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母の供養について(浄土宗西山禅林寺派)

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母が62歳で亡くなりました。

「通夜も告別式も不要」「自分と父(私の祖父)は永代供養にして、祖父のお墓も終わりにする」と今年に入ってから言っており、ご住職にも伝えていたそうです。

母の永代供養については淋しいからと保留にしていて、相談が進まないうちに亡くなってしまいました。
母は金額的な負担とお寺までの距離を気にしていたんだと思います。
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私の気持ちとしては

・母を亡くして淋しい
・お寺が遠いので、頻繁に通うことは出来ない
・永代供養にするとしても、母の遺骨の一部だけ小さな骨壺に入れて、位牌と一緒に家に置いておきたい
・孫の事が好きだったので、私が母としていたように、命日や誕生日、お盆、お彼岸の他、ふと思い立ったタイミングで好きだった物をお供えしたりして身近に感じたい
・母が祖父のお墓参りを小まめに行っているのを見ていたので少しは大好きな母に何かしてあげたい
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と思っていて…四十九日に母と祖父を永代供養にする前に小さな今風の仏壇の購入を検討しているのですが、以下の質問にお答え頂けないでしょうか。

※母は浄土宗西山禅林寺派で戒名も頂きました。おそらく数代前からずっと同じお寺にお世話になっています。(母方)
私は長女で兄弟は無く、母の兄はキリスト教になってしまいました。
私の主人は仏教ですが、別宗派だと思います。
(相談できる親戚がおりません)

無知過ぎて、菩提寺の住職に相談前に少しは知識を付けたく。
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・永代供養をした後でも、お家に仏壇と母の位牌、ほんの少しの遺骨を置いておいて良いのでしょうか?

・小さい今風のお仏壇でも、仏壇とお位牌を置くならご本尊は必須ですか?(仏壇のお店で聞いたら無しでも良いのではと言われました。)

・仏壇を置いたらご本尊の有無に関わらず、定期的にご住職をお呼びする必要がありますか?

・ご本尊が無く、母の位牌だけの場合お呼びする必要はないのでしょうか?
(むしろご本尊が無いのにお呼びするのは失礼にあたりますか?)

・ご住職をお呼びする場合、お彼岸に亡くなったので毎年の命日とお盆の年2回と思っているのですが、回数が少ないのでお仏壇を置かない方が良いですか?
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ご住職は仮祭壇しかない状態でしたが、初七日の法要にも着て下さいました。
七日ごとの法要はやめたため、次は四十九日となっています。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

本尊が大事。遺骨は遺品の一つ。

仏教は、仏様を人生の先生として敬い、仏様の説いた、悩み苦しみをなくすテクニックを学びます。
仏壇があってもなくても、仏像や仏画や仏名の掛け軸など、ご本尊を拝むことは大切だと思います。
遺骨は遺品の一つにすぎません。
だから、手元に置いておくかどうかは人それぞれですね。ただ、あなたの次の代にまで遺骨を残しておくのは、受け継いだ人が処置に困る可能性もあります。
あなたが元気なうちに、どこかに納めるなり、粉にして海に撒くなりした方が良いと思います。
お坊さんをお招きする頻度については、お寺さんに相談してください。
忙しいお坊さんもいますし、お寺や地域によって慣習も違いますので。
ご本尊がなくても、お坊さんを呼んでかまいません。
仮に位牌やお墓すらなくても、その都度お坊さんに「卒塔婆」を書いていただけば、卒塔婆が即席のお墓になり、拝む対象になります。
ただ、お坊さんには、ご本尊がない旨を事前にお伝えして来てもらう方が無難でしょう。
仏壇があるかないかというより、お寺さんとの関係によって違いがでます。
正式な檀家信徒になっているのかどうか。
ところで、浄土宗では、阿弥陀仏を本尊とします。
私たちが阿弥陀仏を拝むとき、阿弥陀仏はそれをご覧になっています。
私たちが阿弥陀仏の名前を称(とな)えるとき、阿弥陀仏はそれをお聞きになっています。
私たちが阿弥陀仏を想うとき、阿弥陀仏も私たちを想ってくださいます。
たとえ仏像や仏壇がなくても、南無阿弥陀仏と念仏を称(とな)えられれば、あなたは阿弥陀仏の力で極楽浄土に往生できる、つまり人生のハッピーエンドが確定するわけです。
ただ、お仏壇を拝んだり線香や花や灯りやお供え物を捧げる行為には、信仰を深め念仏をしやすくする効果が期待できますから、良いことだと思います。
合掌、南無阿弥陀仏。

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いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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