毎日勉強ばかりで苦しいです
高校2年生です。
地元の進学校に通っていて、毎日勉強のことを考えています。
学校から課される課題、予習復習、毎日ある小テストの対策、自分の勉強としなければいけないことがたくさんあるからです。
勉強が嫌いなわけでも、苦しくなるほど苦手なわけでもありません。虐められたり無視されているわけでもなく、友達とも仲良く過ごしています。
でも、他の高校の友達が放課後毎日友達と遊んだりお互いの家に泊まったりしているのを見ると、苦しくて、どうしようもない気持ちになってしまいます。
その友達が嫌いな訳ではありません。将来のためだとか、大学にはもっとたのしいことがあるからと励まされても、今の私は満たされず、この気持ちは消えないままです。
自分で選んだ高校なのにわがままを言っていると言うことは分かっています。
このようなことを我慢して頑張っている人がたくさんいることも分かっています。
それなのに頑張れない自分が悔しくて腹立たしくて許せません。
この気持ちを少しでも軽くするためにはどうしたらいいのでしょうか。
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偉そうなことは言えませんが
毎日勉強でお辛いですね。進学校は授業のスピードがはやく、周りがみな優秀だからなかなか成績が上がりませんし、うっかりしていたらすぐ順位が下がりますから意気を抜く暇がありませんよね。
私なんか、偉そうなことは言えませんが、いくつか考えていることを申してみたいと思います。
1.メリハリをつける――ウチの近くで進学校といえば彦根東高校です。進学校のレベルとしてあなたが通っておられる学校と比して上なのか下なのか分かりません。それはともかく、ここの野球部はよく甲子園に出ます。甲子園でも結果として勝っても負けても公立の進学校なのに実力校なので必ずいい試合をします。実力があるということは、練習時間も長いということです。それでも、優秀な子は学年でもトップクラスらしいので、短時間で能率よく勉強しておられるのでしょうし、メリハリの付け方が上手なのでしょう。彦根東の野球部は例外的なのでしょうが、短時間だけクラブ活動をしている人がもっとも成績がよいという統計がでていますよね。楽しみと勉強の切り替えがある方が集中でき、短時間で勉強もでき、精神的にもゆとりができるかもしれませんね。
2.将来の目標を定める――前述の彦根東高校野球部の部員さんたちは甲子園に出るという目標と大学に進学したいという二つの目標を持っておられるわけです。だから文武を両立できるのでしょう。大学に入る目的はさまざまでしょうが、学校の先生になる、海外で働きたい、起業したい、医師になりたいなどの具体的な目標が明確にあった方が勉強に向き合う意欲を持続できやすいでしょう。進学校に入るのが目的だったら進学校に入って、それで後が続かなくなってしまいますよね。大学に入ってからそうなる人もいて、京大に八年行った人とか、東大をやめてしまった人も知り合いのなかにはおいでになります。
昨今は、コロナの影響で、就職しづらく内定をもらえないと苦しんでおられる方が多いです。その一方で、医師をめざして何年も医学部浪人をなる方や、教員採用試験になかなか通らなくて何年も講師をつづけてようやく正規の先生になる方もあります。人生を短期的な視野で捉えるか、何年かかってもこうしたいとお考えになるかでその人の人生も大きく変わるのでしょう。
偉そうなことを申して済みません。
心の声を大事にしてみてはどうでしょうか
進学校ということで、大学に行くためにひたすら勉強をされて来られたのですね。「勉強が嫌いなわけでも、苦しくなるほど苦手なわけでもありません。虐められたり無視されているわけでもなく、友達とも仲良く過ごしています」とお書きですし、全て状況を解っているものの、「勉強を今までのように頑張れない自分が腹立たしく許せない」とも言ってみえます。理性では今の状況は自分で選んだ道で、わがままなことも解っているが、感情はがついて来ないので、そのギャップに悩んでみえるのだと思います。感情は抑え過ぎると心の病に陥ることもありますから、ここは心の声を大事にしてみてはどうでしょうか。
普段頭ばかりを使っていると考えるばかりで身体感覚がおろそかになります。体も同じところばかり使うと故障したり怪我をしたりしてしまいます。勉強で詰め込み過ぎて、頭が飽和状態なのかも知れません。普段余り使わない五感を働かせるといいのではないでしょうか。
学生の間は勉強が出来ることは重要ですが、偏差値や学歴はあきさんの人格のほんの一部です。一番多感な時期なのですから、勉強以外に何かされてはどうでしょうか。コロナ禍で旅行は難しいでしょうから、海外旅行へいくつもりですタイムテーブルを調べたり、世界遺産など行ってみたいところを検索したり、読書なんかも、最近はライトノベルやミステリーなど軽く読める本がたくさん出版されています。ケーキを作ってみたり、野菜やお花を育てたり、鳥を観察したり、まだまだ考えれば色々あります。何か心がときめくものを探してみましょう。受験勉強からは遠回りしているようですが、これから先、進路や就活に役立つかも知れません。人生には無駄なことはありません。宿題だけでも大変で、時間が取れないかも知れませんが、心の赴くままに何か始めてみてはいいかがでしょうか。
質問者からのお礼
丁寧な回答をありがとうございます。
今よりもっと具体的な目標を見つけてみようと思います。心が軽くなった気がします、本当にありがとうございました!