無気力状態で困っています
大学院で研究をしている学生です。
あと数年で卒業できれば博士となり、なにか職を持っているかもしれませんが、同時に数百万円の奨学金返済が始まります。あるいは職につけずに返済が始まるかもしれません。最近は取り立ても厳しくなったと聞きました。
この借金が重荷に感じて、大学院を辞めて働こうかなとも思います(今辞めれば返済額は少ないので)が、働く気にもなれず、ただ呆然と無気力な毎日を過ごしています。
大学で研究を進めていられればまだ良いのですが、その気にもならず、だらだらしてやるべきことを先延ばしにしてしまいます。
趣味には打ち込めるのですが、研究のことや働くこと、将来のことを考えると憂鬱になり無気力状態となってなにも手につきません。
このような日々を変えるにはどうすれば良いのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人生を
拝読させていただきました、慈陽院の平本と申します。
無気力な状態にお悩みになっているのですね。
結論から言ってしまいますと「生きる」ということを少し考えてみてはどうでしょうか。
人は、最期かならず死が待っています。それもいつ死を迎えるか分かりません。
また運良く長生きをしても、必ず「老い」と向き合わなければいけません。
この「死」と「老い」に向き合い、どういう生き方をすれば後悔ない人生を過ごすことができるのか。ということを考えてみてはどうでしょうか。
また「楽なこと、好きなこと」だけしかしなかった人は、「死」と「老い」が現実に近づいてきたときに巨額な借金を払うがごとく、後悔苦しみが待っています。
苦労してでも、いつか死ぬと分かっていても、やり続けたい何か思い(信念)や目標が見つかれば、おのずと前に進んでいくと思いますよ。
ただそういうことも考える心の余裕がないとなってしまうと、また別の話になってしまいます…
しかしナマケモノさんがこのままではいけないと思えたことは、あとで人生を振り返ってみると大きな一歩になると思いますよ。
自分のやるべきことや、進むべき道を見つけることは、難しいですがきっと良い方向に進むと思いますよ。
またお悩みごとがありましたら、私でもhasunohaでもご相談お待ちしております。
質問者からのお礼
回答ありがとうございました。
『「楽なこと、好きなこと」だけしかしなかった人は、「死」と「老い」が現実に近づいてきたときに巨額な借金を払うがごとく、後悔苦しみが待っています。』
というお言葉を忘れずに過ごしていきたいと思います。