備える花について
こんにちは、凡斎です。
毎度「そんな事を聞くなよ」と思われるかもしれませんが、宜しくお願いします。
先日、「お祈りコーナー(仏壇を買う余裕がないので、部屋の一箇所に作りました)」にリンドウとワレモコウ。ススキをお供えしました。花屋に出掛け、綺麗だったので選んだものです。
さて、それから数日経ち、友人が部屋に遊びに来ました。そして「お祈りコーナー」に備えてある花を見て「仏様に備える花は菊と相場がきまっている。」と怒り出しました。
で、私も売り言葉に買い言葉。「誰かに贈り物を貰うとき『大体こういう物が相場だから買いました』と言われて貰ったものと『きっと喜んでくれるだろうと選びました』と言われて貰ったもの、どちらが嬉しい?そう言う考えで選んだ」と、詰まらない事で口論になりました。
さて、ここでお聞きしたいのは「仏様に備える花は『これでなくてはいけない』という決まり事があるのか?」という事です。
多くの人達の様に緊急にと言うわけではありません、お時間がある時に教えて頂けると幸甚です。
凡斎
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自分の好きなお花がいいですよ
仏さまにお供えする花は、故人が好きだったお花や、あなたが好きなお花を選べばいいと思います。菊でなければならないという決まりはありません。菊をお供えすることが多いのは、きれいということも勿論ですが、きれいなままが長持ちするというのも大きな理由の一つです。お寺の本堂は365日お花を絶やすことはありませんが、出来れば長持ちする花を使いたいと思っています。これは経済的な理由からです。
カーネーションやガーベラ、ユリがよく使われるのもそういうことが理由です。一方使わないほうがいい花というのもあります。それは棘のあるものとか、悪臭がするものです。どの花というわけではありません。薔薇でも棘のないものもありますからね。そういう意味もひっくるめて、迷われたらお花屋さんに相談するのが一番だと思います。
質問者からのお礼
りゅうよう様、有り難う御座います。
実は先程、その友人が遊びに来てました。
長い付き合い。本音で話せる男です。先日の言い合いも毎度のことで、すっかり元通り。
ま、今度は「ススキの位置が気に入らない」とか「ワレモコウはこっちだろう?」とか言い合いになりましたが(笑)
花の事がわかりましたから、今度は友人も連れて見に行こうかと思います。彼は園芸学校卒業なので、どんな物を選ぶか、楽しみです。
お答え有り難うございました。