hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

病を受け入れられません

回答数回答 1
有り難し有り難し 22

30代にして、血液の癌になってしまいました。
日常生活は送れますが、完治は無く
生涯向き合っていかなければならない病気です。

診断されてから3ヵ月が経ちましたが
いまだに気持ちが不安定でふとした瞬間に落ち込み涙が溢れてきます。

3年前に個人的な事で無理をしてからずっと体調が優れませんでした。
あの時無理をしなければ病気にはならなかったかもしれません。
罹患率が低い上に、年配の方の患者が多い病なのに何故私がといった感じです。

薬が止められないので、子供も望めそうに有りません。
婚活をしていたのにこの状態では断られるのではと情けなくなります。

色々考えてしまって、精神的に孤独です。
被害妄想かもしれませんが、健康な人が羨ましい。
私は周りの人と違う気がしてしまいます。

自己嫌悪の日々です。少しでも心が軽くなる方法を教えて頂けないでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

病気は医師に、心は前向きに。

メイさんのご心痛お察し申し上げます。
体調は如何でしょうか?

血液の癌ですか、私も昨年、悪性リンパ腫のびまん性大細胞型b細胞リンパ腫になり、半年間の抗がん剤治療を受けていました。
血液の癌と言ってもたくさんの種類があるの、メイさんの病状は分かりませんが、まずは出来るだけの治療はお受けください。

私は、治療が終わってから闘病日記をFBで書き始めたました。その時、文章にして初めて「わたしはがん患者」だったんだと気づきました。そのくらい自覚をしていなかったので、家族も心の中では心配していたのでしょうけど、ほとんど、病人であるということも気にせず過ごしていました。

何が言いたのかですが、たしかに病気であることは否めません。でも、だからと言って、世界が変わる訳でも自分の周りが変わる訳でもありません。
ならば、もちろん生活面で注意しなくてはならないことはありますが、それ以上の意識(心)考え方の面では、「わたしはがん患者」と必要以上に考えることはないと言うことです。
考える、思うことで、さらに病気は進み、病を重くする。と思うのです。

そんな簡単に解決できることではない。とお叱りを受けそうですが、やはり最後は自分でどのように考えるのかです。
思ってはいけないことは、「私はこの世で一番不幸だ」ということです。思えばその通りになるので避けるべきです。しかし、どのような境遇にあっても、たくさんの恩恵や愛も受けているのです。だから感謝も忘れてはいけません。

これからも多くの出会いがあるでしょう。すべてはこれからの生き方、考え方次第で世界は広がります。まだまだお若いのですから、常に前向きに生きましょう。
そして、病気を患っているから学べることもあり、そこから体験できることもあるということです。人生の中で自分が病気を患うことも、何かの意味と必要があってのことと思う。と感じました。

とりあえず私は、今は経過観察中で、2ヶ月に一度の通院ですが、再発をしないよう常に前向きに考えています。

メイさんのご多幸と病状の回復、最小限で収まることをお祈り申し上げます。

{{count}}
有り難し
おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

お返事が遅くなり申し訳有りません。ご回答ありがとうございました。
こちらの質問を書いていた頃は、何も楽しめずかなり悩んでいたのですが
その後の検査でとても経過が良い事が分かり、
体調も良く安心して日々過ごしております。
でも、時折病気の事が頭をよぎりますが、
仰られる様に考え過ぎるのも病気を悪化させると思うので
あまり考えない様にしております。
何か楽しみを見つけたり工夫をしようと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ