お世話になった方の死から立ち直れません
誰に相談したら良いのかわからず、死について色々調べていたところこちらのサイトを見つけました。
昨年、3年ほどお世話になっていた美容師さんが急逝されました。
特別親しかったというわけではないのですが、友人にも話せないような深いことを打ち明けられる唯一の存在で、私にとって大きな心の支えとなっていた方でした。
接客業独特の愛想笑いなどもせず、ご自身の率直な意見を忖度なしにズバッと言ってくださる一方、押し付けがましくないさりげない気遣いをいつもしてくださる方で、人間としても非常に尊敬していました。
私の人生に沢山の影響を与えてくださった、本当に素敵な方です。
お店で訃報を聞いたときは、衝撃で頭が真っ白になりました。
同年代かつ日頃お世話になっている人の突然の死を経験したのが初めてで、これまでに感じたことのないような物凄いショックと悲しみでいっぱいになりました。
亡くなってからまもなく1年が経ちますが、悔しさと悲しさが溢れ出して、いまだに心の整理がついていません。
今でも声を上げて泣くことがあります。
昨年末、ご遺族へお手紙や追悼の品をお送りさせていただけないか店長さんに一度ご相談したことがあったのですが、ご両親は普通の生活を送るのもままならず、息子さんの死も受け入れられていない状態とのことで断られてしまいました。
美容師さんに対して何もすることができず、ずっとモヤモヤしています。
まとまりのない、拙い文章で申し訳ございません。
長くなりましたが、ご相談したいのは下記の2点です。
・本来であればご実家の仏壇やお墓までお参りをしたいぐらいですが、ご遺族のことを考えるとなかなか難しそうなので、自分でもできる供養の仕方を教えていただければと思います。
また、命日付近に美容院に行こうと思うのですが、何かお店に対してできることはありますか?
・今も悲しさでなかなか立ち直ることができません。
親族や友人が亡くなった場合と異なり、その人のことを知っているのが自分しかおらず、悲しみを周囲の人と共有できないのも辛いです。
自分の気持ちを話しても、「なんで他人の死にそんなに悲しむの?」みたいな反応をされてしまい悲しくなります。
また、写真を持っているわけでもないので、いつかはその人の顔や声を忘れてしまいそうなのがとても怖いです。
今後どのような心持ちでいればよろしいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お気持ちの優しさが伝わります。
ご質問拝読いたしました。
読んでいて感じたのは、
お気持ちが優しい方だな
ということです。
身近な方、
それも頼りにしていた方が
亡くなるというのは、
衝撃以外の
何ものでもありませんよ。
深く心に大きな穴が、
空いてしまう。
その人との距離なんて、
第三者には計り知れませんよ。
人の命の切なさや、
儚さを噛みしめてください。
失くすことのわかる人は
人に優しくできる人です。
いまの気持ちをどうか、
大切になさってください。
御供養とはおもてなしです。
相手のことを
思いやる気持ちです。
お世話になりました!
あの時は救われました!
本当にありがとうございました。
心の中で繰り返し、
繰り返し唱えてください。
一念三千という言葉が
ございます。
あなたの思いが、
世界中に響き渡る、
という意味です。
もうあなたの思いは、
恩人の方に十二分に、
通じていますから。
大丈夫!
信じてください。
あの方の、
ありがとう!
という笑顔が見えませんか?
愚僧には見えましたよ。
喜んでいらっしゃいますよ。
相談されがいがあった。
応えてよかった。
そう思っていらっしゃいますよ。
恩人に対する恩返しは、
あなたが精一杯に生きること。
明るく
元気に
清々しいいきてください。
ご活躍を祈念しています。
質問者からのお礼
花山雲吉さま
お礼が遅くなり大変申し訳ございません。
大変温かいお言葉誠にありがとうございました。
拝読していて涙が止まりませんでした。
今まで自分には何もできていないのではないかともどかしく感じていましたが、お言葉をいただいてだいぶ心が救われました。
これからも心の中で沢山話しかけるようにしたいと思います。
また、今回の経験で感じたことを一生大事にしていきます。
このたびは質問に向き合っていただき、心より感謝申し上げます。