hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

コミュニケーション

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

私は職場の方から大切にされています。
素敵なひとたちと仕事ができて幸せ者です。

私は上から目線で話してしまうことがあります。

周囲から

いまの上から目線ー(笑)(笑)(笑)

と決して嫌な言い方ではなく相手から笑って指摘されます。

3秒考えて発言することを意識しても失敗します。

みなさんは私の悪口を言っていません。
わたしもみなさんの悪口を言いません。
悪口を考えても言えないくらい素敵な人たちです。

ただ、とっさに意見を聞かれたときに、失敗します。

どうしたらいいですか??


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

正語を習慣

拝読させていただきました。

 日本語は難しいものです。敬語、謙譲語など様々です。場面によって言葉の使い方を分けていかなければならないほど、言語が増えたこともあります。毎年、広辞苑ではページ数は増えていってます。

「他人から嫌われていなければいいじゃない」「自分が気にしないようにしなければいいじゃない」など、色々な意見もあることかも知れません。

しかし、生きていく上で、指摘されることで他人を意識していることも確かかも知れません。
どのように行っていけばいいのかを共に考えていきましょう。仏教では、苦しみや悩みを生み出さないための実践法として、「八正道」があります。この8つの道をお釈迦さまは説いてくださっていますが、簡単で中々できないものでもあります。
八正道をネットでも調べれば数多く出てきます。この8つの教えの中に「正語」があります。正しい言葉の使い方ということです。私たちは一人では生きていけず、他人があって初めて会話が成り立つ生き物です。十人十色である人間だからこそ、十人十色の心もあります。発言することで、Aさんはどのように受け取るのか?Bさんはどのように受け取るのか?を少し意識を高めることです。もちろん誰しも自身に嫌なことをされたり、罵声を浴びせられれば腹が立ちます。しかし、仏教では因果の法則であり、(原)因があり、(結)果があるのです。なぜにそのことに原因があるのか、直していきたいと思う気持ちが善へと自身の人生を運んでいくものです。

お釈迦さまは人それぞれによって、相手に分かりやすいように説いていました。このことを対機説法といいます。
相手にも上から目線と捉えられるのではなく、伝えたいことを伝えるために相手にとって受け取る邪魔になる発言に一度立ち止まってから発言するように意識を高めることで、どんどん良い発言が自然になることと思います。

合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

法源先生。

コメントありがとうございます。
正語。知らない言葉でしたのでとても勉強になりました。
素敵な贈り物をありがとうございます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ