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もうやだ

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お忙しい中失礼します
もう嫌なんです何もかも
私は中学三年生です
私は物心着いた頃から
親に「優しくしなさい 見返りは求めずに 困っている人がいたら手を差し伸べて 感情的にならずに なるべく怒らないように 何があっても笑顔でいれるように」
毎日のように言われてきました
私は親の言いつけを守り学校では他の人がやらないようなこともやり 理不尽なことがあっても笑顔で耐え自分なりにですが頑張ってきました
友達とか先生とか近所の人からは○○さんって絶対に怒らないし優しいよねとか
それこそ仏のような人だねとか言われてきました
でも最近疲れたんです
たまにあるのですがバスとかでご老人に席を譲ったらお前は私が年寄りだと思ってるのかとか言われることがあるんです
が私は人生の先輩に席をお譲りしてるだけですよと母親にこう言えと言われた思ってもいないことを言うだけです
私は優しいわけじゃないんです
そうやって言われてきたので怒り方が分からないんです何かあればあとから怒りが湧いてきて八つ当たりもできないためベットで泣く日々です
嫉妬しないわけじゃないんです
母親が姉ばかりに構っていたら寂しくもなります 顔に出せないだけなんです
1回だけでもいいから思いっきり怒って不満を全部言って大泣きでもしてみたいけどそんなことをしたら母親に、なんて言われるか分かったもんじゃないしそもそも大泣きの仕方も怒り方も分からないから無理なんですけど、仏見たくほんとに怒らない嫉妬しないというふうになりたいのか1回感情を爆発させたいのかもう自分でも自分が分かりません
長文失礼しました


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分の現実を大切にする

こんにちは、初めまして。

あなたは、とても真面目な人ですね。
ご両親が言われることを忠実に守ろうとする、素晴らしい。

ただ、人間には~すべきという理想と、~であるという現実のバランスが上手く取れなければ苦しくなります。人間は理想と現実の狭間に生きるものであって、理想一辺倒では生きていけません。

何故なら理想の前では、人間の現実は必ず減点方式でのみ評価されるのですから。理想通りにしようとしたけれど残念!という決まりきった評価に対する、無限の試行錯誤が苦しくないはずがありません。

「もうやだ」「最近疲れたんです」というあなたの嘆息は、人間としてとても素直な反応だと思います。

「バスとかでご老人に席を譲ったら」「お前は私が年寄りだと思ってるのかとか言われ」たとあります。実は、私も同じ経験を高校一年ぐらいでしました。10代のこちらから見れば明らかに「年寄り」と思っても、ご本人は「年寄り」とは思っていない、このすれ違いですね。

「私は人生の先輩に席をお譲りしてるだけですよ」、というのは言葉の上では理想的な切り替えしなのでしょうが、当時の私には出来ませんでした。ただ当惑してその場所を離れたのみでした。

このような理想的な善行の義務を日々、通学のたびに考えるのはしんどいですよね。私は、それ以来、黙って席を立つか、最初から座らないという方法を取るようにしましたが。

あなたは、極端に理想的を求められ、自分でもそのつもりで求めすぎているきらいがあると思います。ここはちょっと現実のあなたも自分で認めていきましょう。

理想通り出来なくても、ま、いいかと考える。

感情的になってもいいや、怒ってもいいや、笑えなくてもいいや、泣いてもいいや、です。お母さんの前で理想のみが強いられるのでしたら、お父さんはどうですか。あるいは、学校の心の教室、相談室の先生、担任の先生、保健室の先生でもいいかもれませんね。自分の現実を少しでも知って、安心して受け止めてくれる人を持つことが大切です。

「1回感情を爆発させたい」、その気持ちもわかります。
ただ、一気に爆発させるより、少しづつ自分の感情を現実を知ってもらうほうがより継続的で、安心です。安心できる大人から始めるのが適切だと思い、上記の先生や大人を挙げました。

現実と理想をバランス良く、地に足をつけて毎日を楽しんで下さい。

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浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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