負のループから抜け出せません(長文です)
初めまして
私は地方の田舎育ちで、高校卒業後もともと興味があったデザインを学ぶために上京し、専門学校に入学しました。専門学校卒業後はデザイン系の企業に入社しましたが、自分のやりたいことではない分野でした。なかなか仕事が自分に合わず限界を感じ約1年半で退職。この頃から他人との比較や後悔が止まりません。SNSを見ると、地元の友人たちが楽しく遊んでいたり、私がやりたいなと思っている事をやっていたり、欲しいと思っている物を買っていたりと、そんな友人をとても羨むようになりました。「上京せず地元で就職していれば、やりたい事が出来たし欲しいものが買えた」「地元の友人と差が開いていく一方だ」と毎日のように考えてしまい苦しいです。それと同時に地元に帰りたいとも感じるようになりました。1社目を退職するタイミングで地元に帰ろうとも考えましたが、何も達成出来ないまま帰る=お金と時間の無駄だったと考えてしまい、ここで転職をしようと決めました。ですがなかなか転職活動がうまくいかず、結局デザインとは関係ない会社に就職し今に至ります。
ここ最近ではお金のことで他人と比較し後悔してしまいます。友人からは、過去ではなく未来に目を向けた方がいいと言われたのですが、未来に目を向けると、悪い方へと考えてしまいとても不安になります。
他人と比較し後悔→過去ではなくこれからの未来に目を向けるが不安になる→早くしないとやりたいことが出来なくなってしまうかもしれないと生き急ぐ→そもそも上京したのが悪いと後悔し、比較する
このようにぐるぐる考えてしまい、抜け出せません。
思い切って帰ってみればとも友人に言われたのですが、1歩を踏み出す勇気がありません。地元に帰っても仕事につけなかったらどうしようとか、今まで親に支援してもらっていたのに、何も叶えられないまま帰るのは親を裏切る行為だと思ってしまいなかなか踏み出せません。
夢を叶えるために上京したものの、何一つ叶えることができず学んだこととは全く関係のない仕事をしていて、自分はこんな所で何をしているんだろうと自問自答を繰り返す日々、あまつさえ地元に帰りたいとまで考えてしまう自分がとても情けなく辛いです。
どうしたらもっと前向きに生きられるのでしょうか?拙い文章で申し訳ございませんが、ご回答頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分を認めること
あなたの辛さや悩みを心からお察しします。若い頃に夢を抱いて上京し、目指す道に進んでみたものの現実の壁にぶつかり、過去や他人と自分を比較してしまう。その結果、自分を追い詰めてしまう気持ちは深く理解できます。それは決して簡単なことではありません。
まず、あなたがここまで努力されてきたことや、今抱えている思いについて敬意を表します。あなたが夢を追い、懸命に生きている姿勢は、とても尊いものです。
1. 過去と自分を赦すこと。あなたが感じる後悔や自己否定の気持ちは自然なことですが、その中で自分を赦すことが大切です。人は失敗や挫折を通じて成長します。お釈迦様の教えでも、自分を赦し、今ここにある自分を大切にすることが説かれています。あなたが上京した決断は、勇気ある行動であり、その経験があなたの成長につながっていることを信じてください。
2. 比較からの解放。どうしても他人と比較してしまう気持ち、理解できます。しかし、私たちは皆、異なる道を歩んでいます。お釈迦様も、他人と自分を比較するのではなく、自分自身の歩む道を見つめることの大切さを説いています。毎日少しずつ、他人の成功を自分の成功として喜び、自分の成長を大切に受け止める姿勢を持つことを目指してみてください。
3.小さな一歩を踏み出すこと。一歩を踏み出す勇気がなかなか湧かないという気持ちも理解できます。しかし、大きな変化を恐れるよりも、小さな一歩を踏み出すことが先決です。例えば、地元に一度帰ってみるだけでも良いですし、新しい趣味や活動を始めてみるのも良いでしょう。その小さな一歩が、あなたの心を少しずつ軽くしてくれるかもしれません。
4.心のケア。自分を追い詰めすぎないように、心のケアも大切です。瞑想や読経など、心を落ち着ける時間を持つことが助けになるかもしれません。心の平安を保つための方法を見つけ、それを日々の生活に取り入れてみてください。
あなたの悩みや苦しみは、決して一人で抱える必要はありません。信頼できる人々と共有しながら、少しずつ前に進むことを目指してみてください。あなたが自分を赦し、自分に優しく接することができるようになれば、もっと前向きに生きられるはずです。あなたの心の平安を心から祈っています。
不平不満は尽きない
どんな場所でどんな仕事に就いても、不平不満は尽きないのです。
目の前の1秒間の仕事、1秒間の生活を楽しめなければ、次の1秒もまた次の1秒も楽しめず、嫉妬や後悔、欲・怒り・怠け・プライド等の煩悩による妄想雑念で、ストレスはなくなりません。
反対に、どんな状況でも目の前の1秒間を鼻唄混じりにリラックスして過ごせるなら、どこで何をしていても幸せな気分です。
親は子供が衣食住に困らない仕事に就いてくれれば、どんな仕事でも良いと考えるかもしれません。
また、仕事というのは社会的なニーズがなければ成立しません。
やりたい仕事よりも求められる仕事を、そして、毎日続けられる(8割の力でできる)内容の仕事をやりましょう。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。
確かに私は、なんでもかんでも自分のせいにしていました。考える隙があれば自分をせめ、後悔したり比較したりと無駄な時間を過ごしていたんだなと気づきました。今後は、自分を大切にし、1分1秒をもっと有効に過ごしていきたいと思います。