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母が倒れ不仲の父と毎日連絡をとるのが辛い

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はじめまして。母は持病で私がこどもの頃から少しずつ体が不自由なっていき、家族の介護が必要でしたが、私は家を出て遠く離れた場所に行きました。

本心を言えば私は子供の頃から家族が好きではなく離れることに抵抗はありませんでした。
幾つか理由があって、一つは、母は自分の体が不自由になっていくせいもあったと思うのですが、少し束縛や干渉が激しく、中学生の時は友達と遊ぶと言えばたくさんの嫌味を言われたり、成人してからも彼氏とデートをするというと今どこ?という電話がひっきりなしにかかってきたりして、うんざりしていました。
そして私も少しずつ病んでいって、10代後半から20代前半の私は摂食障害に悩まされるようになりました。そういう時母は心配してくれますが、私が病院で治療したりカウンセリングを受けようとすると、また酷く不機嫌になるので、また気持ちがふさいでいきましたので、家を出たいという気持ちが強くなりました。
もう一つは父の存在で、父は酒、借金、浮気、すぐ怒鳴る、と小さい頃からあまりいい思い出がありません。機嫌が良いときには遊んでくれましたが、強く印象に残っているのは返済が滞り家中のものを売りにいく父、女の人と連絡をとる父、私のバイト先にお金の無心にくる父です。この父から離れたいという気持ちも強くありました。
私も摂食障害になったり両親には人並み以上の迷惑をかけたと思うのですが、やはりそういう思い出が強いです。
しかし家を出てからは、母とよく電話をするようになりました。私からかけることもありました。
母は、束縛することもなく、孫の成長を楽しみにしてくれて、とても幸せに話すことができました。その母が突然倒れました。話すこともままならない状態で今も病院にいます。
父は、毎日母の病院に通い、真面目に仕事もはじめたようです。病院から毎日私にテレビ電話をかけて母の顔をみせてくれます。心を入れ替えて頑張っているように見えます。けれど、母の介護をしてくれている人と思えば話せるのですが父親だと思うと途端に苦しくなります。彼が「やっぱり大切なのは家族だ」と言うと嫌です。私はこれから毎日父と話さなければならないのでしょうか。母を置いていった引け目もあり、コロナでお見舞いにも行けず、母の顔が見たくて電話に毎日出ますが、「父親」と会話するのが辛いです。私は冷たい人間だと思います。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

過去のお父さんとは別人

私達の細胞は新陳代謝で入れ換わります。
昔のお父さんと今日のお父さんは、本当は別人なのです。
記憶データは引き継いでいますが、別の物体です。
ですから、今のお父さんがあなたにとって害があるかどうかという視点で考えましょう。
過去は過ぎ去りもう無いのですから。
また、高齢のお父さんに比べて、若いあなたの方がパワーがあります。
力関係も、今はあなたの方が上なのです。
無理に会話する必要はないと思います。
必要な会話だけを積み重ねていきましょう。
そのうち、わだかまりも少しずつ小さくなっていくかもしれません。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

「昔の父」はいない、という言葉を理解するのが難しく、けれどとても心に響いたので、理解したくて何度も読み返しました。

そして、「昔の父」に怯える「昔の私」もすべて過去のことで、今は存在しないのだと気づきました。

それは同時に「倒れる前の話せる母」ももう存在しないということなのでしょう…。悲しいです。

だけど、だからこそ、私は「今」を大切にしなければならないと感じました。大切なことに気づける助言をくださってありがとうございました。寒くなりますから、どうぞ、お体にお気をつけください。

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