて、やはりお坊さんは素晴らしい、お父さんのようになりたい。と思わせることが、子弟教育なのでないでしょうか。
坊主にはなりたくない。と思わせるのも親次第です。
そのことを大前提にして考えていかなければ、お寺に嫁ぐ、そして子供を育てる指針がないのではないでしょうか。
私も偉そうには言っていますが、長男は他大学に行きました。しかし、その後、本人が志願したので宗門の大学に進み、同時に僧侶としての寮生活を送ることも了解して今に至ります。
結婚をあきらめることは簡単ですが、ののさんは、彼のことが好きであり、さらに僧侶としての魅力があるかです。この人の子供なら、僧侶として育だてていけるかどうかです。ここに視点を置かないと、今回のお悩みの解決にはならないかと思いますが、あくまで私の私見です。
質問者からのお礼
鈴木海詳様
回答ありがとうございます。彼はとても尊敬できる人です。お坊さんのお仕事や実家が寺という環境が、彼の人格の一部を作ったのだと思うと、彼のお仕事を私も誇らしく思えます。将来子どもにも、その気持ちは伝えたいです。そして、自分が継がなければ家族が寺から出なければいけないといった義務感ではなく、魅力的な職業のひとつとして選べる環境を整えてあげられたらいいのにと思います。
和田隆恩様
回答ありがとうございます。同じ考えの方がいらして嬉しいです。他人に譲りたくないと言う彼に、代替案として、法人運営と法要を分担して、在家出身の方などに法要をお願いして、法人運営のみ子どもが行なってはどうだろうと提案しましたが、前例があまりないし分からないと言われました。時期早々な考えですから、しょうがないとは思いますが。
お寺業界では彼のように、一族で継いでいくにプライドを持ってる方が多いようですね。在家出身の方はそのために大変だと聞きます。その一方で、僧侶にならなければいけないことに苦悩する若者もいる。代替案は在家出身と寺生まれの子どもと跡継ぎのいない寺、多くの人が幸せになる方法ではないかと思います。